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• ガンバ×ヴィッセル

  ​相変わらずイニエスタのプレーはずば抜けていた。ポジション取り、パスの精度、意外性、指示の的確さ。あの名選手ヤットですら霞んで見えた。ガンバもよく前線から守備をし、かつ、攻めてもいたが、自陣でのファールも多かった。前半終盤、イニエスタのパスを貰った古橋が放ったシュートが東口の手を掠め、一旦、バーに当たってからポスト内側に当たり決まった。前半は０－１でヴィッセルが勝ち越したまま終えた。後半序盤、途中出場で右サイドに入ったオ･ジェソクから良いクロスが出た。それをゴール前に走り込んだ倉田がボレーで決めた。中盤、倉田が左サイドから出したグラウンダーのクロスをファン・ウィジョがファーへ逃げながら蹴り込んだ。ガンバは２－１で逆転した。システムも変え、今野をイニエスタにマッチアップするようにした。そこから、イニエスタも、やや、活かせなくなった。恒さんの采配が当たった。その後、ケガの影響からかイニエスタが下げられた。急にヤットの巧さが目立ちだした。そのまま、ガンバが逃げ切り珍しくアウェーでの勝利を得た。​

  2018/09/15

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• 日本×コスタリカ

  ​前半序盤、右からの中島のＣＫを佐々木がヘディングシュートし、それがコスタリカの選手の頭に当たりゴールマウスに吸い込まれた。中島のＣＫも良かった。そもそも、日本のスタメンは良かった。中島と堂安の動きはコスタリカの選手がファールしないと止められなかった。特に中島の鋭い切り替えしは見事だった。技術的には堂安よりやや上だろうか。右サイドに入った室屋も良かった。何度もボールを持ち上がり仕掛ていた。中盤に入った青山のプレーも安定していたし同じく中盤に入った遠藤航からも良い縦パスが何度も出ていた。ＦＷの小林悠の胸での落としも見事だった。コスタリカの選手は個人技はあるようだったがパスは日本の方が繋がっていた。前半を１－０で折り返した。後半中盤、ゴール左に上がった遠藤航から出たマイナスのパスを南野が決めた。南野のプレーは海外に渡って鋭くなっていた。その後、堂安に代わって右サイドに入ったイトジュンがフェイントでＤＦをかわし放った鋭いシュートが左サイドネットに突き刺さった。彼の代表初ゴールをようやく拝めた。結果、３－０で日本の快勝だった。今から４年後が待ち遠しい。​

  2018/09/11

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• セレッソ×レッズ

  ​前半すぐ、レッズのファブリシオが着地の足を逆に伸ばしてしまい痛めた。代わって李が入った。直後、レッズが自陣深い所からポンポンとパスを繋げボールを前線に運んだ。最後、ゴール前に切れ込んだ宇賀神から出たボールを李が左ネットに蹴り込んだ。だが、セレッソもセットプレーのこぼれ球をオスマルが押し込み１－１で折り返した。ケガで蛍を欠いたセレッソは中盤が弱かった。ソウザとオスマルは気が合ってないようだった。健勇も清武からの良いパスを活かせなかった。レッズは相変わらずボランチの柏木が効いていた。後半、右サイドで健勇が粘って収めたボールをソウザが貰った。そして、ソウザが切り返してから放った強烈なミドルがゴールの左上隅に突き刺さった。これはさすがの周作も触れなかった。その後もセレッソは縦の推進力が生まれチャンスを何度も作った。清武の絶妙のパスが効いていた。レッズも柏木と興梠のホットラインから何度も決定機を作ったが決め切れなかった。結果、２－１でセレッソが勝利した。当初、中盤はレッズが支配しているように見えたがゲームは分からないものだ。​

  2018/09/02

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• アジア大会　日本×韓国

  ​パワフルな韓国に対して日本はひ弱に見えた。だが、韓国もラストパスの精度を欠き前半を０－０で終えた。韓国は中盤を過ぎた辺りから攻めのスピードが落ちた。日本の時間もあったので後半にチャンスが増えそうだった。日本は上田と岩崎が良かった。ずっと調子悪そうだった三好も良くなっていた。板倉はドリブルでボールを持ち過ぎて取られていたのでいいかっこしいかもしれない。後半、やはり日本の時間が増えた。惜しい場面もあったが決め切れなかった。韓国はスピードが落ち無得点で焦っているのは明らかだった。０－０まま延長に向かった。日本は最終ラインの立田が効いていた。延長前半、日本が崩れた。いきなり最終ライン原のパスミスを獲られピンチを迎えた後もミスが続いた。その後、ボックス内でボールを受けたソン・フンミンが蹴り出したボールを走り込んだ途中出場の１７番に蹴り込まれた。そのすぐ後、左サイドの深い位置からソン・フンミンが蹴ったＦＫをファーで受けた韓国の９番が高い打点のヘディングシュートを決めた。延長前半は０－２で折り返した。延長後半、途中出場の初瀬のＣＫを上田が頭で決めた。これで試合は分からなくなった。その後も中盤松本からの良いスルーパスをボックス内で上田が受けるシーンもあった。だが、球一つ分コントロール出来ずシュートには至らなかった。そのまま、１－２で終わった。１点返せたのは非常に良かった。技術も大事だが、結局、試合を最終的に決めるのは体力と気力なのだろう。​

  2018/09/02

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• ジャカルタ・アジア大会　なでしこ×北朝鮮

  ​北朝鮮のプレスは厳しかった。だが、ＣＫのこぼれ球をマナドーナが蹴り込んで先制した。ＤＦの背後から走り込んでの彼女らしいシュートだった。前半は１－０で折り返した。後半、北朝鮮が何度か決定機を作ったが決め切れなかった。そして、途中出場の菅澤が両膝でコントロールしたボールをゴール前へ走り込んだ長谷川に浮き球のパスを渡した。それを長谷川が膝で受けＧＫの上を越えるループシュートを決めた。その後、阪口萌乃がボックス内で北朝鮮選手を倒してしまいＰＫを与えた。ボックス内で不用意に相手選手に手を掛けてはいけない。それを決められ２－１になったが最後まで守り切った。守り切ったと言っても攻撃を緩めなかったのが良かった。なでしこの先発はほぼベストだった。強いて言えば三宅と阪口萌乃がやや弱かった。阪口夢穂をケガで欠き有吉がボランチに回っていた為仕方なかったのかもしれない。宇津木も呼ばれていなかった。北朝鮮は、以前やられた１１番の動きがやや遅くなっていたようだ。テクニックもなでしこの方が上のようだった。​

  2018/08/27

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• 天皇杯　ヴィッセル×鳥栖

  ​夢生がアントラーズで天皇杯に出場していた為出ていなかった。おまけに、トーレスとイニエスタがベンチスタートだったので眠い前半だった。ヴィッセルは最終ラインの大崎から時折良いロングフィードも出ていたが、概ね、サイドからのクロスに終始していた。そして、鳥栖の左からの崩しから出たグラウンダーのクロスを渡部がオウンゴールしてしまった。前半はそのまま０－１で終わった。鳥栖はツートップの豊田と田川のプレスが効いていた。ヴィッセルはポドルスキと郷家の息が合って来ているようだった。後半すぐ、中盤の右から出たフィードを貰った鳥栖の安在が長く走りＧＫの少し手前で左足アウトサイドのシュートを決めた。その後、ヴィッセルはイニエスタを入れた。芸術的な身のこなしからテンポ良くパスが出たせいか他の選手の動きも良くなった。いつもながら、顔を上げたままあの正確なパスを何故出せるのか不思議だ。何度かポドルスキにパスが出たが決め切れなかった。その後、鳥栖はトーレスを入れた。遂に盟友が同じピッチに立った。他の選手にはボールを獲られないイニエスタからトーレスが２度奪ったのはさすがだった。そして、左ゴールラインで粘った福田から出たクロスをトーレスが右ポスト内側に当たるグラウンダーのシュートを落ち着いて決めた。あのコースでないとキム　スンギュに止められていただろう。結果、０－３で鳥栖が勝利した。ヴィッセルは勿論、鳥栖も目の離せないチームになった。​

  2018/08/23

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• アントラーズ×Ｖ・ファーレン

  ​前半序盤、Ｖ・ファーレンのセットプレーのこぼれ球から出たクロスを、攻め残っていた最終ラインの高杉がボレーでスーパーミドルを決めた。だが、前半中盤、曽ケ端のロングフィードを受けた右サイド遠藤がオーバーラップした伊東に渡し、伊東がファーのレオ・シルバへ送り、レオ・シルバがミドルシュートを右サイドネットへ見事に決めた。その後、カウンターから中央へ切れ込んだ遠藤が左サイドへ勝ち越しゴールを決めた。前半は２－１で折り返した。アントラーズはレオ・シルバと遠藤のプレーが光っていた。Ｖ・ファーレンで上手いのは武蔵くらいに見えた。ファンマは動きにイマイチ切れがないようだった。後半、これといった見せ場もなく２－１でアントラーズが勝利した。Ｖ・ファーレンはバイスと徳永のディフェンスが良く、中村や澤田の動きも良かったがボックス内への突進力に欠けた。中盤からの良いパスも見られなかった。​

