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• トゥーロン国際　日本×ギニア

  ２－１で勝ったとはいえ初回同様かなりトホホなゲームだった。全体にイージーミスが多かったが特に相変わらず喜田が酷かった。南野の緩い横パスも悪かったがポジショニングの悪さでボールを取られていた。後、完全に遅れてプレスに行きイエローを貰ったのも酷かった。判断の悪いＳＢの際もダメだ。一方、井手口のプレイは切れがあって良かった。浅野は果敢だし、植田は信頼出来る。三丸、三浦は及第点だろう。野津田と前田はメリットとデメリットが相半ばするように思う。鎌田はアピール出来なかった。全体的に、イタリア戦の前半を除いたコンフェデのＡ代表のような印象だ。

  2016/05/26

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• トゥーロン国際　日本×ポルトガル

  ボランチが大島と井手口に替わっていたしFWに南野が入っていたので初回よりメンバーは良かった。初回、よく獲られていた緩いショート・パスもあまり見られなかった。南野はヨーロッパで鍛えられさすがに良い動きをしていた。だが、前半にポルトガルの１０番にコースを狙った見事なボレーシュートを決められた。後半、日本の攻撃にメリハリが無いままずるずると１点ビハインドもまま終わってしまった。だが、井手口は守備もパスも良かった。特に顔を前に向けたまま横に出す意外性のあるパスがよく通っていた。途中、矢島と野津田が替わった。矢島に較べて野津田はやや不器用に見える。決定機も逃していた。SB際のプレイは前回同様いまひとつ切れが無かった。CBの三浦は及第点だろう。ともあれ、遠藤、中島、久保、武蔵の不在は痛い。リーグ戦突破はほぼ不可能だろう。

  2016/05/24

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• トゥーロン国際　日本×パラグアイ

  遠藤と中島が居ないとはいえかなりトホホなゲームだった。まず、ボランチの喜田がダメダメだった。プレイが全体にモタっていたし失点に繋がったプレイを含めバイタルエリアで２度もファールを与えていた。左SBの際もダメだった。緩いバックパスを相手に獲られ失点に繋がった。パラグアイはプレッシングも速く、身体の使い方が巧く、ワンタッチ・プレイも多く見られた。特に２０番のディアスのプレイが光っていた。一方、日本は矢島と亀川は良かったが野津田はミドル・シュート以外のプレイは微妙だった。浅野は１点返したプレイ以外はあまり活躍出来なかった。後半、入ったオナイウは良かった。何度もチャンスを作っていた。日本は全体にアグレッシヴさに欠けた。ワンタッチ・プレイもほとんど見られなかった。中盤やゴール前で緩く短いパスをよく獲られていた。植田のロングフィードは良かったが生かせなかった。岩波に替わって入った三丸は遜色のないプレイをしていた。ともあれ、故障者が帰って来ない限り、このメンバーで上に行くことはないだろう。

  2016/05/22

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• U23 日本×ガーナ

  前半、日本が３点先取した。１点目左から矢島がコースを突いた見事なミドルシュートを決めた。２点目も左から矢島がボレーシュートで入れた。３点目は中央から富樫がループシュートを決めた。時々球離れが遅く取られる場面もあったがワンタッチ・プレイも多く概ねテンポが良かった。野津田と浅野、植田のプレイが光っていた。時々ミスもあったが奈良も及第点だろうか。伊東と橋本は微妙だ。後半、交代枠６人全部使ったが動きが重くなり無得点だった。ガーナのDFも頑張ってはいたが前半見られたパス回しの良さがあまり見られなかった。交代選手では井手口のプレイが良かった。

  2016/05/11

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• 岡崎の快挙

  岡崎が所属するレスターが創設１３３年目の初優勝を成し遂げた。正に歴史的快挙だ。地元では飲めや歌えやの大騒ぎだろう。岡崎の活躍を観れなかったのは残念だが前の選手なので大きく貢献していたのは確実だろう。サッカーと言えば高校の頃、地味なスポーツだった。知っている選手もペレや釜本くらいだった。大体、競争が嫌いなのでスポーツそのものに関心が無かった。何故かバスケだけは何となく好きでマイケル・ジョーダンの美技をたまに観ていたくらいだ。それが日韓共同主催のワールドカップくらいからサッカーの面白さに目覚めた。まだまだ、フォーメーションの事や、オフザボールでの選手のポジショニングの妙とかはあまり理解出来ていない。だが、岡崎の果敢なプレーは前から好きだった。よく泥臭いと言われるが球際の強さには目を見張るものがあった。そして、何より、あの野武士を思わせる面構えが好きだ。スポーツ選手の活躍を、これほど心の底から喜べる日が来るとは思わなかった。

  2016/05/04

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• W杯　２次予選最終戦　日本×シリア

  酒井 高徳のパスの精度と吉田の足の速さに不安を感じる事を除けば良いスタメンだった。日本の多彩な攻撃の中、シリアのキーパーがパンチングしたボールがシリアのDFの顔に当たりオウンゴールになった。その後も日本の良い攻撃が続いたがシリアのディフェンスも良く決め切れなかった。精度は欠くものの本田の試合勘は良く、香川のプレイも華麗だった。酒井 高徳も今日は良いパスが何本か見られた。しかし、吉田はやはり後一歩の所で抜かれた。後半、日本にミスパスが出だしシリアが攻撃に転ずるシーンも生まれたが本田がアウトサイドで蹴ったニクいループのアシストを香川が胸トラップしボレーで反転シュートを決めた。その後、清武からのフィードを香川がアシストし本田が頭で決めた。そして、もう一度香川が入れた後、長友が得意のゴールライン間際から上げたクロスを原口が決めた。結果、５－０と言う快勝だった。しかし、山口がシリアのラフプレーで頭に負傷し鼻血が止まらず退場しているのが心配だ。

