アメリカ旅行 (番外)
私たちの旅も終わりです。早朝に起きだし出発しました。ラスベガスは空港がわりに町に近いので少しは楽です。ラスベガスからサンフランシスコ経由で日本へ。サンフランシスコで時間がありました。主人はスモーカーなので、ラスベガスでは大喜びしていました。だって、何処でもタバコが大きなお顔して吸えるんですもの。サンフランシスコではそうはいきません。空港の建物の外まで行かねばなりません。搭乗ゲートにいる私に荷物を預けてタバコを吸いにいきました。ゲートには、私と荷物。まだ時間が早いので人も少ないのですが、私の前に男性がおりました。私は本を読んでいたので、ぶつぶつ言ってる男性は携帯で電話しているのかな?くらいに思っていました。ところが、その声がだんだん大きくなる。写真をだしてバンバン殴りながら怒鳴りだした!この男性、黒人で大男。怖いのだけれど、席を変わっても刺激するかもとじっとしていました。主人が早く戻ってくることを祈っていましたけれど、こんなときに限って戻ってこない~。怒鳴っていた内容は、怖かったしよく覚えていません。でも、ジェネラルとか、ゴッドとか立ち上がって怒鳴る。「どうしよー」と固まっていたら、一人の男性が大男に声をかけました。「君もマリーンかい?僕もだよ」と自分の方に呼んで、小声で静かにするように説得し始めました。おとなしく話をしているので少し安心していたら、また怒鳴りなじめた!「かかってこい、相手になってやる!」というよなことを叫んで上着を脱ぎ始める。声をかけた男性に加勢するように若い男性が二人出てくる。最初の男性は冷静に、「相手になるな、刺激をするな」と若い二人に小声で言いいながら「刑務所に入りたいわけじゃないだろう」と大男を落ち着かせようとするけれども聞かない。航空会社の女性が警察を呼ぶように言われて電話をしました。でも、警察がなかなか来ないし私の前まできて怒鳴るし。警察が来る前には主人が戻ってきていたのですが、私は心臓がバクバク。やっとやってきた警察官が、小柄な東洋系。大丈夫かしら?大男を連れてゲートから離れ通路のある上の階へ行きました。少ししてから、先ほど大男をなだめていた男性が私たち二人のところに来て「私は、彼とは知り合いではないけれど、同じ海兵隊。国にかわってお詫びします。」と言ってこられました。「ええ、私たちは大丈夫、理解してますよ。」みたいなことを主人が返事していました。私はそこまでしか知りませんでしたが。その後、私が落ち着いたので主人が会社への土産を買いに行った帰りに見かけたことによると先ほどきた小柄な警察官が床に座り込んでいて、大男のほうはストレッチャーの上で気を失っていて、大勢の警察官が取り囲んでいたそうです。どうも、先の警官と殴り合いでもやったようです。警察官は殴り倒されたのかしら。大男のほうは気を失っていたそうだから、鎮静剤?か何かを注射されたか、スタンガンでしょうか?考えようによっては、飛行機に乗ってから騒ぎにならなくて良かったです。その後は無事関空に着きました。