  2018/08/16

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• マンＣ×アーセナル

  ​プレミアリーグが始まった。当然だがＪリーグに比べてスピードとパスの長さがまず違った。前半の序盤こそホームのアーセナルが押していたが徐々にマンＣが押し出した。そして、ゴール前で横にドリブルしたスターリングが放ったシュートが決まった。前半はそのまま１－０で終えた。マンＣはレスターから移籍して来た右サイドのマレズが躍動していた。アーセナルはワントップのオバメヤンにあまりボールが来なかった。全体にマンＣの方がパスが繋がっていた。後半、アーセナルのＣＢのコントロールミスを奪ったアグエロがＧＫと一対一になり放ったシュートをＧＫチェフに弾かれた。その直後、マンＣの左ＳＢメンディがゴールライン、ギリギリから出したマイナスのクロスをベルナルド・シウバが決めた。アーセナルは途中出場のラカゼットに惜しいシュートもあったが決め切れなかった。後半の終盤になりマンＣにも綻びが見え出したが２－０でマンＣが勝った。途中出場のデブルイネも目の覚めるような長い縦パスを出していた。今期のマンＣも強そうだ。​

  2018/08/15

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• サンフレッチェ×Ｖ・ファーレン

  ​前半、両チーム共動きが遅く意外性のあるパスも出ないダルい試合だった。そのせいで時間の経つのが遅く感じた。前半終了間際、Ｖ・ファーレンの選手がボックスのすぐ外でハンド取られＦＫを与えた。それを、サンフレッチェの柴崎がゴール左上隅に突き刺さる見事なＦＫを決めた。それで、ちょっと目が覚めた。後半、少しオープンな展開になった。サンフレッチェは青山や途中出場のティーラシンから良いパスが出たがパトリックは決め切れなかった。だが、終盤、Ｖ・ファーレンが前がかりになった直後、サンフレッチェのカウンターからティーラシンがドリブルでボールを持ち上がり浮き球でＧＫをかわし決めた。試合はそのまま２－０でサンフレッチェが勝った。サンフレッチェの底力を感じた。だが、何度もあくびが出る内容だった。Ｖ・ファーレンはワンタッチプレーがほとんど見られなかった。しかし、武蔵とファンマのプレーは光っていた。​

  2018/08/11

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• ヴィッセル×FC東京

  ​​全体にダルい前半だった。ポドルスキとイニエスタを欠いたヴィッセルの攻撃はモタッていた。FC東京のプレスは厳しかったが攻撃は平凡だった。時折、高萩から良いロングフィードもあったが活かせなかった。ヴィッセルは中盤に入った郷家がたまに気の利いたプレーをしていた。増山のプレーも光っていた。サイドに入ったティーラトンと室屋のマッチアップも見応えがあった。０－０で前半を折り返した。後半、かなりオープンな展開になったが拮抗した状況が長く続いた。しかし、終了間際、途中出場のリンスがディエゴ・オリヴェイラから貰ったボールを素早くゴールマウスへ蹴り込んだ。DFを引き付けたディエゴ・オリヴェイラがアウトサイドで出したパスも巧かった。長谷川監督のベンチワークが効いた。試合はそのまま０－１でFC東京が勝った。ヴィッセルはポドルスキはともかくイニエスタが戻らないとしんどそうだ。​ずっと球を巧く散らしていた藤田を途中で下げたのも疑問だった。​

  2018/08/05

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• なでしこ×オーストラリア

  ​なでしこは、ブラジルに勝ちアメリカと分けたオーストラリアに善戦していた。可能性を感じるシュートこそ無かったが動きがキビキビしワンタッチパスもよく繋がっていた。阪口夢穂の代わりにボランチに入った有吉は気の利いたパスは出せなかったが良いディフェンスをしていた。オーストラリアのワントップ、カーのドリブルは脅威だったが、ＣＢの鮫島がよく対応し、ボールもあまり来なかった。終了間際、オーストラリアに決定機があったがなでしこが凌いで０－０まま折り返した。後半、オーストラリアが功勢に出た。すぐに途中出場の三浦がオーストラリア選手を倒してしまいＦＫを与えた。それをケネディが壁の間を通し決めた。４人替えた日本はパスが繋がらなくなった。途中出場の増矢、菅澤、岩淵の調子もイマイチのようだった。そして、後半終盤、カーにＤＦ二人とＧＫをかわされ決められた。球際での速さ強さはさすがワールドクラスだった。試合はそのまま０－２でなでしこが敗れた。連携の精度をもっともっと上げないとＷ杯は覚束ないだろう。​

  2018/08/03

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• レッズ×フロンターレ

  ​前半序盤、フロンターレは体が重そうだった。早々にレッズの岩波のロングフィードを受けた武藤から出たグラウンダーのクロスをゴール前に走り込んだ興梠が決めた。その後、憲剛や大島から出たパスで小林悠がチャンスを作ったが決め切れなかった。前半はそのまま１－０で折り返した。レッズは右サイドに入った橋岡が良かった。フロンターレは左サイドの長谷川が光っていた。橋岡と長谷川のマッチアップは見応えがあった。後半、フロンターレがギアを上げた。何度かチャンスを作り、最終ラインの奈良から出たロングフィードを小林がヘディングシュートしたが決め切れなかった。そして、アディショナルタイム、途中出場したレッズの李が相手ＤＦを二人かわしボックス内で倒されＰＫを得た。それを、ファブリシオがＧＫの逆を突き決めた。結果、レッズが前期王者を堂々と下した。どうやら、オリヴェイラ新監督の手腕が利いているようだ。西川もファインセーヴを連発していた。代表監督になったポイチも観に来ていたのでまた呼ばれるかもしれない。​

  2018/08/01

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• セレッソ×ベガルタ

  ​曜一朗と清武を欠いたセレッソの攻撃力はイマイチだった。しかし、先制したのはセレッソだった。丸橋の低い弾道のＦＫがそのままゴールマウスに吸い込まれた。ベガルタも直ぐに１点返した。中野が左から出したグラウンダーのクロスを西村が決めた。前半は１－１のまま折り返した。ベガルタは板倉も良かったが石原が１番上手いようだった。後半、ＣＫからのこぼれ球を蜂須賀が頭で決めベガルタが勝ち越した。この時、副審がオフサイドフラッグを上げていたのにゴールが認められたのは納得行かなかった。ともあれ、終了間際、途中出場の曜一朗が左ゴールラインぎりぎりから出したパスを丸橋が受け反転して蹴ったシュートが決まった。これでセレッソはなんとか勝ち点１を拾った。野球は九回裏二死からと言うがサッカーも笛が鳴るまで分からない。​

  2018/07/29

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• なでしこ×アメリカ

  ​阪口夢穂、熊谷、宇津木を欠いたなでしこはアメリカにボコボコにやられそうだった。だが、前半を１－２で耐えた。やはり、先行したのはアメリカだった。左のラフィノから出たグラウンダーのクロスをモーガンが決めた。直後、長谷川から出たスルーパスを田中美南が前線へ上手く抜け出して受け、ＤＦを二人かわしＧＫの上を越えるループシュートを決めた。彼女は実に頼れるストライカーになった。続いて、右から出た浮き球のパスをまたモーガンが頭で決めた。攻撃力は明らかアメリカが上だった。日本は右ＳＢに入った清水が良かった。予測が良かったし効果的なロングフィードも再三出していた。左ＳＢの阪口萌乃、ボランチの三浦も合格点だった。後半も先行したのはアメリカだった。途中交代で右サイドに入ったヒースがなでしこのＤＦを二人引きはがして出したクロスをまたしてもモーガンが決めた。彼女はハットトリックになった。直後に追加点を奪ったのもアメリカだった。中央に切れ込んだラフィノがワンツーで一旦預けたボールを貰って放ったシュートがゴール上隅に決まった。１－４になりちょっとボコボコ感が出だした。しかし、その後、左サイドで増矢からボールを貰った阪口萌乃がカットインして放ったミドルが右サイドネットと揺らした。まるで男子の乾を思わせる見事なミドルだった。結果、２－４で敗れた。なでしこはアメリカのスピード、足の長さ、背の高さ等、主にフィジカルにやられた。テクニックでは遜色なかった。もっとディフェンスの研究が必要だろう。​

  2018/07/27

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• セレッソ×アントラーズ

  ​まだＷ杯の後遺症でＪリーグのパスのつながらなさが気になった。しかし、アントラーズは鳥栖に移った夢生の後を受けた優磨から気の利いたパスが何度か出ていた。左サイドの安部も良いドリブル突破を見せていた。試合はややアントラーズが押しているように見えたが前半終盤に昌子がケガで退場するとセレッソにも良い攻撃があった。だが、両者決め切れず、０－０で折り返した。後半序盤、アントラーズが立て続けに得点した。１点目は優磨が中盤から持ち上がったボールをＧＫキム・ジンヒョンを浮き球でかわし決めた。２点目はＣＢ町田が左から出したグラウンダーのクロスを中に切り込んだ土居が決めた。その後セレッソは平凡な攻撃に終始した。一度ゴールを割ったシュートもあったがオフサイドを取られ、ポストを叩いたシュートのこぼれ球を蹴ったシュートはクォン・スンテのファインセーヴに阻まれ０－２のまま破れた。ケガで清武と曜一朗を欠いたセレッソの攻撃に迫力は無かった。蛍と山下のディフェンスは光っていた。ツートップに入った新人の山内も良い所は見せられなかった。​

