加齢性シミ
もう、7-8年ほど前から頬に一円玉程度の大きさのシミができた。 いわゆる加齢性のシミであり、年齢を考えれば、シミの一つ二つはあっても当然といえるのだが、いつまでも美しくありたいと願う女性ならではの思いは私にだってある。先週「先生、そのシミ、レーザーで取りませんか?」とのラッキーなお誘いを受けた。外勤先の皮膚科にレーザー治療のデモ機が入っているためお試し期間中は無料で施術してもられるという。外勤先勤務の、シミで悩む女性はみな看護師、事務の方すでに何人もシミのレーザー治療を受け、よかった、よかったと喜んでいる。もちろん、二つ返事で予約をとり、これで長年悩み続けたシミともおさらば・・・・と喜び勇んで、午後の外勤先へ向かった。 施術前に化粧を落とし、皮膚科専門医の先生の診察を受けた。「あら、肝斑がありますね。きれいな肝斑・・・・典型的ですよ。」「そのシミ、レーザーで取れないことはないけれど、あいにく肝斑にかかっていて、治療すると肝斑が悪化するので・・・・。」とのことで、残念ながら、悲願のシミの治療を断念せざるを得なくなった。 肝斑(かんぱん)・・・・・ 30代から40代以降の女性のシミの約40%が肝斑だという。 多くは両側対称性の境界不明瞭な茶褐色斑。なんとなく顔がくすんだ感じになる。 女性ホルモンと関係があるといわれており、妊娠や月経周期に伴って少し薄れたり、濃くなったりする。(私も第二子出産直後は左頬部のシミが一時的に濃くなっていた。) レーザー治療は無効で、内服治療を行う。肝斑治療薬はドラッグストアでも市販されている。 肝斑だろうな・・・とは思っていながらも、見た目が醜くあっても命に及ぶことはないし、痛い痒いの辛い症状もない。その上私は皮膚科専門医でないため、自分の肝斑を自己診断できず、見てみぬふりをしてきた。今日、皮膚科専門医に「肝斑ですね」と診断されたからには、肝斑の内服治療をはじめようと踏ん切りがついた。頬のシミの治療は、肝斑が薄れてきてから後になる。