  2016/03/29

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• U23 日本×メキシコ

  前半、前線からのプレッシングでボールを奪い中島が始まって２分で左サイドからミドルシュートを決めた。相手のDFに当たりコースが変わってややラッキーだったとはいえ前回オリンピック王者メキシコに対して良い立ち上がりだった。２点目は遠藤が巧く奪ったボールを中島が良いくさびのパスを久保に入れそれを久保が１００点満点のヒールで南野に渡し南野がキーパーの逆を突き決めた。メキシコは個人個人は巧く身体能力も高かったが日本程連携は良くなかった。だが、後半、メキシコが右サイドからの崩しで１点返した辺りからメキシコの猛攻が始まった。強化試合なので出来るだけ多くの選手に経験を積ませようという手倉森監督の意図だろうが、中島、南野、岩波などを下げ、ややチーム力が落ちた。ゲームの流れもメキシコに行っていたので同点にされるかも知れないと思ったが最後まで１点差を守り切った。CKや自陣にボールを運ばれた時の寄せの甘さが改善されれば良い所まで行けそうだ。

  2016/03/26

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• サッカー男子　日本代表×アフガニスタン

  足の遅い吉田とパスの精度が低い酒井 宏樹を除けば良いスタメンだった。控えに居る本田、香川、槙野、山口、宇佐美などでも十分もう一つ良いチームを作れそうだった。前半、長友が居る左からの攻撃が多かった。柏木からの良い縦パスもよく入りツートップの片方である金崎がよくシュートしていた。しかし、決めたのは清武からの良いスルーパスを貰い反転した後、股抜きで足を替えた岡崎だった。岡崎と金崎は先輩後輩関係らしいが先輩の貫禄を見せた。後半、日本はワンタッチのパスがよく繋がっていた。そして、早い時間に金崎がワンタッチで上げた短いループのアシストをゴール前に走り込んだ清武が巧くキーパーをかわし押し込んだ。その後、右を突破した酒井が放ったシュートが味方のDFでコースが変わりキーパーがクリア出来ずオウンゴールになってしまった。４点目は清武のCKを吉田が頭で決め、５点目は途中出場したハーフナーが頭で落としたボールを金崎が胸トラップしたボールがそのままゴールマウスに転がり込んだ。色んなパターンでゴールを量産した面白くて気持ちの良いゲームだった。この調子で行けばベスト８も夢ではないのではないだろうか。

  2016/03/24

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• Ｊリーグ　アントラーズ×ベガルタ

  東北大震災に縁のあるチーム同士のゲームだった。ベガルタはホームであった為か良い入りをした。前半、早い時間に左からのウィルソンの良いクロスをフリーになった金久保がボレーで決めた。ただ、常に早い動きをしていたので後半が心配だった。アントラーズは植田と昌子が良い守備をしていたしFWの赤崎が積極的なプレーをしていた。全体にパス回しも巧かった。後半、アントラーズが攻勢に出た。ベテラン小笠原の渋いプレーもあったし途中でFWに入ったカイオも良いプレーをしていた。そして、ベガルタもややスピードが落ちたが、ウィルソンが前半同様左サイドで起点になっていたし、全体に気迫は最後まで衰えず１点を守り切った。十分見応えのある良いゲームだった。

  2016/03/12

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• なでしこ　アジア最終予選　北朝鮮戦

  宮間のA代表最後のゲームだった。消化試合になってしまったが全員次世代に繋がるような良いプレーをしていた。北朝鮮は決して侮れない相手だがスタメンのGK山根だけが不安だった。前半、雨でパスが伸びず、なでしこらしいパスサッカーがあまり出来なかった。一方、ロング・ボールを多用する北朝鮮にやや押され気味だった。一度、ヒヤッとするミスもあったが阪口はポジショニングが良く判断も的確だった。中島と横山のプレーも相変わらず光っていた。鮫島は宮間から良いパスを貰ったが判断が遅くシュート出来なかった。山根にも目立った悪いプレーは見られなかった。だが、動きはやはり相当鈍い。北朝鮮はキャプテンの１０番は勿論、１３番の動きが良かった。後半、なでしこは何度か横パスを獲られピンチを迎えたが今までで１番体を張った良いディフェンスをしていた。そして、左ハーフに替わった宮間からのクロスを岩淵が頭で決める決定的瞬間が訪れた。終了間際に動きの遅い高瀬とパスのヘタな川村が入った。これが佐々木監督最後の采配ミスかと思ったが何とか１点を守り切れた。キャプテン宮間の果敢なプレーが印象に残った。

  2016/03/09

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• なでしこ　アジア最終予選　ベトナム戦

  リオ行きの可能性は消えたがせめて良いゲームやって欲しかった。しかし、川村と上尾野辺のボランチと動きの遅いFWの高瀬が不安要因だった。前半、多くのミスパスが見られた。プレッシングも全体に遅い。球離れも遅い。途中、中島と上尾野辺がポジションを替わってから流れが良くなった。左から出した中島のグラウンダーの良いクロスを岩淵が決めた。その後、中盤での守備の甘さからゴール前に侵入されたベトナム選手に岩清水がPKを与えてしまった。GK山下は山根より動きは良いが止められなかった。だが、その直後、右からのクロスを岩淵が巧く落とし大野がミドル・シュートを決めた。後半、大儀見と横山が高瀬と岩淵に替わった。大儀見の動きは高瀬とまるで次元が違った。高瀬がエース・ストライカーであり続ける為にはもっと身体を絞らないといけないだろう。その後、ワンタッチ・プレーも増え日本のゴールラッシュが続いた。結果６－１の勝利だった。ようやく、なでしこらしいゲームだった。若手では岩淵、横山、中島のプレーが光っていた。澤を尊敬し縦横無尽に走り回っていた中島がボランチの最右翼かも知れない。

  2016/03/07

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• なでしこ　アジア最終予選　中国戦

  スタメンを見た時、ボランチの川村とCBの田中が不安だった。案の定、川村の精度を欠いた強いパスを田中が見送り、そのボールを中国に決められた。パスのヘタな川村にボランチは荷が重いし、田中は経験が浅過ぎる。後半直ぐに中国の見事なミドルシュートで追加点を入れられた。しかし、川村と岩淵を替え中島と川澄を入れ替えた日本も流れが良くなり岩淵のサイドからのフィードを横山が受けゴール前の打開から１点返した。だが、日本の反撃は遂にその１点止まりだった。澤が抜け弱い若手が２、３人居ると、こうも弱くなるものなのだ。

