Wandering Bunny

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  「おこだでませんように」

  おこだでませんように  Sophiaが学校から絵本を借りてきた。本読みの上手なSophiaである。得意げに、母親に読みきかせをする。「おこだでませんように」主人公「ぼく」はまるでSophiaや長男のようである。決して悪意のない、子供らしい感性で、素直に健気に生きている小１の「ぼく」。「ぼく」が良かれとしてしたことは、いつも裏目にでる。決して悪い事をしようと思っているのではない。いつも怒られている「ぼく」が七夕のたんざくに、一生懸命純粋なお願いをした。「おこだでませんように」・・・・・私は、泣いた。涙を抑えることができなかった。 「お母さん、何が悲しいの？ひとつも悲しくないよ。」読んでいるSophiaはきょとんとしていた。小一、子供としての記憶が蘇る。私もこの「ぼく」だったのだ・・・・・・。 この絵本、絵もとてもいい。私を小一に戻してくれた。辛い体験だけど、敢えてその辛さに向き合わせてくれた。 この絵本では、どんな状況で「ぼく」が怒られることになるか、とてもよく描写されている。絵本の中で、「ぼく」の家には、かあちゃんと妹と「ぼく」しかいない。母親が女手ひとつで必死に働いて子供達を育てているのではないだろうか？「なんで母さんの一生懸命な頑張りをわかってくれないの？」そんな母親の叫びが聞こえてきそうだ。そんな状況を理解しているからこそ、「ぼく」は「おこだでませんように」と短冊にかいたのだろう。その思いが痛いように伝わってきたため、私は深夜、泣いた。 明日は両眼瞼が腫れあがるだろう・・・・。親子とも、多くの感慨をもたらしたこの絵本、ただ脱帽である。

  2009年11月05日

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• 学年閉鎖

  先週、我が家の4人の子達は新型インフルエンザに伏していたが、今週は登校できるまで快復した。矢先、小学校、中学校で学級閉鎖、学年閉鎖になってしまった。

  2009年10月29日

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• 再度熱発

  午前のアルバイトを断らなければならないかもしれないと思った。なんとかしなければ・・・・・と知恵を絞った。次女を連れて、私のアルバイト先の小児科を受診させた。検査の合間を縫っての小児科受診だった。次女、案の定、インフルエンザA陽性の結果がでた。８から９割、新型だろう・・・。中学校に、「インフルエンザのためしばらく欠席します」と登校停止の連絡を入れた。不幸中の幸い、インフルエンザ陽性でも、次女は比較的元気がある。親にとっての最善策であったと思っている。月曜午前、幸い、私の業務に差し障りはなく、次女の受診・診断はすんだ。正直なところ、きりきりまいだった。そんな気苦労を、男親はつゆぞ知らず・・・である。お気楽なものである。何の役にも立たない。自分の仕事だけしていればいいのである。女親の心配も、苦労も知る事もなく・・・・である。

  2009年10月19日

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• 発熱

  近隣でお祭りがあった。毎年催されるお祭りである。この地域は地場産業として刃物が有名である。このお祭りでは、一つ無料で包丁などの刃物を研ぐサービスがあり、毎年利用している。今年も包丁一本をお願いした。二本目からは有料である。そのお祭りに、子ども会でフリーマーケットを出していたため手伝いに行っていた。隣の大学も同時に大学祭を開催していたため、大変にぎわっていた。子供達は個々でお祭りに繰り出し、小遣いを使って楽しんでいたようだ。夕刻、携帯が鳴った・・・。「お母さん・・・気持ち悪いの・・・家に帰っているけど、熱が38度ある・・・・」次女からだった。「お母さんはもうすぐ帰るから、冷やして寝ていなさい！」単なる風邪だと思った。普段一番元気のアル次女が青菜に塩だった・・・。