  2018/07/25

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• ヴィッセル×ベルマーレ

  ​残念ながらイニエスタは先発ではなかった。チョン・ウヨンが抜けケガでポドルスキを欠いたヴィッセルはイマイチピリッとしなかった。前半、ベルマーレのプレスが厳しく押し込まれていた。序盤にベルマーレが、ショートコーナーからのパス交換でタイミングをずらしたクロスを新人の坂が頭で叩き付け先行した。その後も右サイドの藤田から良いクロスが何度か出ていた。ヴィッセルも徐々に功勢に出た。ティーラトンが小回りの利く動きから良いクロスを何度か出していた。だが、決め切れず０－１のまま折り返した。後半すぐ大槻から出たクロスをウェリントンがバーを叩く惜しいシュートがあった。しかし直後、中盤でパスカットしたボールから斜めに出たスルーパスを齊藤がキム・スンギュの逆を突き決めた。そして、ヴィッセルは遂にイニエスタを入れた。たちまち何度も良いパスが出たが活かし切れなかった。ベルマーレはその後左からの崩しで３点目を決めた。ベルマーレのプレスは最後まで衰えずそのまま０－３での完勝だった。しかし、ヴィッセルには悪いがイニエスタのプレーを観られるだけで幸せだった。その無駄のない優雅なプレーは高貴にすら感じた。Ｊリーグでイニエスタのプレーを観られるなんて夢のようだった。三木谷さんはあまり好きではなかったがありがとうと言いたい。​

  2018/07/22

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• 柏レイソル×ＦＣ東京

  ​Ｗ杯に比べてＪリーグのパスはやはり粗かった。ＧＫに近付いた高萩はマンジュキッチのマネをしたのかもしれないがうまくいかなかった。イトジュンは相変わらず良い動きをしていた。早く代表に戻って欲しい。前半序盤は柏が押し込んだが徐々にＦＣ東京の時間も増えた。しかし、前線に永井とディエゴ・オリヴェイラを欠いたせいか攻撃に迫力がなかった。プレーはやや荒いが高萩が頑張っていた。早く久保を入れて欲しかった。膠着状態のまま０－０で前半を折り返した。後半序盤先行したのはＦＣ東京だった。右から出たグラウンダーのクロスを柏の選手がクリアし切れずオウンゴールになった。その時、富樫と交錯したＧＫ中村が負傷退場した。交代したＧＫにも１対１になった大森のシュートを防ぐファインセーヴがあった。その後、柏にも良い時間があったがラストパスの精度が低く決め切れなかった。特に左サイドが弱いようだった。試合はそのまま０－１でＦＣ東京の勝利に終わった。ＦＣ東京は中盤の米本と橋本の守備が効いていた。富樫はボールを持ち過ぎのようだった。​

  2018/07/18

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• Ｗ杯　決勝　クロアチア×フランス

  ​先行したのはフランスだった。前半すぐ、ブロゾビッチがグリーズマンを倒してしまいＦＫを与えた。そして、グリーズマンの低い弾道のＦＫをマンジュキッチが頭でクリアしそこね変化したボールがゴールマウスに吸い込まれた。変化していなければスバシッチは止められていただろう。グリーズマンはおそらくブロゾビッチが近づいているを知っていてファールを貰ったのだろう。頭の良いプレーヤーだ。その後、クロアチアもセットプレーから１点返した。ボールを右のファーで受けた選手から出たこぼれ球をペリシッチが右足でコントロールし左足に持ち替えゴール右隅に決めた。今回もペリシッチ大活躍だった。しかし、自陣のボックス内でハンドを取られＰＫを与えたのも彼だった。それをグリーズマンがスバシッチの動きを見極めてから逆に蹴り込んだ。彼は実にクレバーな選手だ。前半を１－２のフランス優勢で折り返した。後半、粘り腰のクロアチアに期待したい。モドリッチの喜ぶ顔が見たい。せこいエムバペの喜ぶ顔が見たくない。後半、追加点を奪ったのはフランスだった。中盤のポグバから右に出た長いスルーパスをエムバペが受けた。そこから出たボールをグリーズマンが落とし、それをポグバがシュートした。一旦、ブロックされたボールをもう一度ポグバがゴール左へ決めた。それまで彼は縁の下の力持ち的なプレーに終始していたがここで輝いた。そして、次にゴールを奪ったのもフランスだった。左から出たクロスを中央で受けたエムバペがＤＦの背後を突きゴール左へ鋭いミドルを決めた。前半、特に機能しなかった彼もここで輝いた。１－４になりクロアチアのボロ負け状態になったがマンジュキッチが一矢報いた。ＧＫロリスが、近付いたマンジュキッチをかわして出そうとしたパスを右足でまんまとゴールへ押し込んだ。百戦錬磨のベテランらしいプレーだった。だが、試合は２－４のままフランスの勝利で終えた。粘り腰のクロアチアもさすがに今回はひっくり返せなかった。モドリッチもそれほど輝けなかった。デシャン監督はキャプテンとして、また、監督としてもＷ杯に優勝をするという偉業を成し遂げた。フランスは恐ろしくドリブルの早いエムバペは勿論、グリーズマンとポグバのプレーが光っていた。​

  2018/07/16

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• ３位決定戦　ベルギー×イングランド

  ​やはりベルギーのカウンターは鋭かった。前半すぐ中央のルカクから出たパスを貰った左のシャドリがグラウンダー気味のクロスを出した。それを右から走り込んだムニエが決めた。彼は、自分が出場停止だった前の試合で負けたので責任を感じていたかもしれない。全体にベルギーの方がパスがつながっていた。特にデブルイネのパスは相変わらずドンピシャだったしアザールのドリブルは鋭かった。イングランドは前線のケインやスターリングに良いパスを出す中盤の選手が居ないようだった。前半は１－０のまま折り返した。後半、イングランドは前線にラッシュフォードとリンガードを入れ攻勢に出た。そして、ダイアーがＧＫと一対一になり蹴ったループシュートがあわやゴールマウスに入ろうとした直前カバーに入ったアルデルワイレルトが見事にクリアした。その後、終了間際にゴール前でデブルイネから左でパスを貰ったアザールがＧＫの逆を突き左のニアの狭い所に蹴り込んだ。ＤＦの逆を突いたデブルイネのパスも見事だったがアザールのシュートも技ありだった。試合はそのまま２－０でベルギーの勝利に終わった。ベルギーは中盤のヴィツェルや最終ラインのコンパニ、フェルトンゲンも良かった。イングランドは攻撃力に欠けた。だが、ドリブルしながらの早いパス交換によるベルギーのカウンターを片手で防いだピックフォードのプレーは光っていた。​

  2018/07/15

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• クロアチア×イングランド

  ​前半すぐ、イングランドがセットプレーを得た。それをトリッピアーが壁の上を越えて巻いて入る見事なFKで決めた。その後、クロアチアが前がかりになったが何度もカウンターを食らっていた。クロアチアは相変わらずモドリッチの運動量が多く良いパスも出していた。中盤のラキティッチも効いていた。イングランドはスターリングの速さが光り中盤のアリも効いていた。このままでは、良い選手の数がやや多いイングランドが勝ちそうだった。後半も、攻めるクロアチアとカウンターのイングランドという構図だった。クロアチアが攻めあぐねた中盤、右ブルサリコからのクロスをDF二人の前に走り込んだペリシッチがウォーカーの頭の前に足を出しゴール左隅に決めた。勢いづいたペリシッチは直後にポストを叩く惜しいシュートもあった。試合は１－１まま延長に突入した。クロアチアの粘り腰が光る後半だった。延長前半、さすがのモドリッチもバテたのかパスミスが何度か見られた。ペリシッチからの良いクロスをゴール前に飛び出したマンジュキッチが蹴り、それをピックフォードが足でセーヴする見応えのある攻防もあったが双方決め切れず延長後半へ向かった。延長後半、ペリシッチが巧く頭で落としたボールをマンジュキッチがピックフォードの逆を突き右サイドに決めた。その後、イングランドはバーディーを入れたがボールに触れず終了した。イングランドのW杯も終わった。選手層ではイングランドがやや上回っているように見えたが攻撃力はクロアチアが勝った。このままの勢いでフランスを倒して欲しい。​

  2018/07/12

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• ベルギー×フランス

  ​前半、ややベルギーが押しているように見えたが、目まぐるしく攻守が切り替わる好ゲームだった。フランスはエムバペの速さ、グリーズマンの巧さ、カンテの守備、ポグバの安定感が光っていた。ベルギーはアザールの鋭いドリブル突破、デブルイネのパスの巧さ、フェライニの守備、クルトワの好セーヴ等が目立っていた。拮抗したまま０－０で折り返した。後半すぐ、フランスがセットプレーから先行した。右からのCKをポグバの後ろフェライニの前に入ったCBのウムティティが頭で決めた。その後、フランスにリズムが出てワンタッチパスも増えた。ベルギーは選手を替えたが流れを変えることは出来ずそのまま０－１で終了した。チーム力で僅かにフランスが勝っていたのだろう。ベルギーのW杯も終わった。決勝戦でアザールとデブルイネのプレーが観られないのは非常に残念だ。​