  2016/03/04

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• なでしこ　アジア最終予選　韓国戦

  今回は山根と大野が抜けていたのでひとまず安心だった。横山は大野と較べものならないくらい活躍していた。福元と山根も勿論較べものにならない。ボランチの川村と上尾野辺が心配だったが川村のディフェンスは素晴らしいもののパスの精度が低く何度もピンチを招いていた。上尾野辺は取り合えず合格点ではあるまいか。前半、日本が押し気味だったが何度も決定機を逃し０－０で終わった。韓国１０番チ・ソヨンを始め８番、１１番、１４番なども良い動きをしていたので後半が心配ではあった。後半も日本が押し気味だったが決め切れない内にペナルティ・エリアで近賀が不運にもハンドを取られてしまった。しかし、このPKを福元がスーパーセーブで凌いだ。その後、後半に入った岩淵が川澄からのロングクロスを頭で決めた。しかし、残り僅かになった時間に福元と熊谷がぶつかってしまいこぼれ球を韓国の１１番に見事な反転シュートで決められた。前回より遥かに良い内容のゲームではあったが痛恨のドローだった。

  2016/03/02

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• なでしこ　アジア最終予選　オーストラリア戦

  スタメンに動きの遅い大野とヘタなGK山根が居たのが不安だったが的中した。まず、坂口のミドル・シュートをオーストラリアのGKが弾いたボールの近くにいた大野が決められなかった。そして、１点目、ヘディング・シュートを山根が背の高さを全く生かせず決められた。これはポジショニングの悪さが原因だろう。もう１点も、山根の飛び出しが遅く、身体を投げ出した所を軽々とフェイントでかわされゴールに流し込まれた。いやはや、予選突破も危ぶまれる展開だ。しかし、ようやく大野を横山に替えた辺りで少し流れが変わりなでしこらしい細かなパス回しが見られ始めた。そして、前半、アディショナル・タイムに中島からのサイド・チェンジを川澄が受け、それを有吉に渡し、有吉のマイナスのアシストを坂口が蹴り大儀見が見事に決めた。後半、良いシーンも何度かあったが、パスミスが目立ち始めた辺りで流れがまたオーストラリアに変わり完璧な崩しの後１点追加されたまま岩淵や川村の投入も空しくずるずる負けてしまった。澤が抜けて心配していたが、あまりにも情けないゲームだった。最大の敗因はGK山根だったと思う。

  2016/02/29

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• Ｊリーグ開幕戦　サンフレッチェ×フロンターレ

  チーム・ワークはサンフレッチェの方がやはり上だった。フロンターレは大久保がさすがの良い動きをしていたし中村も良い縦パスを出していたが、全体としてカウンターは遅いしFWのシュートタイミングも遅かった。後半、まさかの展開だった。ミキッチの良いクロスを柴崎が外した後、ミキッチも疲れて来たのかクロスの質が落ちた。その後、前半、あまり良い動きではなかった小林が左からのグラウンダーのクロスを決めた。後半、広島も浅野やウタカを投入していたが終了前１０分ほどからでは取り返せなかった。ゲームの流れでは２－０か１－０くらいで広島が勝つだろうと思っていたがやはり、勝負は分からないものである。

  2016/02/28

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• スーパー・カップ　ガンバ×サンフレッチェ

  前半最初、サンフレッチェが押しているように見えたがガンバが攻撃に転ずるとガッチリ守りを固めた。ガンバの新メンバーでは遠藤とボランチを組んだ井手口の動きが良かった。ディフェンスも良かったし、良いパスも何本か出していた。FWのアデミウソンはブラジルで１０番を付けていたようだが回りも使える良い選手のようだ。パトリックはまたもや体重が増えているのか動きがやや鈍く何度もファールしていた。広島は右SBで良い仕事をするミキッチが残留し脅威になっていた。後半すぐ、塩谷からのロングアシストを寿人が素晴らしい飛び込みで決めた。しかし、丹羽が与えたPKは実際はハンドではなく顔だったので不運だった。それを１０番を背負った浅野が決めた。その後、阿部からのクロスを宇佐美が頭で決めたが交代した広島のウタカが見事なミドルシュートをボレーで決めた。後半、交代して入ったガンバの倉田と長沢は機能しなかった。ガンバファンとしてはなかなか辛いゲームだったが、井手口の活躍は特筆に値すると思う。

  2016/02/20

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• U23　決勝　日本×韓国

  前半、日本はダメダメだった。まず、オナイウが大島からの素晴らしいロングフィードを自ら潰した。その後、他の選手もゴール前で決め切れないシーンが続いた。一方、韓国はオフサイドになったとはいえロングフィードを前線の飛び出しで２度ゴールに決めていた。そして、３回目、左サイドからの崩しで遂に１点決めた。半分ケンカ腰の死に物狂いで戦う韓国に対して日本は上品でひ弱だった。後半、韓国の足が余程止まらない限り日本にチャンスは無いように見えた。後半直ぐに、右サイドからの崩しでまたもや韓国に決められた。１８番の反転シュートも見事だった。しかしその後、まさかの大逆転劇が待っていた。まず、いまひとつ調子の良くなかったオナイウを替え原川を入れた。これで中盤が厚くなった。そして、浅野が矢島と中島からのアシストで２点取るという大活躍をした。それまで、前線の選手は持ったボールを大事にし過ぎコントロールしたりパスを出したりして却ってチャンスを失っていたが彼は思い切ったワンタッチ・プレーが出来るし、キーパーとの一対一の勝負でも強い。２点目は、左サイドから山中が上げたクロスが相手DFを引き付けた浅野の上を飛び越し矢島が頭で決めた。手倉森監督、見事なベンチワークだった。お陰で浅野のジャガー・ポーズも見れた。それにしても、こんなに悔し涙と嬉し涙が前後したゲームも珍しかった。