  2009年10月17日

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• 修学旅行より帰る

  長女・高2、修学旅行より帰る。「お母さん、夕方5時に駅に着きますが、迎えに来てくれますか？」メールがあった。できれば、迎えに行ってあげたほうがよかっただろうが、仕事が終わらないであろうことは予想がついた。「ごめんやけど、一人で帰ってきてね。お疲れさん。」と返信した。期待していないとはいえ、味気ない母親の返信、長女はなんととらえらだろう？無事、長女帰還す。自身の足で、自宅に無事戻る。高校の修学旅行、たくさんの楽しい思い出を刻んだ事だろう。弟妹にたくさんのお土産を持ち帰っていた。弟妹の食い入るような目、たくさんの楽しい土産話に花がさいた夕餉。弟妹の羨望の眼・・・・。「旅行中、インフルエンザを発症した友達がたくさんいたの・・・・。熱が出た人たちは一まとめにされてね、ディズニーランドも行けなくなって可哀想だったよ。でもね、発症した人の隣でご飯食べていたのに、私はインフルエンザに罹らなかった・・・・ホント、私って丈夫なんだわ・・・・・。」旅行感想、感慨を述べた長女だった。ともあれ、怪我事故無く戻ってくれたことに感謝である。

  2009年10月16日

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• 修学旅行

  早朝、長女を約２０ｋｍはなれた集合場所へ送っていった。 集合6時20分。修学旅行である。どうか、4泊5日、とにかく安全で楽しい旅行をとせつに祈る。青春の楽しい思い出を・・・祈っている。

  2009年10月12日

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• 7歳のお誕生日おめでとう！

  Sophiaお誕生日おめでとう！2002年10月1日14：21生まれ。5Lbs6.5ozのとても小さいbabyでした。今朝「産まれてきたとき、覚えてる？」ってきいたら、「忘れてしもうた！」と答えたところから、もうちょっと前までは覚えていたのかしら？アメリカ生まれなのに残念ながら、英語は話せません。先週お母さんはアメリカに行ってきて、Sophiaの産まれた病院を訪ねてきましたよ。いつかSophiaは自分の足でアメリカに帰り、自分の目で見てきたらいい。今夜は３１のアイスケーキでお祝いしましょう。Happy birthday, Sophia!

  2009年10月01日

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  柚子酢

  これだけ連日暑いと、食欲が落ちて何も食べたくなくなる。少しでも食欲がでるような、気持ちのいいおかずを作りたく思う。そんな夏場、私は酢の物をよく作る。仕上げに柚子酢をきかせるのがコツ。私の酢の物はちょっと酸っぱめ。今夜、最後の仕上げに柚子酢を使おうと冷蔵庫を開けたが見当たらない。数日前、100ml入りを買ったばかりなのに、どうしたものか・・・・？犯人は、子供達であった。夏場暑くて冷たいものが欲しくなる。麦茶に飽きても、我が家にはジュースなどという気のきいた飲み物など常備していない。子供達、この柚子酢に目をつけた。原液はとても酸っぱいが、砂糖を入れて氷水で割り、自家製の柚子ジュースを作って飲んでいたようだ。ポッカレモンを使う自家製レモンジュースと比較すると、柚子ジュースの値段は高めとなる（柚子酢原液 100ml小瓶320円）が、なかなかさっぱりしていておいしい。実は柚子ジュースは商品化されていて、地元の人気商品となっている。↓ご存じユズジュース、ゆずの生産日本一の馬路村から！ゆずドリンク飲料　ごっくん馬路村　180ml　6本入り　【楽10】ごっくん馬路村（6本入り）

  2009年08月06日

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• 健全なアルバイト

  昨日まで補習授業のあった高校生の長女。今日より本格的な夏休みである。少しは労働という社会勉強をさせねばならぬ・・・と考えてはいるものの、飲食店やコンビニでのアルバイトは、親の偏見なのだろう、何となく不健全な気がしておすすめできない。健全なアルバイトを・・・と思い、庭の草引きはどうかと長女に打診した。1時間1000円の割りのいいアルバイトである。面積は50坪ほど。時間制限二時間。日陰のない炎天下、高温多湿、労働条件は過酷と思える。にもかかわらず、長女はお友達と二人でこの雇用条件を受け入れた。さてさて、どの程度きちんと仕事ができているか、帰ったらその成果を見るのが楽しみである。アルバイト料をクローバーのポチ袋に入れて渡すよう準備しておいた。「終わりました」の電話が入ったため、「お疲れ様」とポチ袋のありかを長女に伝えた。労働の喜び、快い疲労感をもって、彼女達はその報酬を手にしたことを期待している。