  2018/07/11

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• クロアチア×ロシア

  ​前半の入りこそロシアが押し込んだが概ねクロアチアが攻めていた。だが、先行したのはロシアだった。ジュバの落としでチェリシェフがスーパーミドルを決めた。しかし、すぐ後、クロアチアもマンジュキッチが左のゴールラインぎりぎりから出したドンピシャのクロスをクラマリッチが頭で決め１－１と並んだ。前半はそのまま折り返した。モドリッチは体調が心配されたが全く問題ないように見えた。相手選手を軽々とかわし気の利いたパスを何度も出していた。ロシアはスウェーデンよりは良いチームに見えた。だが、後半、バテてクロアチアにやられそうだった。後半、攻めていたのはクロアチアだった。ポストを叩く惜しいシュートもあった。だが、決め切れず延長に突入した。モドリッチはアウトサイドの正確なパス、難なくボール奪う、ボールを受けるボジショニング、セカンドボールを拾うスピード、ドリブルの巧さ、すべて天才的だった。しかし、さすがに疲れが見えた。そして、クロアチアのGKも太ももの裏を痛めた。ロシアはまだまだタフそうだったし右サイドのフェルナンデスも光るプレーをしていた。ゲームの行方は分からなくなった。延長前半、ロシアの途中から入ったスモロフがボックス内にボールを運び倒れたがPKは得られなかった。その後、クロアチアがCKでDFのビダが頭で決めた。そのまま２－１で折り返した。クロアチアはマンジュキッチもバテていた。延長後半、クロアチアの選手がボックスの際でハンドを取られFKを与えた。それをロシアのフェルナンデスが頭ですらせ左隅に決める見事なシュートを決めた。遂にPK戦に突入した。まさか、あのロシアがクロアチアとここまでの死闘を演じるとは思わなかった。おそらく監督が良いのだろう。PK戦は４－３でクロアチアが制した。足を負傷していたクロアチアのGKは一人目を防いだ。ロシアは２点目を決めたフェルナンデスが外した。これで彼の功績はチャラになった。しかし、ロシアは大健闘したと言えるだろう。クロアチアは辛うじて準決勝へ進んだ。しかし、モドリッチから再三出る良いパスを活かせてなかったクロアチアはベルギーやフランスにチーム力で劣るかもしれない。​

  2018/07/08

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• イングランド×スウェーデン

  ​​Jリーグの上位対決の方が面白い前半だった。W杯ベスト１６といえどもカードによってはそうなのだ。ともあれ、堅守のスウェーデンをイングランドがいつ崩すかが関心事だった。それはケインやスターリングではなくマグワイアによって行われた。前半終盤のCKをマグワイアがスウェーデン選手に競り勝ち強烈なヘディングを叩き込んだ。そのまま１－０で折り返した。とにかく、観てて面白くないスウェーデンが勝ち進まないで欲しい。後半、さすがにスウェーデンが攻勢に出た。だが、追加点を奪ったのはイングランドだった。中央からのリンガードのクロスを左に居たアリが頭で決めた。その後、スウェーデンにも決定機があった。しかし、ことごとくイングランドGKピックフォードのビッグセーヴに阻まれた。さすが、対コロンビア戦でPK戦を制しただけのことはあった。彼はキックやスローイングはイマイチだが俊敏性は抜群だ。試合はそのまま２－０でイングランドの勝利に終わった。実力からすれば順当だろう。スウェーデンの攻めは平凡だったし、そもそも、パスの精度が低かった。​しかし、イングランドも攻撃力ではベルギー、クロアチア、フランス等に及んでないようだ。​

  2018/07/08

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• ベルギー×ブラジル

  ​前半、先制したのはベルギーだった。左からのCKをコンパニが頭ですらし、そのボールがブラジルのフェルナンジーニョの肩に当たりオウンゴールになった。その後、追加点を奪ったのもベルギーだった。ブラジルのCKからのこぼれ球を中盤で受けたルカクが持ち上がり右のデブルイネに渡した。中央で倒れたルカクを見たデブルイネはそのままマルセロの後ろを抜けゴール左サイドに突き刺さる見事なシュートを決めた。ブラジルが攻撃する場面もあったがベルギーが守り切り２－０で折り返した。デブルイネはいつも通り素晴らしいパスを何度も出していた。アザールも全盛期のメッシを思わせる鋭いドリブルを見せた。脊椎を痛めたマルセロのスピードは落ちていた。ネイマール、ジェズス、コウチーニョも悪くなかったが余程のことがない限りベルギーが勝ちそうだった。後半、ブラジルの猛攻が続いた。そして、コウチーニョから出た絶妙の浮き球のパスを途中出場のアウグストが前線へ飛び出し頭で決めた。途中入場ではフィルミーノとドウグラス・コスタも効いていた。ドウグラス・コスタの動きは恐ろしく速かった。ネイマールの惜しいシュートもあったがクルトワのファインセーヴにことごとく阻まれた。ゲームはそのまま２－１でベルギーの勝利で終えた。ネイマールのW杯も終わった。ベルギーは後半もデブルイネが気の利いたパスを連発していた。フェライニは何度もネイマールからボールを奪っていた。なにより、アザールの果敢で切れのあるプレーが効いていた。後は、フランスに勝ってモドリッチの居るクロアチアとの勝負が観たい。​

  2018/07/07

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• ウルグアイ×フランス

  ​ケガでカバーニが抜けたウルグアイの攻撃はやはり迫力を欠いた。代わって入ったストゥアニも良い選手のようだが決定機は作れなかった。スアレスは一人で頑張っていたが決め切れなかった。フランスはエムバペが相変わらず速かった。マッチアップしたラクサールが何度も抜かれていた。だが、技術的には粗さも見えた。前半終了間際、フランスがセットプレーで先行した。グリーズマンのフェイントを入れたFKを斜めに走り込んだバランが頭ですらしゴール左隅に決めた。直後、ウルグアイもFKのチャンスを得たが、ロリスのスーパーセーヴに阻まれた。０－１で前半を折り返した。どうやらフランスがそのまま勝ちそうだった。フランスはグリーズマンがゲームをコントロールしているようだった。ウルグアイは右SBのカセレスが効いていた。後半、ウルグアイは２枚替えた。ストゥアニに代わって入ったゴメスがチャンスを作ったが決め切れなかった。逆に追加点を奪ったのはフランスだった。グリーズマンが蹴った強烈なブレ球がやや左に変化しウルグアイの守護神ムスレラも弾き切れずゴールに吸い込まれた。ウルグアイサポーターの少年は泣いた。終了間際のセットプレーで壁に立ったウルグアイ選手も泣いていた。それほど、W杯ベスト４は重いのだ。試合はそのまま０－２でフランスの勝利に終わった。スアレスのＷ杯も終わった。カバーニのケガが不運だったと言うしかない。フランスは中盤で落ち着いたプレーをしていたポグバや矢のような動きで守備をしていたカンテも効いていた。ブラジル×ベルギー戦の勝者とのゲームが楽しみだ。​

  2018/07/07

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• PK戦を制した知将

  ​なにやらイングランドのサウスゲイト監督には現役時代自分のPKのミスで負けるという痛恨の思い出があったそうだ。なので、今回、事前に選手に心理テストを施し適正を調べアドヴァイスをし順番を決めたそうだ。それが功を奏したわけだ。レジメンタルストライプのネクタイを締めた上品で知的な監督だと思ったがそこまでやっていたか。なにより、自分のミスを糧に勝利を掴んだことは誠に素晴らしい。​

  2018/07/05

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• イングランド×コロンビア

  ​ブラジル×メキシコ同様決勝戦クラスのカードだった。ケガでロドリゲスを欠いたコロンビアは一貫して押し込まれていた。時折、キンテロの気の利いたパスやシュートもあったが単発に終わった。それどころかイラついたコロンビアにファールが増え荒れた雰囲気になった。イラつくと負けだ。クアドラードも何故か精彩を欠いた。イングランドはケインは勿論、スターリング、ウォーカー、マグワイア、リンガード等が良かった。いずれイングランドが勝ちそうだったが、悪い後味を残しながら０－０で前半を折り返した。後半すぐ、日本戦でもハンドでＰＫを取られたカルロス・サンチェスがボックス内でケインを倒しＰＫを与えた。それをケインがＧＫの動きを見極めど真ん中に決めた。これで、カルロス・サンチェスは試合の結果がどうあれ国へ帰ったら袋叩き必至だろう。その後も試合は荒れた。双方、イエローが出まくった。コロンビアはキャプテンのファルカオまで審判への抗議でイエローを貰った。コロンビアのメンタルは崩壊したように見えた。だが、バッカを入れた辺りから徐々に冷静さを取り戻し、なんと、アディショナルタイム、右からクアドラードが蹴ったＣＫをＤＦのミナが頭で叩き付けゴールに押し込んだ。それまで、１００％イングランドが勝つかに見えた試合が延長に突入した。まぁ、後半間際、途中出場したイングランドの岡崎の同僚バーディーの活躍も楽しみになった。延長前半、コロンビアにリズムが出た。一方、イングランドの動きは鈍くバーディーの所へもほとんどボールが来なかった。いよいよ、試合の行方は分からなくなった。延長後半、イングランドも活性化した。バーディーの裏への飛び出しも何度かあった。だが、決め切れずＰＫ戦へ突入した。結果的にかなり死闘の様相を呈した。ＰＫ戦を制したのはイングランドだった。まず、３人目のシュートが弱く止められたのはイングランドだったが、コロンビアの４人目のボールがバーを叩き、なんと５人目のバッカが止められた。イングランドの２４歳のＧＫピックフォードは、やる前、「さぁ、オレの見せ場だ」的雰囲気だったが、コロンビアの名ＧＫオスピナは不安げに見えた。ともあれ、ロドリゲスを欠いたコロンビアは運が無かった。​