  2016/01/31

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• U23　準決勝　日本×イラク

  前半中頃、武蔵が自分で出した長めのボールにタッチラインギリギリで追い付きそのまま駈け上がった後、左サイドから出したクロスに、最初から鬼のように頑張っていた久保が見事な飛び出しで決めた。だが、アディショナル・タイム間近、それまでロングボールをゴール前に送り細かなパス回しでＤＦを崩してから狙うパワープレー気味のイラクにCKを与えてしまった。そして、低目のニアサイドに来たボールを日本のDFがヘディングでクリアした後、それが櫛引の手に当たりクロスバーに弾かれた。そのこぼれ球をイラクの２番がヘディング・シュートした１発目は櫛引がセーブしたが、その後、地面に落下してしまい起き上がるスキにもう一度コースを狙い澄ましたイラク２番にヘディングで決められた。これでチャラになってしまったが、南野のゴール前でのドリブルは良かったし、前回、不安定だった奈良も悪くなかった。後半、ずっと膠着状態が続いた。しかし、イラクの監督は延長を意識してかそれまで攻撃の主力で活躍していた１０番を下げた後、DFの植田が前線に送ったロングフィードを浅野がキープし、それを貰った南野が相手をかわして上げたクロスをキーパーがパンチングした。そのこぼれ球をボランチの原川が巧くトラップしキーパーの逆を突く左足からのミドルシュートを一閃しゴールネットを揺らした。既にアディショナルタイムに入ってからの決勝ゴールに痺れた。スポーツ・ニュースの見出しに躍る正しく「ドーハの歓喜」だ。これで、リオ行きを決めたキャプテン遠藤を始め、SB山中、FW武蔵等の涙は例えようもなく美しかった。

  2016/01/27

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• U23　準々決勝　日本×イラン

  前半、イランのプレスが厳しかった。高身長の為、足が長いせいかスルー・パスもよく引っ掛かった。ワン・トップ１０番モタハリの動きが良く切れもあった。アディショナル・タイムに恐らくモタハリの故意だろうが動きを止めた岩波がモタハリを倒してしまいゴール前の危険な位置でFKを与えてしまった。しかし、GKのパンチングで何とか切り抜けた。この時以外、日本はそれほど悪い所は無く、久保、室谷が特に良い動きをしていたように思う。後半、ヘディングも含めてイランによくパスをカットされていた。そして、またもや１０番に２度程ピンチを作られた。全体にイランが押し気味に見えたが何とか抑え延長へもつれ込んだ。途中、１１番久保を浅野に替えたが、あそこはオナイウだったのではないかと思う。オナイウはリズムにメリハリが無く、久保の方がアグレッシヴだ。延長始まって直ぐ、なんと録画が切れていた。慌てて、ネットで観てみると、まず替わって入った豊川が室谷が右サイドから出したボールを頭で入れた後、９０分でなかなか仕事が出来ていなかった中島が左からスーパ・ゴールを２発も決めていた。こんな劇的な展開を録画とはいえ流れで観れなかったのは痛恨の極みだ。今度から絶対１時間多めで録画しておこう。

  2016/01/23

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• U23　日本×サウジアラビア

  前半、遠藤が抜けていたので中盤が心配だったが三竿や井手口も良かった。奈良がゴール前で不用意に手を使いFKを与えたシーンとサウジの１０番が左から切り込んで来たシーン以外はそれほどピンチは無かった。サウジの動きも悪くなかったがパスの精度が低いのかあまり繋がらなかった。日本は南野の判断がやや遅く感じた。山中や中島のプレーは相変わらず切れがあった。しばらく膠着状態が続いたが３０分過ぎにキャプテン大島が無回転気味でコースも完璧なロングシュートを決めた。後半直ぐ南野がゴール前のドリブルで相手のDFをよく引き付けてから出したパスを井手口が決めた。その後、植田が取られたPKは不運だったが、そのまま逃げ切れた。サウジはラスト、10番以外は足も止まったし、カウンターも早くなかった。この枠ではどうやらイランが最強のようだが次にやる２２日が凄く楽しみだ。

  2016/01/20

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• U23　日本×タイ

  北朝鮮戦に較べて大幅にメンバーチェンジしたせいか左サイドがかなり弱くなっていた。タイのプレッシャーも早かったが、ボールを持ってから考えているのかよく獲られていた。ボールを貰いに行く選手も少なかったのかも知れない。しかし、遠藤からの優しいループパスを武蔵が頭で落とし見事な右足のボレーシュートで決めた。右サイドの室谷や矢島も相変わらず良いプレーをしていた。後半、直ぐにオナイウからの流れで原川のクロスを矢島がヘディングで決めた。その後、チャナティップからのループ気味の長いフィードを受けた選手を亀川が押してしまいPKを与えたが、荒れたピッチにキッカーが足を滑らせボールはクロスバーに弾かれた。３点目はインターセプトしたボールをハーフラインを越えた高い位置まで持ち上がった岩波からのボールを、浅野と替わった久保が正面に居たキーパーに弾かれながらも決め、４点目は遠藤、オナイウと繋いだボールを久保が受けペナルティエリアでファールを受けPKに持ち込み自ら決めた。前半は少し怪しい展開だったが、終わってみると快勝だった。やはり、今後も期待出来そうだ。

  2016/01/17

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• U23　日本×北朝鮮

  前半早くにSB山中のCKをフリーになった植田が決めた。その後も一貫して日本がやや押し気味だった。攻撃パターンも日本の方が多かったし球離れも早く足元の技術も上だった。相変わらず中島や遠藤のプレーは冴えていたし、SB室屋のプレーも光っていた。他のメンバーにもこれと言って悪い所は無かった。俊足の浅野も出ていなかったので、このメンバーなら相当良い所まで行けるだろう。北朝鮮は何度も決定機を逃したし、パスもあまり繋がらなかった。それどころか、シミュレーションが疑われる汚さも見られた。

  2016/01/14

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• 小野　剛　「サッカースカウティングレポート」　其の一

  「スカウティング」という言葉を初めて知った。「良い選手を見付けてスカウトする」というような意味しか知らなかったが元々、「偵察する」という意味があったようだ。実際、現場では身を隠し敵の練習を偵察してたようだがそれが発展しデータを分析しコーチングに生かすようになったそうだ。多少、予想していたが、その細かさに驚いた。敵のディフェンダーが振り返る向きの傾向を調べクロスをそちら側に入れ、逆サイドにFWが走り込むようにアドヴァイスしたりするのだ。また、敵にヘディングの強い選手が居ればパスコースを消す指示を出し身体の寄せ方を教える。ミーティング時に流すヴィデオも選手の集中力を考え１２分程度にするとか、対策を１００通りくらい考えておく、あるいは、負けた後、選手はヘコんでいるので、あまり修正点を強調せず、前向きな対策に力点を置く等、一々、納得出来るものばかりだった。