  2009年08月05日

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• 万引きの共犯

  「お母さん、今日ひどいことがあったがよ。」次女・綾12歳。どうやら万引きの片棒を担がされたらしい。普段は「私の荷物持って。」と荷物持ちを次女に頼む友達が、今日に限って「あんたの荷物貸して」と言って来た。何も考えず、次女は自分の荷物を友達に預けた。ドラッグストアの出口で、てぶらの次女が友達のあとについて外に出ようとしたとき、ゲートで"ピンポーン"と警戒音が鳴った。その日は4人で行動していた。警戒音が鳴り、先に歩いていた2人の友達は荷物を置いて、急に駆け出した。店員さんが飛んできて、「あなたたち、こっちにおいで！」と次女残されたもう1人お友達は奥の事務室に連れて行かれた。次女のかばんを開けて「これは、何？」と詰問されたが、次女は説明できない。その荷物は、先に外に出た二人の友達に預けてあり、店内では二人ずつに分かれて商品を眺めていた。しかし、まぎれもない自分の荷物の中に、覚えのない商品が入っていたのだ。一緒に連れて行かれた友達と、ことのすべてをお店の人に話し、警察に通報されず開放された。 「おかしいな・・・・前は鳴らなかったのに・・・・」外で待っていた先に逃げた友達の一人がつぶやいたのをきき、次女はすべてを理解した。・・・・万引きの片棒を担がされた・・・・・荷物を貸してといったのは、持ってあげるという意味ではなく、次女の荷物に万引きした品物を入れるためだった。自分が犯罪者に仕立て上げられた次女の衝撃は、ただ事ではなかったらしい。「私ね、友達に嫌な子って思われたくない。嫌われたくないし。」思春期特有の、友情関係、信頼・裏切り。長女「だからさ、前からいっていたじゃん。あの子、ほんとおかしいよ。何かしそうだと思っていたし・・・・付き合わないほうがいいって、何回も忠告してあげたでしょ？」（長女はよく次女の相談に乗っている。同じ遠距離通学で、その友達のことも知っている。）次女「もう、あの子との付き合い止める！」（友達だと、思っていたのに・・・・。） 母「そのお友達は、綾（次女の名）のこと、大切な友達と思っていたのかな？綾がそのお友達を大切に思うと同等もしくはそれ以上にお友達は綾を大切に思ってくれていただろうか？」綾（次女）はしばらく考え込んでいた。次女「いつもそのお友達の"ぱしり"ばかりしてきた。頼まれて拒む理由はなかったから・・・・嫌がられたくないから。でもよく考えたら都合よく利用されてきただけかもしれない・・・・。」母「あんたにも隙がありすぎるとお母さんは思うよ。どうして用も無いのにドラッグストアに入るの？不用意に自分の荷物を他人に預けるの？いつもその子と一緒で無ければならない理由なんてないよ。嫌なら嫌といわんといかん。