  2018/07/04

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• 日本×ベルギー

  ​スタメンの川島と吉田に不安を感じたが吉田はルカクに裏を取られていた。川島もバランスを崩した。柴崎もチャレンジングではあったが何度かパスを取られていた。しかし、前半、日本はよく頑張った。概ね押し込まれたが守り切った。そして、何度かチャンスを作った。左サイドの長友から出たクロスをゴール前に詰めていた大迫が足でフリックしてシュートした時、クルトワが一旦止めてからファンブルするシーンもあった。トップ下の香川も効いていたし左の乾、右の原口も効いていた。酒井宏樹がデブルイネからボールを奪った守備は素晴らしかった。ベルギーは前半を０－０で折り返し明らか苛立っていた。今回の日本代表は息がよく合い、いつもと一味違った。後半開始すぐ先行したのは日本だった。乾が奪ったボールを貰った柴崎が原口へロングパスを出した。それを原口がクルトワの左を掠めるグラウンダーのシュートでゴール左のサイドネットを揺らした。次に得点したのも日本だった。最終ラインの吉田がインターセプトして出したパスを左で貰った乾がワントップの大迫へ送った。それをコンパニーがクリアしたボールを香川が巧くコントロールし乾に渡した。それを乾が右サイドネットに突き刺さる豪快な無回転シュートで決めた。まさかの日本２点先行だった。予想を覆すベスト８が見えて来た。だが、本気になったベルギーはやはり手強かった。まず、ＣＫからのこぼれ球を左に居たフェルトンゲンにヘディングの大きなループシュートをゴール右ギリギリの所に決められた。これでベルギーに流れが行った。次に、アザールからのクロスを途中出場した長身のフェライニに頭で決められ２－２と並ばれた。そして、アディショナルタイム、カウンターから失点した。ボールを持ち上がったデブルイネから出た絶妙なパスからだった。日本のベスト８への夢はアザールとデブルイネに断たれた。だが、日本には本田の枠を捉えたシュートも含めて良い攻撃が何度もあった。川島も何度もファインセーヴを見せた。短い時間だったが良い夢を見させて貰った。今世紀に入ってからしか観てないが知る限りベストチームではないだろうか。ベスト８に入る日が待ち遠しい。​

  2018/07/03

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• ブラジル×メキシコ

  決勝戦クラスのカードだった。前半序盤はメキシコが押し込んだが徐々にブラジルらしいパス回しが見られ出した。エルナンデス、ロサノ、ベラが前線のメキシコより、ネイマール、ジェズス、コウチーニョが前線のブラジルの方が破壊力がありそうだった。正確なロングフィードを出せるマルセロを欠いたのは痛かったがネイマールは俊敏な動きで守備もよくしていた。ウィリアンもよく動いていた。オチョアは相変わらず好セーヴを連発していた。ほぼ拮抗しながら０－０で前半を終えた。後半、ブラジルが攻勢に出た。そして、ネイマールからパスを受けたウィリアンが左からグラウンダーのクロスを出し、それをジェズスの後ろに居たネイマールが押し込んだ。ファーにはもう一人詰めているという分厚い攻撃だった。その後、足を故障していたエルナンデスが下がるとメキシコの攻撃力は更に下がった。余裕の無くなったメキシコのファールが増えた。途中出場のラジュンのプレーは荒かった。ＣＰグアルダードも冷静さを失った。終了間際、左からオチョアに向かってドリブルしたネイマールがギリギリで蹴ったボールがオチョアの足に当たった。そのこぼれ球を途中出場のフィルミーノが押し込んだ。止めの一撃だった。試合はそのまま２－０でブラジルの勝利に終えた。メキシコは対スウェーデン戦ほどではないもののドイツ戦ほどの輝きは出せずＷ杯から去った。オチョアは全体を通して好セーヴを連発していた。オチョアが居なければボコボコにやられていただろう。後、ロサーノは頑張っていたように感じた。

  2018/07/03

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• クロアチア×デンマーク

  ​​さすがアルゼンチンに快勝したクロアチア、良いチームだった。モドリッチは勿論、ペリシッチ、ラキティッチ、マンジュキッチ等良い選手目白押しで全体の息も合っていた。一方、デンマークはシュマイケルは良いキーパーだが、前評判の高かったエリクセンの良いプレーは前半を見る限りそれほどなかった。前半、１分も経たない内に先行したのはデンマークだった。クヌドセンの右からのロングスローのこぼれ球を押し込んだ。だが、クロアチアも直ぐに右からの崩しでマンジュキッチがゴール左隅に蹴り込んだ。その後、クロアチアが押し気味で１－１のまま前半を折り返した。デンマークもベタ引きではなかったがパスが粗かった。モドリッチはさすがレアルの１０番、恐るべき巧さだった。小柄なのにヘディングの競り合いでも負けないしドリブルも速くパスも極めて正確だった。全盛期のイニエスタ並みかもしれない。後半、両者共、僅かに決定機もあったが、ほとんど膠着状態が続いた。セルジオ越後さん曰く、クロアチアの１次リーグ第３戦で休んだ主力選手の体が重いようだった。そういえば、最終ラインと前線の距離が遠く、ボールを貰う動きも少なかった。一方、デンマークが時折見せるカウンターはスピードがあった。エリクセンも何度が良いプレーを見せた。ともあれ、スペイン×ロシア同様、延長戦へ突入した。「もしかして、クロアチア、まさかのＰＫ戦で負けか？」と思った。延長前半の序盤、デンマークが押し気味だった。中盤から漸くクロアチアにリズムが出だしモドリッチのトリッキーなパスもあったが活かせなかった。デンマークはポウルセンが効いていたが、やはりゴールは割れなかった。延長後半、ドラマが待っていた。モドリッチからの素晴らしい縦パスを受けボックス内に侵入したレビッチがデンマークのマティアス・ヨルゲンセンに倒されＰＫを得た。そのＰｋをモドリッチがなんとシュマイケルに止められた。結果的にマティアス・ヨルゲンセンの殊勲になった。試合は遂にＰＫ戦に突入した。ＰＫ戦はまず両者共止められ最終的に３－２でクロアチアが勝った。こんなに止められるＰＫ戦を初めて見た。余程、両キーパーが優秀だったのだろうが、コースへ置きに行った弱いシュートも多かったようだ。強く蹴るのはかなりの度胸が要るようだ。ともあれ、実力では明らか上のクロアチアが勝ち進んで良かった。そうでないと、面白くないカードが増えるところだった。​​

  2018/07/02

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• スペイン×ロシア

  初めて観たがロシアはヘタだった。良かったのはゴロビン、そして、右サイドに入ったフェルナンデスとFWのジュバくらいか。スペインは明らかロシアをナメてイニエスタを温存していた。そして、前半序盤、右サイドでのハンドで得たFKのこぼれ球がファーでセルヒオ・ラモスと一緒に潰れたロシア選手ふくらはぎに当たりオウンゴールになってしまった。その後、イニエスタを欠いたスペインがロシアのブロックの外でのボール回しに終始している内、時々、ボールを奪われカウンターを食らうようになった。そして、前半終了間際、右からのCKをヘディングしたジュバのシュートがピケの手に当たりPKを与えた。それをジュバが決め、１－１で折り返した。こうなると、スペインも後半イニエスタを入れないといけなくなりそうだった。やはり、後半中盤、イニエスタが投入された。ロシアのブロック内で巧みにポジショニングしたイニエスタから良い縦パスが入るようになり何度かチャンスを作った。スペインが得点するのは時間の問題に見えたが決め切れずそのまま延長へ向かった。スペインにはイージーなパスミスも見られるようになった。ロシアは途中出場した選手のチェリシェフとスモロフが効いたいたようだ。さすが名将チェルチェソフのベンチワークという感じだった。延長前半もイニエスタのパスやドリブルからチャンスが生まれた。しかし、活かし切れず終えた。ロシアの守りは固く僅かながら反撃も見られた。延長後半、途中出場で右サイドに入ったロドリゴが見事なターンからシュートしたがGKに阻まれた。その後もイニエスタのパスやイスコのドリブルからチャンスが生まれたが決め切れず、遂にPK戦に突入した。ここまで来れば、技術では圧倒的に劣るロシアを褒めるべきだろう。さて、PK戦、思わず「マジで～！？」叫んでしまった。まず、スペインの３人目コケが方向を読まれ止められた。そして、ロシアは４人目まで成功していた。その後、スペインの５人目をロシアGKは足で止めた。これにより無敵艦隊スペインは沈んだ。イニエスタのW杯も終わった。どうか気落ちせず日本で活躍してください。スペインのGKデ・ヘアが国に帰ってから浴びるであろう罵倒を思うとご愁傷様ですと言わざるを得ない。

  2018/07/02

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• ポルトガル×ウルグアイ

  ​ウルグアイのツートップ、スアレスとカバーニは破壊的だった。前半いきなり、右サイドのカバーニの大きなサイドチェンジをスアレスが受け、また大きくカバーニに折り返した。それをフリーになったカバーニが頭でゴールに押し込んだ。実に豪快なプレーだった。一方、ポルトガルの攻撃は平凡だった。FKも得たが、ロナウドが決められず０－１で前半を折り返した。流れ的にはウルグアイが勝ちそうだった。後半先取したのはポルトガルだった。左のショート・コーナーからのクロスをロナウドの後ろに詰めていたCBペペが頭で決めた。俄然面白くなった。だが、直後、GKのロングフィードを受けたベンタンクールが出した横パスをスアレスがスルーし、それをまたしてもカバーニが決めた。その後、カバーニがふくらはぎの負傷で下がった。そして、右サイドにクアレスマが入りポルトガルも攻勢に出たが決め切れず、１－２でポルトガルが敗れた。ロナウドのW杯も終わった。しかし、もしカバーニの負傷が重ければフランスに勝つことは難しいだろう。​