  2016/01/12

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• 天皇杯決勝　ガンバ×レッズ

  さすが天皇杯、前半から気迫のこもったプレーだった。まるで後半のような死闘だった。早々に槙野が出血したが戻れて良かった。彼が居ないとゲームが面白くなくなる。米倉が早くに足の故障で退場したのは残念だった。１点目はパトリックが中盤の混戦から良い位置で貰ったフィードを猛獣のようなスピードで運び西川の肩とポストの僅かな隙間を通し決めた。だが、浦和が猛攻で１点返した。梅崎の素晴らしいターンから上げたクロスを李がヘディングした。しかし左のゴールポストに弾かれ、こぼれ球を興梠が渾身のキックで決めた。後半も前半を上回る死闘だった。遠藤のCKを槙野のマークを外したパトリックが決めた。槙野の前には今野が邪魔をしており、恐らく、サインプレーだったのだろう。その後も浦和の猛攻が続いた。特に、高木の動きが良かったしクロスの質も高かった。しかし、ガンバは辛うじて逃げ切った。ガンバファンとしては半泣きになりそうな勝利だった。

  2016/01/01

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• 天皇杯　準決勝　ガンバ×サンフレッチェ

  この前にやっていた浦和対柏は後半しか観られなかった。あれはずっと膠着した平凡な展開だったがこのゲームは展開が早く面白かった。開始早々宇佐美がグラウンダーのシュートを決めた。ディフェンスの股を抜きコースに決める決して簡単なシュートではなかった。その前の倉田からの長いクロスをパトリックが落ち着いてヘディングで落としたのも巧かった。後半、選手交代したサンフレッチェがギアを上げて来たがガンバが２点目を入れた。倉田が奪ったボールを長沢が一瞬早く触りアシストしたボールを宇佐美が倒れながら１点目同様右隅に決めた。そして、アディショナル・タイムに点を入れたのもガンバだった。これも長沢が一瞬早く前に蹴り出し抜け出したままキーパーの逆をついて左隅に決めた。長沢は足の長さが武器のようだ。ともあれ、ガンバファンとしては年末に非常にスッキリした勝ちっぷりだった。

  2015/12/30

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• クラブワールドカップ　決勝　バルサ×リバープレート

  遂にMSNの揃い踏みだった。リバープレートはバルサに良いようにボールを回されていた。ようやくボールを獲ってもキーパーの正面にミドルシュートを蹴る凡庸な攻撃だった。一方、バルサは一瞬も目が離せない目まぐるしい多彩な攻撃だった。まるでほとんどが天才のような集団だ。遊んでいるかのようなアイディア溢れるプレイは一々描写していられない。前半１点目はダニエル・アウベスによる右からのクロスをネイマールがヘディングで落とし、それをメッシが敵に囲まれたまま決めた。それはスローで見ないと分からないようなトリッキーなキックだった。後半は始まって直ぐブスケッツからの左からのロングフィードをスアレスがキーパーとの勝負を制し見事に決めた。そして、３点目もネイマールのループ気味のアシストをスアレスがキーパーの逆を突きヘディングで決めた。リバープレートは２回良いシュートを放ったがキーパーのスーパーセーブで弾かれた。サンチェスやマルティネスなどのプレイは光っていたがバルサには遠く及ばなかった。なにはともあれ、バルサの卓越したプレイをいつまでも観ていたい素晴らしいゲームだった。

  2015/12/20

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• クラブワールドカップ　３位決定戦　サンフレッチェ×広州

  前半、広州の方が選手間の距離が広くサンフレッチェのプレスは甘かった。その為か、余裕でボールを回され１点先取された。パウリーニョは相変わらず良いプレイをしていた。広州はバルサとやった時、あまり巧くないチームのように感じたがサンフレッチェとやると巧く感じた。サンフレッチェはミキッチ以外の動きが遅く感じた。特にキーパーの林の動きが悪かった。後半、ポイチ監督のベンチワークが見事ハマッた。１点目はCKを相手のディフェンスがあろうことか避けてしまい、それをドウグラスが頭で押し込んだ。そして、２点目は柏のクロスを浅野がヘディングでシュートしキーパーが弾いたボールをドウグラスがヘディングで決めた。後半はいつものサンフレッチェらしいサッカーが出来ていた。青山らしいロングパスが通るとリバープレートのサポーターからも声援が上がっていた。後、若手では茶島の動きが良かった。浅野はドリブルのスピードと動き出しは良かったがシュートとパスの意図が曖昧に見えた。

  2015/12/20

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• クラブワールドカップ　５位決定戦　クラブ・アメリカ×マゼンベ

  ２－１でクラブ・アメリカが勝った。録画で観たがネットや新聞で取り上げてなかったので助かった。クラブ・アメリカはこれも負けていたら恥さらしで国に帰れない所だった。両方、バルサに較べると選手間のバランス、トラップの技術、パスの精度等が落ちるように思った。ただ、ヨーロッパのスカウトに目立とうとしたのか個人技に走るマゼンベよりクラブ・アメリカの方がチームワークが良かったように思う。マゼンベは攻撃も、サイドから中央へのクロスやミドル・シュート等凡庸だった。何やら伝説的キーパー、キディアバが監督との軋轢で出場していなかった事も影響していたのかも知れない。その点、クラブ・アメリカは細かいパス回しで中央突破するなどいくつか面白いシーンがあった。ペラルタは勿論、ベネデット、スニガ、サンブエサ等のプレイが光っていた。