物を深く考えないから、その隙に付け入られるんだよ。誰のせいでもない。自分の責任。自分の考えの浅さゆえ"万引き"という汚名を着せられてしまったんだよ。」 翌日、学校で担任、生徒指導部担当教員、学年主任に呼び出され、ことのすべてを正直に話した次女だった。 友達「あんた、ばかじゃない？なんでもすべてしゃべっちゃってさ。しゃべりすぎだよ・・・・・全部ばれちゃったじゃない！」友達には反省の兆しは全く見られない。 明るく純真で無垢なところが次女の取り柄であり、単純で深く物を考えないところが次女の欠点でもある。友達をかばい、同化し、友情をつなごうと計る思春期・・・・しかしながら、そんな次女の複雑な思いと努力は友達には伝わらないどころか、友達はそれをせせら笑っているように思える。都合よく使える取り巻きだけが、その友達には必要なのだろう。率直に不正を指摘する人は、親であろうと友達であろうと遠ざける・・・・・それは本当の愛情・友情ではない。 次女「Sちゃんね、"退学するか"って、お母さんに言われたんだって・・・・。」退学してくれれば、次女だって、学校だって、悩みの種が消えて安心だ。その場は確かに丸く収まるだろう。表面上の責任は果たせる。しかし問題の根源は決して解決するわけではない。きっとどこに行ってもその友達は同じことを繰り返すだろう・・・・・。いや、さらに増長してくるに違いない。都合よく、楽して世の中泳いでいこうなんて、甘すぎる。友達のためになるわけない。 私はその友達のお母さんの心情を思った。同じ年の子を持つ親の苦悩。 次女を悩まし、傷つけたその友達は確かに嫌な子ではある。しかし、決して悪い子ではないと信じたい。放ってはおけない思いに駆られる。そのお友達の母親は、どんなにか苦しい思いをしているだろう？ 入学して初めての参観日、その友達のお母さんと話をした。その子をともても大切に思っている様子が伝わってきた。しかし、不安げな様子も垣間見られた。「あの子にね、余り強いことがいえなくて・・・・」そんなことをつぶやいていたことが思い出された。自信を持って、子供に助言し、指導することのできない母親の弱さ・・・・。 「朱に交われば赤くなる」「類は友を呼ぶ」 ただ、他人事だと安心してもいられない。悪意はなくても共犯にしたてられてしまったからには、万引きという犯罪を犯す類似の生命の傾向性が次女にもあるということだ。 犯罪を犯す子供達・・・・そのこころは病んでいる。自らの存在価値を誇示したいがためにとる行動。彼ら彼女らに共通しているのは、安心信頼できる家庭環境に恵まれていないということらしい。自分が困ったとき、しっかりと抱きかかえ問題を解決してくれる安心できるこころの基地があるかどうか・・・・。自分のこころの基地は果たして安心安全か、問題行動を起こし、無理難題をふっかけることにより彼ら彼女らは確認している。親は、子供達に試されている。