  2018/07/01

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• アルゼンチン×フランス

  ​CFに入ったメッシはカンテに抑えられていた。一方、フランスは自陣でポグバが奪ったボールを貰ったエムバペが猛烈な速さで持ち上がった。そして、ボックス内へ長く蹴り込んだボールを取りに行った所を倒されPKを貰った。そのPKをグリーズマンがGKの動きを見極め決めた。グリーズマンはその前にもバーを叩く惜しいFKがあった。神の子メッシよりも１９歳のエムバペが輝いていた。世代交代を感じさせるほろ苦い場面だった。アルゼンチンの攻撃は遅かった。フランスの守備も良かったのかもしれないが往年の名選手頼みで世代交代が進んでいない印象だった。しかし、前半終了間際、前回大会で活躍した名選手の一人ディ・マリアが輝いた。左からの崩しでこぼれたボールをゴール前で拾い、左足で無回転気味のGKから逃げるミドルシュートを右サイドネットに突き刺した。それに勢いづいたアルゼンチンにリズムが出始め１－１まま前半を折り返した。後半、先取したのはアルゼンチンだった。左から突破しようとしたディ・マリアがパヴァールに倒されFKを貰った。そのFKのこぼれ球をファーで拾ったボールをメッシがシュートし、ゴール前に詰めていたメルカドに当たりコースが変わってゴールに吸い込まれた。その後、フランスの最終ラインから出たロングフィードを左サイドの選手が前線で受けた。そこから出たマイナスのクロスを右SBパヴァールが巻いて左サイドネットに突き刺さる見事なロングシュートを決めた。これで彼はディ・マリアへのファールをチャラにした。次にゴールを奪ったのはまたフランスだった。中盤のポグバから左サイドにパスが通り、そこからのボールを受けたエムバペが鋭いドリブルでゴール左前からGKの脇の下を抜けるグラウンダーのシュートを決めた。直後に追加点を奪ったのもフランスだった。ゴール前でジルーから右へ出たパスをまたエムバペが決めた。２－４になり、フランスの勝利は決定的に見えた。だが、アディショナルタイム、中盤のメッシから出たどんぴしゃのロングパスを途中出場のアグエロが頭で決めた。これで、試合は分からなくなった。しかし、無情にもそのまま終了した。メッシのW杯は終わった。試合終了後、ピッチに呆然と立ち尽くす神の子メッシにフランスの選手が次々に敬意を表しに来たシーンは感動的だった。エムバペは勿論、ポグバ、グリーズマン、カンテ、ジルー等、優秀な選手を多く揃えるフランスは強かった。特に、前回大会でやんちゃな印象だったポグバが大人になっていたのには驚かされた。一方、アルゼンチンは３番手のGKとDFの連携が良くなかった。そして、若手の優秀な選手が見られない等、綻びがいくつか見られた。​

  2018/07/01

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• 日本×ポーランド

  ​​前半、ほぼ互角の戦いで０－０だった。日本は武藤の枠を捉えたシュートもあったし岡崎もゴール前でチャンスを作った。しかし、右サイドに入った酒井高徳がイマイチに見えた。SB酒井宏樹は何度か良いグラウンダーのクロスを入れていた。CBは槙野の空回りと足の遅い吉田が心配だったがこれというミスもなかった。ボランチの柴崎と蛍も良かった。ポーランドは相変わらずレバンドフスキが脅威だった。後、クルザワのプレーが光っていた。後半、大迫と乾が入り前線が活性化した。しかし、ポーランドに押し込まれる時間も増えFKを与えてしまった。そして、クルザワの良いFKを頭で決められた。その後、他会場の結果次第では敗退決定というひりひりする状況が続いた。そして、コロンビアがセネガルから１点取り、最終的にイエローの枚数によって決定されるという状況になった。日本はイエローの枚数がセネガルより少なかった。もし、セネガルが追い付くと日本の敗退が決定するが日本は無理をして攻めない戦略を取った。観客からするともどかしい試合になったが、その戦略が当たった。コロンビアがそのまま勝ち切ったと知った時鳥肌が立った。やはり西野監督の采配は手堅かった。ともあれ、ハリルジャパンでは１次リーグ突破は到底無理に感じていたので監督交代は正解だったようだ。​​

  2018/06/29

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• メキシコ×スウェーデン

  ​さすがに第３戦ともなると疲れたのかメキシコのパスの精度が落ちていた。今回の見どころは堅守のスウェーデンをメキシコがどう崩すかと思っていたがスウェーデンはそれほどベタ引きでもなかった。それどころか、メキシコはスウェーデンのカウンターを何度も食らっていた。だが、さすがのオチョアが何度も防いでいた。中には至近距離からのヘディングを弾くスーパーセーヴもあった。彼は動きが俊敏で、かつ、涼しい顔をしていた。スウェーデンは高身長なのでヘディングの競り合いは強いが動きがそれほど早くなく技術もイマイチだった。０－０で折り返したが、普通に考えて、いずれメキシコが先取しそうだった。後半、先行したのはなんとスウェーデンだった。右から出たグラウンダーのクロスをゴール前に詰めていた選手がミスキックし、そのボールが左に流れていた選手に渡りそれを決められた。その次もスウェーデンの得点だっだ。カウンターからボックス内に走り込んだスウェーデン選手を倒してしまいPKを与えた。それをキャプテンがゴール左上ギリギリに決めた。オチョアも方向は読んだが止められなかった。さすがのオチョアも顔が曇って来た。そして、またしても得点したのはスウェーデンだった。右からのロングスローをゴール前に走り込んだスウェーデン選手が蹴り、そのこぼれ球がメキシコ選手の手に当たりオウンゴールになった。その後、メキシコはオリンピック優勝メンバーのヴェテラン、ファビアンやペラルタを入れたが流れを大きく変えることは出来ず、まさかの０－３で終了した。一方、同時に行われていたドイツ、韓国戦も、これまた、まさかの０－２でドイツが破れドイツの敗退が決定していた。辛うじてメキシコは決勝トーナメントに進めたが、やはりW杯は何が起こるか分からない。ともあれ、高身長のチームに真ん中を固められると、あれほどドイツを苦しめた同じチームとは思えない戦いぶりだった。フィジカルや戦術、そしてチームの状態によってこうも試合内容が変わるのだ。​

  2018/06/28

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• アルゼンチン×ナイジェリア

  ​遂にメッシがゴールを決めた。前半序盤、左サイドから出たロングフィードを巧くコントロールしてシュートしゴール左サイドネットを難なく揺らした。いつも通りメッシのプレーの質の高さは次元が違っていた。だが、中盤にパスのヘタな選手がいてイージーなミスを繰り返していた。しかし、前線のディ・マリアとイグアインは効いていた。メッシのプレーにビビったのかナイジェアのプレーに精彩はなく俊敏さを活かせてなかった。後半すぐ、マスチェラーノがボックス内でナイジェリア選手を倒してしまいＰＫを与えた。それをモーゼスがＧＫの動きを見極め落ち着いて決めた。その後、ナイジェリアは本来の動きを取り戻しリズムが出た。アルゼンチンは右サイドにパヴォンを入れてから活性化した。そして、終了間際、右サイド、メルカドから上がったクロスをゴール前に詰めていたＣＢロホがダイレクトで決めた。そのままアルゼンチンが守り切り辛うじて決勝トーナメントに進出した。アルゼンチンは中盤にヘタな選手が多過ぎるので到底決勝には行けないだろう。しかし、またメッシのプレーが見られるのは誠に喜ばしい。​

  2018/06/27

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• ポルトガル×イラン

  ​イランは相変わらず荒くあまり上手くなかった。ポルトガルはよくボールを奪い落ち着いてゲームを運んでいた。点はなかなか獲れなかったがロナウドは色々場所を替えボールをよく触っていた。おそらく、マークを外す意図もあったのだろう。そして、終了間際、右からのコンビネーションでクアレスマが中央に切れ込みアウトサイドで左上に巻いて入る見事なシュートを決めた。正しくヴェテランの味だった。後半もイランは荒く、ファールを取られまくっていた。早々にボックス内でロナウドを倒しPKを与えた。しかし、なんとあのロナウドがPKを止められた。GKの読みも当たったがコースも甘かった。その後、時折、イランのチャンスもあったが決め切れなかった。しかし、アディショナルタイム、セドリックがボックス内でハンドを取られPKを与えた。あのハンドはヴィデオで観てもそうは思えなかった。どうも今回の主審の判定は怪しかった。ともあれ、そのPkをイランの選手がゴール上ギリギリの厳しい所に決め１－１にした。だが、そのまま終わりイランの敗退が決まった。いずれにせよ、あの怪しいハンドと言い、個人の技術力と言い、ポルトガルがグループリーグを突破するのは自然だった。​

