スコットランド・アイルランドの旅 (その21)
アイルランド最後の日だというのに...涙雨~?ダブリンは見どころたっぷりなんですが、時間があまりないのが残念。でも、また来ればいい。と思うことにします。イヤホンでガイドを聞きながら回れるダブルデッカーが走っているので、1日パスを買って一回り♪飲兵衛のふたりですから、ギネス・ストアハウスへ! この建物の中にはビールの製造過程やギネスの古いポスターなどの歴史が展示されています。今でもここで製造されているのね?てっぺんの展望が開けたところで、入場券についているビール券でギネスがいただけます♪グッズを売っているところもたのしくて、つい買ってしまいます~。お店のレジの方もフレンドリー。「ダブリンを観て回った?楽しんでますか?」「雨で残念だね~」なんて列ができてるのになんともゆったり~。日本まで持って帰るというと瓶入りのものは丁寧にエアキャップで包んでくれました。そして、ケルズの書があるトリニティーカレッジへ!(ええ、お酒ばっかり飲んでるわけじゃないですぅ。汗) アイルランド最古の大学。そこのオールドライブラリーに展示されているケルズの書は4つの福音書が収められていて、最高の装飾写本のひとつと言われています。そう、写本は手書きです。べラム紙というらしい牛の皮でつくったものに手書きで美しい装飾とともに福音書が書かれた『美しい本』です。バイキングの襲来から逃れてスコットランドの西方の島から逃れてきた修道僧が残したものということです。ただ書き残すということだけでなく、修道僧たちの修行というか、信仰心を注ぎ込んだものなのでしょう。キリスト教徒でない私ですが、想像するだけで圧倒されるというか。感動します。西洋人の方たちもたくさん熱心に文字を読んだりされていました。キリスト教徒の人たちは私とはもっと違うことを感じていることでしょうね。この図書館の2階、ロングルームと呼ばれるところがまた美しい~。漆塗りのうつくしくアーチを描いた天井、本棚に並ぶ20万冊をこえるという蔵書。いつまでも眺めていたくなります。バスを使って最後の一日をたくさん歩き回りました。でも2日では足りないですね~。行けなかったところはまた来よう。フレンドリーで親切なアイルランドの方たちとも離れがたいけれど、私たちの今回の旅もおしまいです。たくさんいい思い出ができました♪見知らぬ私たちにやさしくしてくださった旅先で出会った方たちに感謝です。