  2009年07月16日

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• ベランダ締め出し事件

  それは、朝の親子げんかから始まった。 長男「お母さん、水着がない！」母（私）「昨日のうちに準備してないのがいけないのでしょ？」長男「昨日にはすでになかったもの」母「見つかるまで寝たらいけないでしょう?」長男「洗濯していないお母さんが悪い。今日の水泳は休む！」 ご存知のとおり我が家は4人の子供達がいる。洗濯物が多い。二台のドラム型洗濯機は電力の安い夜間にフル稼働している。洗濯していないはずなどない。水着が見当たらないことを、他人のせいにするなぞ、なんと卑怯な言い訳か！その水着は、今年一回り大きいサイズを買ったばかりの新品だ。 私お得意の説教が始まった。もちろん、そんなお説教に聞く耳をもたない長男はプイと子供部屋に入っていった。 母「連絡帳を出しておいで！今日の水泳はおやすみしますと書くから・・・。」うんとも、すんとも返事がない。子供部屋から何の音も聞こえてこなかった。朝、7時。上の子供二人はすでに登校しており、主人は県外出張、家には私、長男、Sophiaの三人だけだった。 Sophia「・・・・・お母さん、お兄ちゃんどこにもおらんで・・・・。」何度も大声で呼んでみたが返事がない。寝室、子供部屋、ロフト、クローゼット、子供が隠れそうなところは一通り探したが、靴とランドセルはあっても長男の姿はどこにも見当たらなかった。 「いじけて何も持たず、母親に気づかれぬようこっそり登校したな・・・」と思っていた。意地になるとテコでも動かない。いかにも長男のやりそうなことだ。 忙しい朝である。くだらないことにとらわれている間はない。 Sophiaに学校の支度をさせて、7時20分1人で登校させた。家中の片付け、自身の身支度のあと、二階の窓と玄関の鍵を閉めて家を出たのは、8時10分頃だった。 午前、学校からは何の連絡もなかった。  しかし、午後になって外勤先に連絡が入った。 長男が登校していないというのである。学校で担任の先生がSophiaに尋ねても「お兄ちゃん知らない」との返答で、大騒ぎになっていたらしい。 両親の携帯電話にかけてもつながらず、やむなく祖母の携帯電話に連絡をつけ、探してもらったところ、自宅のベランダにいた長男を発見したとのこと。 ベランダの窓に鍵をかけられ、締め出された形となり途方にくれていた長男だった。学校の連絡を受けて探しにきた祖父に、庭から長はしごをかけてもらい、おろしてもらったとのことだった。早く見つけてもらって感謝しなければいけない。いくらベランダが西側でも、昨夜は連日の熱帯夜、朝から気温は高かった。このはしごをかける作業も、子供をおろす作業も大変手間取り、祖父は消防署のレスキュー隊の応援を請おうかと一時考えたらしい。 ようやく降ろしてもらった長男は、祖母のつっかけを借りて、何ももたず1時間半遅刻して登校したという連絡だった。 怒り心頭、呆れるやら、祖父母に申し訳ないやら・・・・母親は後で知り、煮えきらぬ非常に複雑な思いをした。 「お母さんが出かけるまで隠れていて、出かけたら学校に行こうと思っていたけど、鍵をかけられて家に入れず、学校に行けなくなった」というのが長男の言い訳である。 卑怯極まりない言動の末、騒ぎを起こして人様に迷惑をかける。 今朝、母親に叱られて隠れてから母親が出かけていくまでの約一時間の間に、素直に反省してわびて出てくれば、事は大きくならなかったはずだ。 その「ごめんなさい」の勇気がないから今回の「ベランダ締め出し事件」が起きたのだ。  夕方、祖父母にお礼とお詫びに行った。 長男の口から自発的な「ごめんなさい」は聞かれなかった。 母「あんた!じいちゃんに降ろしてもらって"ありがとう"いうたんかえ?」  その夜、出張から帰ってきた父親からひどく叱られ、責任を追及されたのは母親である私であった。 ・・・・いつだってそうだ。子供達がことを起こしても、学校の成績、試験の成績が悪いと、全て母親の責任であり、「お前の育て方が悪い」となじられる。 子供達が表彰されたり、集団の代表となったり、良い成績をとったりするとその手柄は父親譲りだと言われる。 責任をとるのはいつも母親。子育て、甲斐なし。 「ちょっと勉強ができるからっていい気になるな、どんなに勉強ができても、自分だけよければいい、というのは卑怯な人間の考えだ。少し頭が良いからって、勘違いするな。」少し態度を改めたくらいでは、お母さんは騙されないからね。お母さんは、お父さんのように目の前の成果に一喜一憂しない。大切なのは、ただ”いい結果をおさめればそれでよし”、なんて簡単なものではない。

  2009年07月14日

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• 蛇の抜け殻

  週末、給食袋を洗濯してやろうと思い、長男の手提げ袋を開いた。 ぎょっとした。きれいに長い、蛇の抜け殻が入っていた。決して気持ちのいいものではない。帰り道、近道で田んぼや畑を通って見つけ、拾って来たのだろう。おとなには気味の悪いものでも、男児にとっては宝物に違いない。切れ切れでない、約50cmの蛇の抜け殻・・・・。損傷のほとんど無い状態で発見されるのも珍しいかもしれない。どうしようかと迷ったが、そのまま手提げ袋においておいた。 蛇の抜け殻をお財布に入れておくと、金持ちになるとの迷信がある。長女のいうこと・・・。「そんな蛇の抜け殻なんかが財布の中にあったら、気味が悪くて誰だってそこからお金を引き抜こうなんて思わないから、お財布からお金は無くならないよね。その迷信も一理あると思うよ。」

