ペルーサッカー、インカのチーム、シエンシアノ首位
クスコのシエンシアノ(Ceinciano del Cusco)。今日のEl Comercio紙のスポーツ版のトップを飾った。クスコが誇るプロのサッカーチーム、シエンシアノは5年前までとんでもなく弱い田舎チームであった。しかし、2003年のCopa Sudamericanaで優勝。一躍世界の注目を集める。そして昨年、Copa Libertadores優勝のボカ・ジュニオールとホントの南米一を決める試合(Recopa)マイアミを行い、見事優勝。南米最強となった。戦略もなにもなかったようで、ひたすらがむしゃらに立ち向かった末の勝利だった。ペルーは1978のワールド・カップに一度だけ出場しただけで、南米では弱いほうの部類に入る。クスコのシエンシアノの活躍は「ペルーサッカー史上最大の快挙」と称えられた。テルネーロ監督の言葉「Si,se puede(できるんだ)!」の言葉が流行語にすらなり、これがさらに「ペルー人だってできるんだ!」と変化し、自らを勇気付ける言葉となった。この優勝時ののユニフォームにはマチュピチュやクスコ市の紋章が描かれ、ユニフォームのレプリカを求めていく観光客も多い。そういう私も持っているケド。今年は少しユニフォームが変わったが、赤い色とCopa Sudamericana,Recopaの二冠を表す星二つ(dos estrellas)は変わらない。Recopaで優勝したときのクスコの騒ぎはすごかった。でもリマは冷静だったらしい。リマのマス・メディアはとにかくリマのチームにしか関心がない。地方のチームの栄誉を決してほめようとしない。一方で、敗れたボカの故国、アルゼンチンのほうではテレビの司会者がシエンシアノのユニフォームで登場し、シエンシアノを褒め称えた。「あのPKはすごかったよ。ボカはPKでは世界なんだよ。いや、だったんだ。シエンシアノはすばらしい!」ラテン・アメリカの多くのメディアがシエンシアノに注目した。さて、今期のシエンシアノテルネーロ監督はじめ主力選手の多くが抜け、CopaLibertadoresにも出場できずどうなるかと思われたが、常に首位争いをしている。さて、Hoy aprendiに入る前に・・ニュース、実況、新聞などではチーム名をニックネームで呼ぶことがある。多くはそのユニフォームの色を呼んでいる。アリアンサ・リマ(Alianza Lima) =Blanquiazul 青・白ウニベルシタリオ(Universitario) =Crema クリームスポルティングクリスタル(Sporting Cristal) =Celeste 青そしてCiencianoは赤いユニフォームからEquipo Rojo。またEquipo Inca (インカのチーム)、とかEquipo Imperial (帝国のチーム)とも呼ばれることもある。(アルゼンチン人とかコロンビア人もいるけど)今日の新聞では「赤は生きている」の見出しが躍っていた。Upa,Upa,Upapa~♪“Hoy aprendi~♪”tumbar 倒す、打ち倒すatrincherarse (en)・・に身を隠す、立てこもるgacho 下を向いた。画像はRecopa時のもの、向かって右の選手は人気者モラン選手。