23:青い空の中で・・・ (木村藤子さんと神様 5 )
天高く馬肥ゆる秋、の晴れわたる青い空。私はその空の下、下北駅に向かい歩いていた。 なんだろうか、はっきりいって何も問題は解決していない。木村藤子さんからは解決するための方向性を指し示して頂いたに過ぎないと思っているが、それだけでも十分だった。(少し失礼な言い方かもしれません。すみません)ちょっと肩の荷が軽くなった気がする。 多くの相談者は、木村藤子さんに苦しみを取り除いたり、問題を解決したりしてもらいたくて藁にもすがる思いで、遠くはるばる下北の地を訪れる。その言われた事に一喜一憂し、肯定派になったり否定派になったりする。私も否定的な事を言われたらどう行動していたかはわからない。きっと、このような書き込みをしていなかったかもしれない。 けれどもよく考えて欲しい。全てのものは繋がっていて、たとえ一つだとしても、やはり自分のカルマは自分のカルマなのである。木村藤子さんは、あくまでも木村藤子さんであり私は私、あなたはあなたなのである。そのカルマに気づくヒントを神様と一緒に私達に伝えて下さる存在、それが木村藤子さんなのではないだろうか? たぶんカルマとは、その人の生き様そのものである。だから良いカルマもあれば悪いカルマもある。過去世の行いが現世に引き継がれ、そして来世に繋がっていく。さらに今の行いが、自分だけでなく子孫や家族、友人、同僚、そして全てに関わっていく。どうせなら思いやりをもって生きて良いカルマを沢山生み出すような人生を歩んでみたい。気づくことの意味、それは他人を思いやることであり、それがカルマとして自分に帰って来るという事に気がつくことなのかもしれない。『人はみな 持って生まれし罪がある 罪あらずして 転生はなし』『許すこと 人それぞれに訳がある 時の違いの 憎しみかな』 自分の行いを改めてちょっと生き方を変えてみる。そんな大きな事でなくてもいい。思いつめていた自分を許すこと、それだけでも良いと思う。 本州最北の地は、その日どこよりも暖かで優しい光に満ち溢れていた・・・ (終)