私家版辞書はウィキペディア化する Going Wikipedia 「日米やまと言葉辞典」 80
『なんやて』 Wait a minute. (ウエイラ メネ)よく使う。大阪人は待つのが大嫌いなイラチである。「待ち遠しくって、待ち遠しくって・・・」と東京人ならいうが、英語も I can hardly wait. とか I look forward to seeing you. と硬い表現になる。大阪人的感覚でいえば、 Can’t wait. と1秒になる。I まで取ってしまう。I とYou が同じ意味で使われるのだから、主語抜きで充分なのだ。「自分なあ」と大阪人が言うとき、Youを意味する。「自分もそんなこと言われたら頭にくるやろ」は You’d be pissed off, wouldn’t you? となる。もし反論するなら、そこに「間」が要る。「なんやて」 Wait a minute. と。ちょっと待たんかい、という程の強烈な意味ではない。Wait a second. もよく使うが、短い表現を好む大阪人なら、Wait a sec. (ウエイラ セッ(ク))で充分。「ヒマかい」(大阪人は「か」で止める)なら、Gotta minute? (ガラメネ)に近い。もちろんは Sure. だが、「シュア」よりも「ショッ」と短く切ってみよう。断るときは、Sorry, I can’t (share a minute with you). とかMy hands’re tied.(手がいっぱい)。No time. でもいいが、これではあしそが無さ過ぎる。大阪人は「あいそ」を大切にする。Another time.女性が断る時は、maybe ぐらいつけよう。女の愛嬌ってものがある。Maybe another time. (またの機会にしてね)これは断りの表現。どうしても依頼に応じられない場合でも少しぐらいの遺憾の念は加えた方がよい。そんな時アメリカ人なら、Sorry I can’t help you. Wish you a good luck. という。一息で3秒で断られた経験がある。あまり見事に断られたが、いい表現が拾えたとほくそ笑んだことがある。元はとれた。(It was worth it.)こういうタダでは転ばない発想は大阪人的だ。ビジネス感覚でいえば、大阪人はアメリカ人とよく似ている。ゲーム感覚でカーッと怒るところも、よく似ている。「なんやて、もっぺん言うてみ」は、What? Say that again. とか、Come again? といいたくなるが、これでは怒りが通じない。相手の眼を見て、Excuse ME. と尻上りのイントネーションで少なくても2秒にまで伸ばす必要がある。3秒では、相手は縮み上ってしまうだろう。I beg your pardon. もていねいな質問だが、「アイベッギャ-パードゥン」と、ゆっくり語気を強めて、3秒にまで伸ばすと、脅しになる。できるだけ短く「ウエイラメネ」と1秒で結構、効果はある。「言った通りだろう」は、See. I told you so. だが、これもTold you. と1秒だけで充分だ。「だれが言った」と聞く場合なら、Says who? と1秒。効き目があるぞ~。「首を長くして待った」は、I waited, I waited, I waited. だ。紘道館 1月例会のお知らせ[日時]1月20日(日) 10:00~[スケジュール] 10:00~12:00 松本先生講義 13:00~15:40 ディベート(「漫画」をテーマにする予定です) 16:00~18:00 松本先生によるTIMEの読み方、同時通訳講座 18:00~19:30頃 直会(軽食パーティー) [教材] 雑誌TIME (教材は松本先生にご一任です)[場所] 東京都台東区上野公園 上野ハイツお申込みいただいた方に、詳しいご案内を差し上げます。[申し込み先] info@english-kodokan.com 詳細はコチラ⇒ 「私塾紘道館」 次回紘道館の課題図書 『猫楠』