惑星直列、地軸の傾斜と天災地変
「霊素発揮」の中に、荒深先生が昭和五年に、日本はやがてアメリカと戦い、敗戦することの予言が書いてあった。 惑星直列、地軸の傾斜と天災地変 荒深先生の本の中に、惑星直列、地軸の傾斜、それに伴う天災地変、地球はこれまで何百回、何千回と変動をくり返し、人類はそのたびに増えたり減ったりして来て、現在の人類が経験したもっとも大きな地殻変動がアトランティス大陸の陥没であったことが書いてあった。 荒深先生は巨石文化を研究され、日本各地の山上にある巨石遺跡の中に、日本から南十字星が見えた時の星座が巨石に刻んであることを、その巨石の写真とともに発表していられた。現在の日本から南十字星を見ることはできない。しかし、日本から南十字星が見えるということは地軸が傾斜して日本が熱帯圈に入ったということである。明石海峡からマンモスの骨が引揚げられたことがきっかけになり、最近になって地質学者、考古学者、生物学者たちが、かつて日本も熱帯圈にあったことを証明している。 地軸が傾斜することをノストラダムスの大予言では地球がジャンブすると書いてある。それはいっぺんに傾斜するのではない。惑星が直列する時が近づくにつれて、ちょうど勢いよくまわっているコマは芯が直立してまわっているように見えないが、コマが勢いが弱ってくると、くるくる上の方がゆれてくる。それと同じように、地軸がくらくらふらふらして地球が回転するのである。するとそれによって天候気象の変化、海流の変化が起り、いろいろな異常が起ってくるのである。 昭和四十年、青森県八戸で大量にとれていたイカが急にとれなくなった。これはオホーツク海寒流が、日本列島の岸近くを南下してくるようになったために、海岸近くでとれていた魚はほとんどいなくなり、寒流によって凍死したりした。この冷水塊が紀伊半島沖に停滞して、日本列島を回遊する鰯の大群がこの冷水塊にぶつかって凍死したために一時鰯は全くとれなくなったのである。その時生き残った鰯がふえ、その冷水塊も消えてしまったために、今また鰯がたくさんとれるようになったのである。 その八戸でイカがとれなくなったのはオホーツク海寒流が日本列島に沿って南下したらであると知った時に、いよいよ惑星直列の時に向って地球は首をふりはじめた。これからいろいろな天災地変が起ると思いはじめたのであった。われわれはこの大宇宙の大自然の中に、そして地球は太陽を中心とした惑星として存在しているのであるから、太陽系全体の中での地球の位置、また、太陽系全体は他の天体とどういう関係にあるかと、そのように宇宙全体の天体の運行と地球との関係を考えなければいけないのである。だからして地球という一つの小さな惑星の上に住んでいる人類の宗教というものも、地球上だけで正しいというものであってもいけないので、もし、地球以外に人類が住んでいる星がいくつかあったとしたら、その星の人類もそれが正しいという、即ち宇宙全体に普遍的に正しいというものでないといけない。私(園頭先生)が高橋信次先生に帰依する以前に、地球の人類と天体の運行との関係を知ったのは荒深道斎先生に依る。昭和十八年に霧島神宮で手に入れた本は空襲で焼けてしまった。 荒深先生は、地球の人類は、人類誕生当時から現在に至るまで、単調にずっと人口が増えつづけたのではないと書いていられた。 (園頭先生のお話より一部、修正してあります。)~正法誌 第34号 1981年6月号より抜粋~ヒマラヤ水晶クラスター(アバンダンス)(013211)