  2018/06/26

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• コロンビア×ポーランド

  ​前半序盤はポーランドが押し込んでいたが徐々にコロンビアに流れが来た。そしてショートコーナーからのキンテロの気の利いたパスを受けたロドリゲスが上げたクロスをゴール前に詰めていたCBミナが頭で決めた。彼はそれまでも再三ファーで受けようとしてDFに防がれていたが中央に入ったのが奏功した。ポーランドはレバンドフスキの後ろに付けたシャドウが効き、前回よりはまとまっているように見えていた。しかし、失点してからはまたバラバラになった。コロンビアは、やはりロドリゲスが効いていた。動きは前大会より少し遅く感じたがパスや球際の体の使い方はさすがだった。後、ノールックのチャレンジングなパスを再三出していたキンテロも効いていたし、なにより、俊敏でドリブルも巧いクアドラードがポーランド左サイドを攪乱していた。日本戦の時、途中で下げてくれて本当に助かった。後半もポーランドが功勢に出たのは序盤だけだった。そして膠着状態が続いた中盤、キンテロのスルーパスを裏への巧い抜け出しで受けたファルカオが落ち着いて決めた。彼はそれまで再三決定機を外していたが遂に決めた。なにやら前大会は負傷欠場したらしい。さぞや、うっぷんを晴らしたことだろう。続いてロドリゲスが左サイドをドリブルしながら右サイドを走っていたクアドラードに相手選手二人の前を越す見事なパスを通しそれをクアドラードが冷静に決めた。この時点でポーランドの敗退はほぼ決定的になった。最後までレバンドフスキが何回かチャンスを作ったがゴールネットを揺らせなかった。ポーランドは前回大会のポルトガル同様レバンドフスキだけ浮いていた。一方、コロンビアは良い選手が揃っていたし息も合っていた。エース、ロドリゲスも賢明に守備していた。アイスランド、メキシコ、スイス、ベルギー、日本等もそうだが結局、息の合ったチームが強いようだ。​

  2018/06/26

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• ドイツ×スウェーデン

  ​案の定スウェーデンは引いて守った。それに対しドイツは右サイド、キミッヒからのセンタリングに終始しミュラーやロイスをほとんど活かせなかった。おまけにスウェーデンに何度かカウンターを食らった。その内のひとつで、ベリがボックス内で倒れた映像のリプレイを観るとボアテングに押されていたように見えたが何故かVARの助言はなかった。その後、ボランチのルディの鼻血が止まらずギュンドアンに替わった。そして、クロースのパスミスを奪われ右サイドからのクロスを受けたトイボネンが前に出たノイヤーの上を越すループシュートを決めた。なんと前大会王者ドイツが初戦を落とし２回戦で先制された。既に王者の風格はなく攻撃は平凡でバタバタしていた。何が原因か分からない。ともかく、初戦でそれほど悪いと思えなかったエジルを下げイマイチだったクロースを使ったのは疑問だった。あの名将レーヴもまさか錆び付いたか。後半、レーヴは前半パッとしなかったドラクスラーを下げマリオ・ゴメスを入れヴェルナーを左に出した。そこから左サイドが活性化しリズムが出だした。そして、何度かイージーなパスミスが見られたクロースからも良いパスが出始めた直後、ヴェルナーからのクロスをロイスがゴールに叩き込んだ。１－１に並んでからドイツらしいパス回しが見られた。そこから、マリオ・ゴメスのヘディングシュートが生まれたがGKのファインセーヴに阻まれ、ブラントの鋭いシュートはポストに嫌われた。そして、守備とロングフィードに活躍していたボアテングが２枚のイエローを貰い退場になった。そのまま、１－１で終わるかに見えたアディショナルタイム、ゴール前左サイドでFKを得た。そのボールをクロースが目の前にいるロイスに一旦渡し再び自分で蹴るというちょっとしたトリックプレーをやった。ボールをずらすことで２枚の壁の横にシュートコースが生まれクロースに近づいたDFの陰になったGKには見えにくくなっただろう。例え見えていてもゴール右上に巻いて入る見事なシュートは止められなかったかもしれない。土壇場でレーヴ采配がハマった。しかし、ゲッツェが代表から外されたと聞き、どんな凄い若手が居るのかと思ったが、今の所、そんなプレーは観られなかった。ともあれ、ドイツの１次リーグ敗退はなさそうだ。​

  2018/06/25

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• 日本×セネガル

  ​前半序盤、右からのクロスを原口が頭でクリアしたボールが短くなりシュートされた。それを川島がパンチングしたが目の前に詰めていたマネの足に当たりゴールに吸い込まれた。それまでも日本はセネガルの俊敏な動きと足の長さにやられ押し込まれていた。だが、前半終盤、柴崎のロングフィードを早い抜け出しで受けた長友が乾に渡し乾がDFの間の狭い所を通し決めた。序盤、この調子だとボコボコにやられるかと思ったが押し返した。大迫の動きは相変わらず良かった。香川も巧いプレーをしていた。柴崎も効いていた。原口のプレーの質はやや落ちるようだったが守備は物凄く頑張っていた。ともあれ、全体にポーランドより良い内容だった。後半、セネガルに左サイドから上げられたクロスを右サイドから決められた。この時、乾のディフェンスが遅れた。すぐに西野監督が本田と岡崎を入れた。その後、昌子が中盤で受けたボールを岡崎に当て岡崎が大迫に渡した。そして、大迫が上げたボールを乾がゴールラインギリギリで受けパスを出し本田が決めた。岡崎は前に出たGKと一緒に潰れた。西野采配が見事にハマッた。追い付かれたセネガルは明らか焦っていた。日本の良い時間が続いたが勝ち越し点は奪えず２－２のドローで終えた。長谷部のパスミスや乾や宇佐美がボールを奪われる等、細かいミスもあったが全体に日本は善戦した。大方の予想を覆し１次リーグ突破の可能性が高まった。​

  2018/06/25

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• メキシコ×韓国

  ​メキシコの攻撃はドイツ戦の時ほど早くなかった。しかし、韓国より足元が巧くパスが繋がりボールもよく奪っていた。韓国のプレーは荒く、よくファールを取られていた。世界レヴェルのプレーをしていたのはソン・フンミンだけのようだった。前半中盤、ボックス内で韓国選手がハンドを犯しPKを与えた。それをベラが落ち着いて決め１－０で折り返した。Jリーグ上位の試合より面白くない前半だった。後半、韓国のプレスがやや厳しくなり選手交代もあったが流れは変わらなかった。そして、中盤、カウンターからロサーノが持ち上がったボールを貰ったエルナンデスが見事な切り返しでDFをかわしGKの脇の下を抜いて決めた。その後も韓国の攻めに生彩はなく度々ファールを犯していた。だが、アディショナルタイム、右サイドからゴール前に切り込んだソン・フンミンが豪快なミドルを決め意地を見せ２－１で終えた。これで韓国の自力突破は消えた。​

  2018/06/24

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• ベルギー×チュニジア

  ​両者共攻撃的でオープンな展開になった。ベルギーはワンタッチのショートパスを繋ぐバルサのようだった。チュニジアのパスの精度はイマイチだった。まずアザールがボックス内で倒されPKを得た。それをアザールが落ち着いて決めた。逆を突かれたGKはほとんど動けなかった。次に中盤でチュニジアの選手のトラップが流れたボールをメルテンスが奪って持ち上がり、そのボールを貰ったルカクが左に流れて決めた。ルカクのシュートも見事だったがチュニジアのGKもイマイチのようだった。その後、左からのセットプレーでブロンがヘディングで１点返した後チュニジアの時間もあった。しかし、前半終了間際、デ・ブルイネ、ムニエからの連携から出たスルーパスをルカクが落ち着いて決めた。それまでも、デ・ブルイネ、ヴィツェル、アザール、ルカク、ムニエ等の連携で何度もチャンスを作っていた。デ・ブルイネのロングフィードは相変わらず正確だし、アザールのドリブルの早さは一級品だった。ヴィツェルの動きも良いし、ルカクも大柄の割に繊細なプレーをする。寄せの甘さを除けば今大会でピカイチのチームではないだろうか。後半すぐ、良い飛び出しで中盤からのロングパスを受けたアザールが二人のDFを引きはがしGKをかわしてボールをゴールへ流し込んだ。さすがエースストライカーだ。その辺りからベルギーは少し引き気味になった。だが、カウンターで何度もチャンスを作った。そして、アザールと替わって入ったバチュアイが３度の決定機を逃した後、右からのクロスをファーに逃げながら遂に決めた。ゲームはそのまま５－１に終わるかに見えた。しかし、アディショナルタイム、既に足が止まっていた１０番ハズリが右から出たグラウンダーのクロスを見事押し込み５－２とした。この１点によって試合の雰囲気は大きく変わった。やはり、最後の最後まで諦めてはいけない。​

  2018/06/24

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• ブラジル×コスタリカ

  ​後がないコスタリカの守備は固かった。時折迫力のあるカウンターを見せたが決め切れなかった。何人か球離れの遅い選手も居た。どうやらボルヘスとルイスがゲームをコントロールしているようだった。右サイド、ウレーニャも頑張っていた。名GK、ナバスのプレーは安定していた。ブラジルはネイマールが浮き球で相手をかわすなど相変わらず華麗なプレーを見せた。前の試合で負傷したようだがドリブルや前線への飛び出しは良かった。だが、キックの精度がやや悪いように感じた。ウィリアンはボールを少し持ち過ぎのように感じた。マルセロは前の試合よりパスが通らなかった。ヴェテランCBチアゴ・シウバの動きはシャープだった。攻めあぐねたブラジルがややイラつきながら０－０で前半を折り返した。後半、ブラジルは前半に何度かボールを獲られていた右サイド、ウィリアンをドウグラス・コスタに替えた。ワンタッチプレーも増えブラジルにリズムが出始めた。コスタリカもヴェテラン、ボラーニョスを入れ何度かチャンスを作っていたがなかなかゴールに迫れなかった。その後、ブラジルの攻撃が続いたがナバスにことごとく防がれた。ナバスは余程予測が良いのかほとんど動かず正面で受けていた。２回戦だと少し疲れが残っているのかネイマールやマルセロのキックにやや精度が欠けた。表情にもかなり焦りが見えた。そして、ボックス内でネイマールが倒れ一旦ＰＫを得たが、ＶＡＲによるとコスタリカの選手はユニホームを掴んではいなかった。もしかすると、ネイマールのシミュレーションだったかもしれない。ゲームはそのまま０－０で終えるかに見えた。しかし、ブラジルの強さがアディショナルタイムに炸裂した。まず、ボックス内で途中出場のフィルミーノがマルセロからのクロスを頭で落としジェズスがコントロールしたボールを走り込んだコウチーニョがナバスの股を抜き叩き込んだ。そして、カゼミーロが持ち上がったボールをドウグラス・コスタが受けそれをネイマールが飛びながらボレーで決めた。終わってみると２－０でブラジルの勝利だった。だが、技術の差で見るとコスタリカは善戦したと言えるだろう。何度も決定機を外したネイマールは泣いていた。​