  2015/12/18

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• クラブワールドカップ　バルサ×広州

  メッシとネイマールが出てないと聞き激ヘコミだったがさすがバルサ見応えのある前半だった。バルサは選手間のバランスが良い。そして全体がよく連動していた。取り分け、ガンバの遠藤をよりパワーアップしたようなイニエスタのスルーパスは芸術的だった。スアレスは厳しいプレスを受けていても多くのシーンで前を向いた。ラキティッチはそれまで球離れが遅いと感じたがキーパーが弾いてしまう強烈なミドルシュートを放ちこぼれ球をスアレスが決めた。そして、後半早々、スアレス、イニエスタのワンツーでイニエスタが上げたループパスをスアレスが胸トラップしキーパーの目の前でボレーシュートを決めた。ここまで来るとハットトリックを期待したがきっちり、その後のPKで決めてしまった。メッシとネイマールが居なくてもこれだからバルサ恐るべしである。広州は１０番を除けばパウリーニョだけが働いている感じだった。３位決定戦でサンフレッチェと当たるがサンフレッチェの真価が問われる。

  2015/12/17

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• クラブワールドカップ　サンフレッチェ×リバープレート

  前半、予想通りリバープレートはアグレッシヴに仕掛けて来た。サンフレッチェが立て続けにファールをしたので早い時間にセットプレーから失点するかと思った。しかし、ねばり強くディフェンスをする内、いつもの青山のスルーパスでサンフレッチェは多くのチャンスを得た。そして、キーパーのスーパーセーブで難を逃れたものの攻め手に窮したリバープレートは明らか焦れていた。もし、後半、リバープレートの足が止まればサンフレッチェに十分勝機はあるだろう。残念ながら後半やや足が止まったのはサンフレッチェだった。逆に死に物狂いでプレイしたのはリバープレートだった。そして、セットプレイからのボールをキーパーの林が掴みに行った為クリアが中途半端になりこぼれ球をヘディングで決められた。そのままリバープレートが堅い守りで逃げ切った。サンフレッチェも十分実力を見せたが、やはり世界の壁は厚かった。

  2015/12/16

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• 澤選手引退

  澤穂希選手が引退するそうだ。未だにわかサッカーファンに過ぎない私はピークの活躍を知らないが私が観出した頃でもその活躍には目を見張るものがあった。ここと思えばまたあちらと現れピンチの芽を摘み見事なパスを送る姿は正に神出鬼没だった。そしてゴールへの気迫と卓越したテクニックも素晴らしかった。体調を崩してからレギュラーを外れる時期があっても再登場すると他の選手との開きは歴然としていた。そして、途中入場するとチームが活性化し退場すると崩れた。後継者として最も近い位置に居るのは坂口だろうがいかな天才少女だった坂口にもあの境地はまだまだ遠い。猶本は近い所まで行けるのかどうか。私が出遅れたので仕方ないのだが、あの素晴らしいプレイをもう観れないと思うと極めて無念である。

  2015/12/16

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• クラブワールドカップ　サンフレッチェ×マゼンベ

  ファールの多さで広州対クラブ・アメリカよりレヴェルは落ちていたように見えた。アフリカ勢は予想通り寄せの速さと足の長さでいつもなら通るパスをよくカットしていたがロングフィードは粗かった。しかし、CKとシュートが圧倒的にサンフレッチェを上回っていたので先取するのは時間の問題だと思っていたら、前半終了間際、ミキッチのクロスから獲った初めてのCKを佐々木がヘディングで後ろにすらしたボールを、またしても塩谷が押し込んだ。お陰で後半がグッと楽しみになった。後半、前半の１点先取が効いたのかいつものサンフレッチェらしく細かなパスが回り出した。まず、高いCKを千葉が競り勝ちヘディングで決めた。その後、青山らしいロングフィードからミキッチが上げたクロスを寿人と替わったばかりの浅野がヘディングでダメ押しの３点目を決めた。マゼンベの身体能力は高かったがキックの精度が低かった。対してサンフレッチェのチーム力が上回っていたように思う。

  2015/12/13

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• クラブワールドカップ　広州×クラブ・アメリカ

  見応えのある前半だった。レヴェルが高過ぎてよく分からないプレイが沢山あった。広州の早い直線ドリブルから難なくボールを奪ったプレイなどもそうだ。クラブ・アメリカはペラルタのゴール前でのヘディングによる落としも見事だったしキンテーロの動きも良かった。広州はスコラーリに引っ張られたのか中南米勢の選手が多くさすがの巧さだったが中国人にも中盤で良い動きの選手が居た。後半は劇的だった。前半、広州に押されていたクラブ・アメリカの動きが良くなり右サイドを巧みに駈け上がったベネデットからのクロスをペラルタが後ろにすらすヘディングで見事に決めた。しかし、クラブ・アメリカがやや守りに入ったのか広州が攻勢に転じ、パウリーニョの見事な駈け上がりから１点返し、アディショナル・タイムで左からのCKをまたパウリーニョがヘディングで決め延長を待たず試合を終わらせた。当然だがクラブワールドカップは非常にレヴェルが高い。長居スタジアムの観客が少ないのがもったいない。ともあれ次のバルサ戦も非常に楽しみだ。

  2015/12/13

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• クラブワールドカップ　サンフレッチェ×オークランドシティ

  前半はダルかった。オークランド・シティは前線にボールが運べずバック・パスばかりだった。サンフレッチェは右サイドからの鋭いミドル・シュートのこぼれ球を決めた。しかし、ミスパスやボールを奪われるシーンもありいつもの精彩を欠いた。後、早い時間に野津田が膝をケガし退場したのが残念だった。前半、佐藤、ドウグラス、ミキッチ等の主力を欠いていたせいかパッとしなかったが、後半、ドウグラスが入りぐんと攻撃力が増した。ドウグラスが出したスルーパスを底から駈け上がった塩谷がほとんど角度の無い所から決め、試合の流れもほぼ決まった。結局、２－０のまま試合終了だったが、日本でプロに成れなかった岩田の頑張りは際立っていた。果敢なスライディング・タックルの後、膝が顔に入り出血した後、包袋した頭でヘディングする姿は胸に迫るものがあった。

  2015/12/10

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• チャンピオンシップ　第二戦　ガンバ対サンフレッチェ

  締まった良い試合だった。前半、遠藤のFKからの今野のシュートをサンフレッチェのDFがクリアミスした為キーパーが取れなかった。その後、サンフレッチェは守り時間が続いたが後半に入った柏の鋭いクロスを同じく後半に交代した浅野が見事なヘディングで決めた。結局、１対１の同点のまま終わり第一戦との合計点で上回りサンフレッチェが優勝した。今回はそうでもなかったが、パトリック、オ・ジェソク、今野等の感情をコントロール出来ないメンタルの弱さがガンバの敗因だったのではあるまいか。それは彼らのムキになった表情にも表れていた。やはり、人間、どんな時にも冷静さを失ってはいけない。

