選民思想
日本は神国であって日本天皇は神の直系であり、日本天皇が世界統治の中心者であるという、日本民族は選ばれた民であるという思想は、日本の敗戦という事実によって、間違いであったことを反省させられたのである。 現在の世界で、唯一つ残っている選民思想は、ユダヤ民族だけが神から選ばれた民であって、ユダヤ民族以外の他の民族は、ユダヤ民族に奉仕するためにつくられた民族であるから、神によって選ばれたユダヤ民族の血を流すことは神の前に罪となるが、ユダヤ民族以外の他の民族の血が流されることは、罪にならないのであるという選民思想である。ユダヤ民族ほど強固な選民思想を持っているわけではないが、一種の選民思想を持っているものにイスラム教徒たちがいる。だから、ユダヤの選民思想をどうするかという前に起ってくるのに、イスラム教徒の問題がある。日本民族の選民思想は第二次大戦という戦争の結果、解消しなければならなかったのであったが、イスラム教徒とユダヤ民族の選民思想はどういう手段によって、解消せしめられるのであろうか。その選民思想が解消されるためには、なにか大きな事件が起こるであろうということは当然考えられることである。世界の最終的な平和が実現するためになさなければならないことは、一国一民族の選民思想の解消である。 一国一民族の選民思想が全部解消されて、そうしてはじめて世界の人類はすべて神の子であったということに、目覚めなければならないのである。世界の全人類がすべてみな神の子であったということに目覚め、自覚する前に当然起らなければならないのは、ユダヤ民族とイスラム教徒の選民思想の解消なのである。(園頭先生のお話より一部、修正してあります。)~正法誌 第34号 1981年6月号より抜粋~マイナスイオンとヒーリング照明で癒しの空間を創り出します。★送料無料★ ミスティーレイン