  2018/06/23

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• スペイン×イラン

  ​元々イランの守りは固いが既に勝ち点３を得ている為か更に固くなり６バックだった。勝ち点１でもオッケーで、あわよくばカウンターで勝ち点３をもぎ取ろうという狙いだろう。この辺りが２回戦の面白くない所だ。スペインはいつも通り巧いパス回しでゴールを狙ったがほとんど弾き返された。イニエスタとダヴィド・シルバが何度かチャンスを作ったがゴールはこじ開けられず０－０で前半を折り返した。左サイドのジョルディ・アルバのパスの精度はイマイチだった。ディエゴ・コスタはイランのＧＫに近づき過ぎて足を踏んでしまい注意された。それに対し必死で抗議していた所を見ると攻めあぐねている状況にイラついているようだった。頭もあまり良くないのだろう。審判にムキに食い下がっても何も良いことはない。後半、イニエスタの巧いパスを前線で受けたディエゴ・コスタがシュートした。そのこぼれ球をイランDFがクリアしようとしたボールがディエゴ・コスタに当たりゴールに吸い込まれた。一転してイランが攻撃に転じた。左サイドからの崩しでバーの上を掠める惜しいヘディングシュートや、ネットを揺らしたものの僅かにオフサイドだったシュートもあったが１－０のまま終えた。後半途中、攻撃の起点になっていたイニエスタが下げられたのは疑問だった。だが、全盛期、後ろから行ってもボールを獲られなかったイニエスタが２度ほど獲られていたので、残念ながら衰えは隠せないようだ。はてさて、Jリーガーがイニエスタからボールを奪えるのだろうか。​

  2018/06/22

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• ポルトガル×モロッコ

  ​前半すぐ、CKをロナウドが矢のような早さでマーク引きはがし頭で叩き込んだ。それまではテレテレ歩いていたがここぞという時には決める。中盤では気の抜けたポカもしていた。モロッコは早さがなく攻撃も平凡だった。その上、ディフェンスが荒くしょっちゅうファールを犯していた。１－０で前半を折り返したがモロッコに勝ち目はないように見えた。後半、一貫して攻めていたのはモロッコだった。だが、ビッグチャンスが訪れたのはポルトガルだった。ボックスの僅か外でロナウドがファールを貰いFKを得た。蹴ったのはロナウドだったが決められなかった。その後もモロッコが攻め続けたが決め切れず０－１のまま終了した。モロッコには中盤と前線にアイディアのある選手が居なかった。しかし、アムラバトのプレーの果敢なプレーは光っていた。マッチアップしたゲレイロが再三やられたいた。ポルトガルは省エネのロナウドと対照的にFWのゲデスが鬼のように頑張っていた。​

  2018/06/21

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• ポーランド×セネガル

  ​レバンドフスキとマネ以外、両チーム共飛び抜けて巧い選手は居ないようだった。前半序盤はポーランドがやや押し気味に見えたが終盤セネガルが押しだした。そして、左サイド、ニアンが巧く体を入れボールを奪いマネに渡した。それを貰ったゲイエの放ったシュートがポーランドの４番に当たりオウンゴールになった。その後、ポーランドは攻め手がないまま０－１で折り返した。日本は俊敏なマネを抑え、中盤で緩い横パスを取られてからのショートカウンターを食らわなければ十分戦えそうだった。後半、ポーランドが押し出した。しかし、少し痛んで外に居たニアンが戻った途端ポーランドのバックパスを奪ってDFとGKをかわしゴールに流し込んだ。GKは少し出過ぎていたようだった。その後、レバンドフスキが中盤でボールを奪い持ち上がったが決め切れなかった。そのまま０－２で終わるかに見えたが終了間際ポーランドがセットプレーから１点返し、１－２で終わった。ポーランドはパスミスが多く、レバンドフスキは前大会のロナウド状態だった。セネガルは中盤のゲイエが効いていたし左サイドのサールも俊足だった。そして、最終ラインのサネとクリバリも固かった。FIFAランクでは逆だが日本にとってセネガルの方が脅威のようだ。​

  2018/06/20

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• 日本×コロンビア

  ​珍しく日本のプレスが厳しかった。前半すぐ香川の中盤からの巧いパスを受けた大迫がシュートし、GKが弾いたボールを香川がシュートした。それをたまらずハンドで防いだサンチェスが一発レッドで退場になった。そこで得たPKを香川が落ち着いて決めた。少しペースダウンしたとはいえ日本の攻撃は続いた。左サイドの長友は元気だったし、柴崎、香川、大迫の縦のラインも良かった。だが、長谷部がファルカオを倒してしまいFKを与えた。それをキンテロが飛んだ壁の下を通るグラウンダーのシュートを決めた。キンテロも巧かったが川島の反応も良くないようだった。東口や中村なら止められたかもしれない。技術もあるがファウルを貰いにゆくこずるさもあるファルカオに対し長谷部の対応は甘かったのではないだろうか。しかし、エース、ロドリゲスが怪我気味でベンチスタートなのは日本にとって大きなアドバンテージだし、何故か脅威であるクアドラードが下げられたのも有利だった。１－１と並ばれたが、ロドリゲスとクアドラードが居ない１０人の相手にもし負けるようなら日本の面目丸つぶれだった。後半、途中出場の本田のCKを大迫が頭ですらしポスト内側に当たって入る見事なシュートを決めた。彼は、後半に入ったロドリゲスのシュートもブロックした。正にボックストゥボックスの大活躍だった。その後も何度かコロンビアのカウンターを食らったが守り切り２－１で勝利を掴んだ。予想を覆す見事な勝利だった。西野采配は手堅かった。長友も絶好調だった。だが、乾は回りと息が合ってないようだった。コロンビアはロドリゲスの動きが鈍かった。クアドラードを抜いたのは未だに謎だが代わりに入ったバリオスは巧かった。そのせいで香川がやや封じられたようだ。ともあれ、前大会ボコボコにやられたコロンビアに初戦勝利は涙が出るほど嬉しかった。​

  2018/06/20

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• イングランド×チュニジア

  ​前半すぐ、CKのこぼれ球をノーマークだったケインが押し込んだ。チュニジアのマークは大甘だった。だが、イングランドのウォーカーがボックス内でチュニジアの選手を倒してしまいPKを与えた。そのPKが決まった辺りでチュニジアの動きも良くなった。ファインセーヴを連発していたGKが負傷交代したせいもあったかもしれない。しかし、攻撃は平凡でカウンターも遅かった。どう転んでもイングランドに勝てるとは思えなかった。後半、チュニジアのディフェンスが良くなった。そのせいかのイングランドの攻めがモタついた。だが、終了間際、CKをマクガイアが競り勝って落としたボールを、またしてもフリーだったケインが頭でゴール左隅に決めた。辛うじてイングランドは勝ち点３を奪った。しかし、これまでで１番面白くない試合だった。​

  2018/06/19

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• ブラジル×スイス

  ​さすがFIFAランク６位のスイス、ブラジル相手に善戦していた。マンガのようなキャラ立ちのシャキリは勿論、ベーラミ、リヒトシュタイナー、ロドリゲス、アカンジ等も躍動していた。だが、ネイマールからのパス回しで噂のコウチーニョが右ポストの内側に当たって入る見事なミドルを決め１－０で前半を折り返した。怪我明けのネイマールの巧さは相変わらずだったが瞬発力がやや落ちているように感じた。後半序盤、シャキリの低くて早いCKをフリーになったツバーが頭で決めた。その後、ブラジルはよく攻めたがスイスの固いディフェンスを崩せず１－１で終えた。ブラジル国民はさぞや不満だったろう。良く言えば華麗、悪く言えばテクニックひけらかし系のブラジルに対し質実剛健なスイスとの対決という感じだった。​

  2018/06/19

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• ドイツ×メキシコ

  ​スペイン×ポルトガルに続いて決勝並みのカードだった。ノイヤーとオチョアのGK対決というのもたまらなかった。今の所、時間の経つのが１番早かった。前半、ドイツの方がやや押し気味だった。しかし、先制したのはメキシコだった。メキシコのカウンターは恐ろしく早かった。特にエルナンデスのワンタッチパスが効いた。あれをコントロールしていれば、おそらくドイツの固いディフェンスの阻まれていただろう。それを受けたロサーノがDFをかわしゴール左隅に決めた。さすがのノイヤーも止められなかった。後半、レーヴが前線にロイスを入れエジルの位置を下げてから中盤から良いパスが出るようになった。だが、メキシコのディフェンスは固かった。時折、メキシコお得意のカウンターもあった。エルナンデスの果敢なプレーも効いていた。そのまま０－１でメキシコの勝利に終わった。ドイツに前大会の輝きはなかった。​

  2018/06/18

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