  2015/12/05

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• チャンピオンシップ　決勝　第一戦　ガンバ対サンフレッチェ

  非常に面白かったがガンバサポーターとしては悔しい試合だった。まず若手の長沢が森崎のスキを逃さず１点先取したがサンフレッチェの変化を付けたセットプレーで１点返された。だが、前回に引き続き今野が直ぐに追加点を決める。そこで、この試合は決まったかと思ったがその後、清水のしつこいファールでこかされたオ・ジェソクが頭に来て突き飛ばしてしまい一発退場。ここで、試合の流れがサンフレッチェに行ってしまいアディショナル・タイムで２点も入れられてしまった。ポイチ監督が途中で入れた浅野と柏がきっちりハマッた。結局、凄く頑張っていたオ・ジェソクのメンタルの弱さとポイチ監督のベンチワークが勝負を決めたようだ。

  2015/12/02

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• チャンピオンシップ　ガンバ対レッズ

  ガンバファンとしてはたまらない試合だった。一貫してレッズが押し気味に見えたので２ー１くらいで負けるだろうと思っていた。パトリックの動きも相変わらず切れが無かったし遠藤からのパスも納められていなかった。そして、消え気味だったとはいえ宇佐美を何故替えたのかも分からなかった。レッズの槙野はいつも通り気合いの入った良いプレイをしていたし代表で活躍していた柏木も好調をキープしていた。後、森脇のプレイも渋かったし若手の武藤の働きも光っていた。ただ、延長に入ってから足がつってしまった関根のスキを突かれた。それまでも、緩いパスを奪ってから三列目の今野が鬼のような顔で放ったシュートが決まっていたが、途中から入ったズラタンにヘディングで返されていた。しかし、延長後半残り僅か、丹羽の大チョンボであるポストに当たるバックパスを東口が早くフィードすると、速攻でボールをゴール前に運び米倉のクロスを走り込んだ藤春が決めた。この辺りがサッカーの分からない所である。そして、延長のアディショナル・タイムで貰ったFKを遠藤が早いリスタートで出したパスをパトリックが西川より一瞬早く触りゴールに流し込んだ。この所ガンバのパッとしない試合が続いていたのでしばらく震えが止まらなかったし、うっすら涙すら浮かんだ。しかし、いつもの事とはいえ、チャンピオンシップの延長後半ギリギリでも冷静さを失わないヤットの凄さを改めて思い知った。

  2015/11/28

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• サンフレッチェ対ベルマーレ

  サンフレッチェ見事な優勝だった。佐藤も中山ゴンの年間最多ゴール１５７点にようやく並んだ。私は特にファンではなかったがちょっと泣きそうになった。ドウグラスのハットトリックも素晴らしかったし青山のミドルシュートも見事だった。後、ミキッチや清水のアシストも良かったし千葉や塩谷のビルドも良かった。全体に息が合っているし、ボール展開もダイナミックだ。サンフレッチェは本当に素晴らしいチームである。一方、ベルマーレは遠藤以外の質は見劣りした。球離れのスピード、ボール・コントロール、攻撃のバリエーション等イマイチだった。

  2015/11/22

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• サッカー　日本対カンボジア

  前半、かなり人工芝に苦しめられていた。ベトナム製のボールも重かったようだ。グラウンダーのパスが直ぐに止まった。ボランチの遠藤も悪くはなかったが攻撃力に欠けたようだ。後半、柏木と替わると直ぐにチャンスが何度も生まれた。岡崎のヘディングかカンボジアのオウンゴールなのか分からなかったが１点先取した。柏木の柔らかいロングボールのFKも見事だった。２点目は蛍の長いスルーパスを藤春がよく走りゴールラインぎりぎりからのクロスを本田が頭で決めた。後、宇佐美は消えていたし、元気も精彩に欠けたが香川と長友の動きはいつも通り良かった。そして、吉田はまた走り負けていた。

  2015/11/17

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• サッカー　日本対シンガポール

  久々気持ち良い前半だった。パスが良く回った。柏木のスルーパスが良かったし狭い所での清武のワンタッチ・パスも良かった。酒井と吉田のパスはやや散漫だった。あまり知らない選手だったが金崎も良い動きをしていた。本田の大き目のループを打点の高いヘディングで武藤が落とし金崎が反転で見事に決めた。相変わらず出来が良いシンガポールのキーパーもこれは止められなかった。DFの森重もいつも通り良かったが吉田は走り負けていた。後半、足が止まって来た頃に宇佐美、香川、原口が入ってうまく機能した。セットプレーからのこぼれ球を宇佐美がグラウンダーでシュートしたら吉田の足に当たって入った。控えにまだ岡崎、槙野、蛍、遠藤、藤春などが居たので日本代表も層が厚くなったものだ。

  2015/11/12

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• ガンバ対サンフレッチェ

  アントラーズ戦に続いて情けない試合だった。やはりパトリックがダメだった。動きが鈍くプレイが粗い上に感情的になり過ぎる。ラストにレッドを貰っていた。遠藤の二列目も機能していなかった。若手の井手口に遠藤の代わりは到底無理だろう。球は取れたがパスが出せなかった。岩下も瞬発力に欠けるのか球際で負けていた。一人頑張っていた宇佐美が可愛そうだった。サンフレッチェはさすがにバランスが良かった。佐藤は相変わらず勘の良いプレイをしていたし中盤の森崎と青山が良かった。特に青山が良いパスを出していた。まるで、いつもの遠藤みたいだった。

  2015/11/07

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• ナビスコ杯　ガンバ対アントラーズ

  ガンバとしてはかなり情けない試合だった。前半アントラーズの猛攻をいなしていた思ったが選手交代も空しく後半３点畳み掛けられそのまま押し切られた。その上不用意なファールも増え恥ずかしかった。アントラーズは柴崎や赤崎が特に良かったし全体の動きもキビキビしていた。ガンバは宇佐美やヤットはいつも通り良かったがパスが繋がらず特にパトリックの動きが悪かった。ガンバの西野を岩下に替えたのは良かったがパトリックを早くに替えるべきだったろう。

