ほめられちゃった・・♪
水曜日のレッスン、仕事が終わってからレッスンをお願いしていたので、7時に先生に来てもらった。先生は家に入ってくるなり、課題になっていた「MalPaso覚えた?」と聞いてきた。私は仕事で忙しくってできなかったといいわけするしかなかった。。キューバで買ってくるよう頼まれている楽器シェケレの写真が10年前に大阪の民族学博物館であった「ラテンアメリカの音楽と楽器展」の図録に載っていたので先生に見せた。食い入るように見る先生。ラテンアメリカ各地のいろいろな楽器を感心して見、私にキャプションの意味を聞いてくる。ねぇ~、レッスン・・。私がカホンをポコポコと叩いて催促しても・・「ちょっと待ってよ」あ~、本にかじりついている。結局30分もの間、図録をみていたのだった新しいテクニック。ワルツの装飾部分・・。一拍目、カホン側面上部角の内側を左中・薬・小指、親指を叩いたあと、右を中・薬・小指で叩く。その後、再び左中・薬・小指。二拍目、カホン上部角を右、左と叩き、三拍目、カホン正面、側面を右で叩く・・。ねぇ、これ難しい。テンポを崩しそう・・。「そうなんだよね。だから多用しちゃいけないよ。耳障りになるから」新しいテクニックを難なく覚えたのを見て、先生が言う「ミュージシャン連中にさ、お前が「私、カホンが弾けるんです」っていったら、みんなこんな日本人の女の子ができっこないって思うだろう・・。でもな、お前が一度弾き始めたらみんな口をあんぐりあけてビックリするぜ・・。今のテクニックをできる奴ってそうはいないから・・」照れて、何も言えないでいる私。。「お前はさ,覚えるのも早いし、技術的にいったら、うちのグループのRより上なんだぜ。技術的にはさ・・。」うん、うんそれはわかっているよ、ちゃんと演奏にあわせられるかは別ものだってことは・・。「お前がカホンを叩くのを見たら、うちのベースのJだって、ウチのグループに来いよって誘ってくるぜ~」黙ったまま、ホンキで言っているのかな~。それともやる気をださせるため~。そりゃあ、Rがそれほどうまくないっていうのは私だって気づいているけど(オイオイ・・)。デモネェ~ホントはねぇ~、あなたが見ていないときの私はもっとうまいのよ~。緊張していないからねぇ~。全く私ったら、先生の前では妙に女の子しているから(笑)。「パーカッションの中で一番すきなのはカホンなんだよね」とかなり目に先生が言っていた言葉。練習していて気づいた・・。いろいろあるなかでなぜカホンがすきなのか。手の動きにバリエーションが付けやすい。またカホンの側面を叩くことで真正面から奏者の手の動きが眺められるのでテクニックを見せつけやすい。正直言って原始的な楽器。よく演奏のときにはコンガやボンゴを叩くときには椅子として利用されている隠れた存在になりがちけど、カホンは使いようによってはかなり人の目を引く可能性のあるものだ・・。レッスンが終わって、玄関口で別れを告げるときに軽く肩を抱きしめられた。ドキッとしながらもお互いニッコリと別れを告げた。「ちゃんと練習するんだよ」は~い。楽しい椅子、“カホン” CA03 大人向