なでしこベスト8止まり
先発のワントップに植木ではなく田中、左に遠藤ではなく杉田だったのが気になった。案の定、前半、攻め手に欠け防戦一方になった。後半、彼女らが入ると一気にギアが上がった。セットプレーなどで2点先行されていたが途中交代の林がゴール前に攻め上がりこぼれ球をゴール左隅に突き刺した。だが、アディショナルタイムが10分と超長かったにも関わらず1点止まりでベスト4への夢は消えた。そもそも、足の長いスウェーデン選手によくボールを獲られていた。寄せも厳しかった。PKを外した植木が上を狙ったのもどうかと思う。それまでの試合で澤に並ぶゴールを上げ輝いていた宮沢もこれといった仕事をさせて貰えなかった。だが、クロスバーに弾かれたFKを含め若手藤野の活躍は目覚ましかった。痛恨のハンドでPKを与えたボランチ長野のプレーも安定した立派なものだった。同じくボランチ長谷川も成長を感じた。この試合ではないが、前大会に出られなかった猶本のゴールが見られたのもよかった。