  2015/10/31

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• サッカー日本男子シリア戦

  前半は重苦しかったが後半すっきりした。まず、岡崎がペナルティエリアで巧くファールを貰い本田が落ち着いてPKを決めた。次は香川が左のゴールライン前で一人抜いた後二人目の股を抜いたボールを岡崎が飛び込んで決めた。３点目は清武が右腿の素晴らしいコントロールで左側に落としたボールを敵の直ぐ横に出したスルーパスを本田がヒールで落とし、走り込んだ宇佐美がキーパーに触られながらも決めた。他にも、長友が相変わらず切れのある良いプレイをしていたしややプレイに精度が欠けるとはいえ本田の試合運びは巧い。蛍のプレイも光っていた。

  2015/10/08

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• ２０１５　サッカー男子Ｗ杯アジア２次予選　アフガニスタン戦

  ６－０のボロ勝ちだった。今回は久し振りに香川が１０番の仕事をした。やや遠目からの反転シュートが見事だった。本田もいつもより俊敏だったように思う。岡崎も調子を戻していた。蛍もいつも通り快調だったが森重のパスに精度を欠いた。原口はドリブルで中央に切れ込む動きは良かったがややボールを持ち過ぎでパスの精度が落ちるように思う。後半途中交代した宇佐美の動きは華麗だった。攻撃も前回のカンボジア戦より多彩だった。ややアフガニスタン寄りの審判にも関わらず良い試合をしてくれた。

  2015/09/09

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• サッカー男子Ｗ杯アジア２次予選　カンボジア戦

  ３－０で勝ったもののダルい試合だった。香川が相変わらずメンタルの弱さのせいか好機を二度逃していた。珍しく岡崎も不調だった。途中、武藤を代えたが、あそこは岡崎だったろう。宇佐美は決まらなかったが何度もシュートした。１番働いていたのは、やはり本田だろうか。蛍も良いパスを出していたが遠藤のような落ち着かせるプレイはまだ出来ないようだ。大体、相手が弱いので大量得点を意識し過ぎたのではないだろうか。前掛かりになり過ぎ、サイドから中央へのクロス等単調な攻撃が多かった。詰めのプレイにも精度が欠けた。今のままでは到底上位へ行けないだろう。

  2015/09/03

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• 日本男子代表　東アジアカップ　中国戦

  見応えのあるドローだった。中国に１点先取されたが槙野からのスルーパスを米倉がゴール前に鋭く走り込んだ武藤にアシストした。後半途中交代した興梠も良いポストプレーをしていたがそれまでワントップだった川又の動きが良くなかった。ディフェンスは槙野と森重が良かったし、ボランチの山口と遠藤も良かった。特に遠藤の判断とパスは正確だった。米倉と丹羽のSBも良かったが、米倉の瞬発力と判断の速さに少し疑問を感じた。永井も３戦目にしてようやくダイナミックな走りを見せてくれたし宇佐美の動きも相変わらず滑らかでかつアイディアもあった。後半、チーム全体で細かなパス回しにリズムが出て来たので今後もっと良いチームになるだろう。

  2015/08/09

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• なでしこ　東アジアカップ　中国戦

  ３戦目にしてようやくすっきり勝ってくれた。しかし、パスの精度はやはり低かった。あれでは有効なビルドアップは無理だろう。長い縦パスは仕方ないにせよ緩い横パスを何度も取られていた。そして、ボールを貰ってから考えるプレイも多かった。だが、有町は相変わらず良い動きをしていたし替わって入った菅澤も良いポストプレイをした。若手では中堅と言える中島のプレイも安定していたし後半に投入された増矢のプレイが特に光っていた。ラスト、中島からのスルーパスを冷静に決めた横山もさすがだった。

  2015/08/08

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• 男子日本代表　東アジアカップ　韓国戦

  寄せ集め感が否めないメンバーだった。しかし、初代表の倉田が献身的で俊敏かつ練れたプレイをしていたし、彼のアシストで山口が決めた。若手の遠藤も相変わらず良いプレイだった。CBの森重と槙野も安定感があった。興梠は良い選手らしいが良さはそれほど見えなかった。大田もあまり良い選手とは思えない。川又も微妙だ。ラスト１０分程で出た宇佐美に良いプレイをするチャンスはなかった。ともあれ、韓国に先行された１点は森重のハンドによるPKというややアンラッキーなものであり、日本の得点は完全に相手を崩してたものだったので、ドローに終わったとはいえ、それほど、気持ちの悪いゲームではなかった。

  2015/08/05

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• なでしこ　東アジアカップ　韓国戦

  北朝鮮戦に輪を掛けてダルいゲームだった。柴田、田中美南は良い動きをしていたが、ほぼ全員のパススピードが遅く精度も低かった。唯一、川村のグラウンダーの縦パスだけが通っていた。前半、ゴール前のこぼれ球を中島が得意のミドルシュートを決めたが後半、DFからの緩い縦パスを韓国８番がカットしそのままゴール前に運びDF２人をかいくぐって決めた。後半途中、菅沢や横山が入って戦力は上がったがそれ以上に韓国の気迫が勝っていた。ゴール近く京川のファールで与えたFKを韓国の１０番が見事直接決めた。期待の猶本もビルドはまだまだ遠そうだ。横山のドリブルも通用していなかった。

  2015/08/04

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• 男子日本代表　東アジアカップ　北朝鮮戦

  １点先取から２点取られての負けだったので非常に悔しかった。前半３分で初代表である湘南ベルマーレ遠藤のクロスをこれもまた初代表の浦和レッズ武藤がゴール前にダイヤゴナルに走り込み決めた。ディフェンスは山口が相変わらず素晴らしいプレイを連発していたが遠藤のクレバーなプレイも素晴らしかった。永井の瞬発力も衰えていないし宇佐美のシュート・タイミングの速さもいつも通りだった。しかし、中盤でボールを獲られる事が多かった北朝鮮はロングボールを執拗にゴール前に入れるようになり、それが、後半に交代した長身選手のヘディング・アシストに繋がった。

  2015/08/02

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