ペルーって何?
昨日の日記はマリア・ロストロワスキーのインタビューに納得いかない部分がありながらも、ぜんぜん考えがまとまっていなかったけど、書かざるを得なかった。ペルー人の友達連中にあのインタビュー記事のアドレスを送っているけど、感想くれるかな?混血、白人、先住民にかぎらず、自分たち皆がチョロなんて言われたらペルー人自身が愕然とするだろう・・。ずっと自問していること・・いったいペルーって何なのだろう。アメリカやカナダのように移民の国とかたずけられたら事は簡単。アメリカやカナダで少数派として追いやられてしまった元々あの土地の主だった人々にはたいへん気の毒な話だが・・。ペルーでは人口の80%が混血も含め、先住民の血をひいている。ペルーだって移民は多い。そういえば移民、先住民に関して同じような思いを日記に書いていたな。もちろん、ペルーは白人、先住民以外にも黒人もいる。さらに混血が加わって、Mulato 白人・黒人Zambo 黒人・先住民間の混血歌手、スポーツ選手として黒人をテレビを眼にすることって多いよね。サッカーの前ペルー代表監督だってそう。音楽番組なんて黒人がいなかったらなんて寂しくなるんだろう。Novalima、スサーナ・バカ、エバ・アイジョンペルーの栄光をたたえる。”Asi es mi Peru”のリズムはアフロペルアノのサマクエッカを起源に持つトンデーロ。小中学校でよく群舞で踊られる。Estoy enamaorada de mi pais(私はわが国を愛しています)もやはりアフロペルアノのフェステホ。黒人の音楽や踊りもペルーの伝統だ・・。先住民の文化、白人の文化、黒人の文化、メスティソの文化、ムラートの文化・・そうだ・・忘れちゃいけない。政治的、経済的に台頭著しい日本人、中国人、韓国人などの流れを組む人々。アジア系と白人、アジア系と黒人、アジア系の先住民の混血はなんというのかしら?アジア系とか、眼の細い人をチーノって呼んでいるけどね。英語とかいろいろな国の言葉でアジア系と他人種の混血を同故障するのか知りたい・・。ロストウォルスキーが語ったほど、ペルーは簡単には理解できない。今日7月28日はペルーの独立記念日・・。テレビやラジオでも特集番組が組まれるけど、ペルーの栄光を歌う歌ってやっぱり、ワルツのような白人起源のリズム、トンデーロ、フェステホなどの黒人起源のリズムなんだね。アンデス伝統のケーナやサンポーニャとともにペルーの国の栄光が歌われるってあんまり聞いたことがない。マチュピチュが新世界の七不思議に選ばれたばかりなのに、また先住民やチョロの印象が薄くなってくる・・。人種のサラダボウルならそれでいいんだけど、サラダボウルとしてかたずけられないペルー。ペルーって何?毎年のように堂々巡りの質問を繰り返すのだ。ペルー人テナーのこの人は白人ということでいいのかしら?《送料無料》フアン・ディエゴ・フローレス(T)/ロッシーニ: 歌劇 マティルデ・ディ・シャブ...