イングランドの田舎への旅 (その11)
居心地のいいB&Bを出発。この日一日コッツウォルズの村々を回って夜にはロンドンへ行かなければ。 まず訪ねたのはカースルクーム(Castle Combe)。ゆったりとした小さな川の流れる静かな村です。 この村にも古い建物が並んでいます。本当に小さな村なのです。 だーれもいない...。静かだわぁ~。この川辺にはベンチが置いてありまして、のんびり座って景色を眺められます。ふとベンチのひとつをみると↓ 薄いですけれど読めますか?The Prince of WalesとLady Diana Spencerと書かれています。おふたりが寄贈されたのでしょうか?わかりません。でもコッツウォルズにはチャールズ皇太子の別荘があるとか聞きましたけど。私たちのここのベンチに座っておやつをいただきました。それはね、この村で売られていたプディングなのです。 こんなふうに無人で売られていました。自家製でしょうねぇ。「お代はここに」と書かれた紙がドアに貼ってあります。ドアのスロットにお代を入れて一つ買ってみたのでした。これが美味しかった~。気に入ったので帰りに全種類買ってみたのでした。一つ1.5ポンド。けっこうどっしりしたケーキです。次はレイコックへ。ここのレイコックアビーもハリーポッターのロケ場所のひとつだそうです。その修道院も素敵なのでしょうが、村の建物も十分満足できる古さです。 古い建物に新しい車。なんだか不思議な風景です。 私たち、イングランド最後の日ですからアフタヌーンティーがいただきたわぁ~ということになりました。この日はとってもいいお天気。中でもいただけるのですがお庭でいただくことにしました。 これでひとり分ですよ。実は私たち二人分頼んだつもりだったのですが、どういうわけか二人でシェアーすると思われたようです。私が「私にもティーください。」って言ったのがお茶だけ二人分と思われたのかな?量はひとり分で十分でした~。後からいらしたお若いカップルに運ばれていった二人分の量を見て「よかった~ひとり分で」と思ったのでした。日本人の胃袋ではこのサンドイッチを食べた後にスコーンとプチケーキは入りませんよねぇ。私は大食いの方ですが無理ですわぁ。若い頃なら食べちゃっただろうなぁ。(太るわけだ 汗)このティールームはお宿もしているらしいです。私はORTでも読んだことのあるホワイトホースがみたかったのです。でも私が持っているガイドブック「地球の○き方」には載ってなかったの。このレイコックの村にはナショナルトラストのショップがありましてそこで私が観たかったホワイトホースの絵葉書をみつけたのです! あまり愛想のよくなさそうなレジのおばさまからその絵葉書を買いまして、おそるおそる「ホワイトホースを観たいのですけど、どうやって行けばいいですか?」と聞きました。そうしましたら、にこやかに、そしてとっても親切に地図を広げて道を教えてくださいました~。愛想がよくなさそうだなんて思ってごめんなさい。この方にとってもお土産を売るだけなんてつまらないけど、こんな風に観光の案内をするのは楽しいことなのかも。ホワイトホースはいくつもあるのです。「このあたりにいくつもあるのよ!」と、その中でも見つけやすいひとつを教えてもらって喜んで向かったのでした♪ 見つけたのは絵葉書の右下の馬です。下に石灰岩の地層があるのです。表面の土を掘って石灰岩の地層で馬を描いているのです。誰が何のために描いたものが誰も知らないのです。謎のホワイトホース。主人はホワイトホースのことを知らなかったようで、私が何度も「ホワイトホースは何処にあるんだろう?」と言っても知らん顔。ホワイトホースを追いかけてきたら、あら~、ストーンヘンジもこの辺だったー。(笑) タイミングよく人影も少なく誰もいないストーンヘンジを撮ることができました。音声ガイドを借りてゆっくり観てまわることができました。私たちが一回りしたころ観光バスがつきました。すごい人数~、よかった一緒にならなくて。ほっ。このストーンヘンジも何のために作られたかわからないのです。アングロサクソンがブリテン島に来たときにはすでにあったそうです。そのときにはすでに朽ちていたようです。宗教的なものか、日の動きで季節を読むためのものであったのか。本当のことはわからない。わからなくていいなぁ。(笑)なんでもわかってるなんて面白くないもの。もっとホワイトホースがみたいなーと探しに行ったのですがなかなか見つからない~。ホワイトホースと書いた立て看板があったので行ってみました。でもない!なんとその看板はホワイトホースっていう宿だかレストランかの看板だったのでした...。(涙)でもそこから遥か向こうに見えたホワイトホース! あ~ん、わかるかしら?たぶん絵葉書の左下のだと思うんです。でも、これは近くで見るには車を置いて歩かなければいけないかも。日も暮れかけてロンドンに帰らなければならない私たち、ここまででホワイトホース探しはおしまいにしました。なんだか盛りだくさんな一日でした。私たちのイングランドの田舎への旅はこれでおしまいです。お付き合いくださった皆様、ありがとうございました♪