  2009年07月11日

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• お中元は誰のため？

  お中元の季節である。7月に入ってから、ぽつぽつとお中元を頂いた。我が家には小中高、計4名の子供達がいるが、子供達はこのお中元を楽しみにしている。今回頂いたのは、ゼリーとプリンの詰め合わせ、アイスクリーム、ハム、果物・・・。子供達の言うこと。「お中元てね、子供達を喜ばすための贈り物だよね！」必ずしも、そうではないだろう。ビールや洗剤の詰め合わせを頂くことだってある。でも確かに、こちらから先様にお中元を贈る時、お子様のいらっしゃるご家庭であれば私はついついお中元として野菜ジュースや100％フルーツジュースを選んでしまう。そう思えば、送り主に子供を喜ばそうとの意図が少しはあるかもしれない。

  2009年07月10日

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• とかげのしっぽ

  長男、小5。昭和の雰囲気をもつ、ジャガイモのような男児である。11歳を迎え、二種混合の予防接種の案内がきた。土曜を逃しては、子供をクリニックに連れていく間はない。予約をとり、嫌がる長男を二種混合に連れて行った。さすがに、11歳、みっともなく泣き喚くことなく、母親の手を握り締めて注射に臨んだ。男の子のほうが、女の子より、怖がりの傾向が見える。度胸が足りない。そんな気がする。 注射を終えて外に出た時、クリニックの生垣ですばやく長男がしゃがみこんだ。左手に、何か細長いものを捕らえている。そうっと、右手で細長いものを押さえたとたん、大きい部分がするりと落ち、すばやく茂みに逃げていった。ほんの5秒ほどのことで、私は本体を見極めることができなかった。「とかげかね？」「うん・・・逃げた・・・しっぽ、切って逃げた！」ぴんぴんと激しく動くしっぽに、長男は興奮していた。「どうして、動くのかな？」「いつまで動いているのだろう？」疑問がたくさんあるようである。 一応、「捨てなさい」と言ってみたのだが、長男はとかげのしっぽを宝物のように大切に家に持ち帰った。家では長女（17歳）、次女（13歳）がとかげのしっぽを見せられて、「きも～！」「何これ～！！」と大騒ぎとなった。あ～あ・・・・男の子ですかねぇ～   

  2009年06月27日

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• 丸二年・・・

  長男、自動車に跳ね飛ばされて、丸二年が経った。あの時は、本当に焦った。見事な大腿骨骨幹部骨折で、命あり、他に外傷がなかったことはまさに奇蹟だったと思っている。受傷後76日間の不自由な入院生活だった。本人はあまり苦にせず、病棟ナース、Dr.たちに遊んでもらい、入院生活は楽しんだようだった。今は事故のことも入院生活も忘れてしまったかのように、自由自在に歩き、走り、泳ぐ。幸い骨の過成長がおきて脚長差が出ている様子はないが、経過観察のため早めに整形外科を受診しなければならない。骨の再構築が充分すすんでいることを期待している。

  2009年06月18日

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• 「てがみ」

  Sophia小1、国語の授業で「てがみ」を学習中。雨の日、字を覚えたてのキツネの子が、足を怪我して外へ出られないネズミの子にあてて、短いてがみを書き、雨があがったら自分が郵便屋さんになって届けに行こうという内容。毎日宿題で音読に励んでいる。 今日、Sophiaが「おかあさんへ」と書かれた封筒を持って帰ってきた。”わたしはおかあさんのつくったおりょうりがすきです。またつくってください。ソフィア”短いてがみだった。文字マスの回りには、オズの魔法使いのキャラクターの絵が並び、ひとつひとつに色鉛筆で彩色されていた。こんな簡単なことだけど、きっとSophiaはとても時間をかけて字を書き、色をつけたのだろうと嬉しく思った。。 

  2009年06月16日

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• 抗アレルギー薬の効果

  土曜日に皮膚科、耳鼻科を受診し、抗アレルギー剤の内服を始めた次女。目に見えて痒みがひき、発疹が軽快している。まだ完全に発疹が消失したわけではないが、かかない分だけよくなってきている。くしゃみも減っている。今朝はもう、カーディガンを夏服に羽織らず登校していった。

  2009年06月15日

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• 病院めぐり

  午後、次女と長男を皮膚科に連れていった。次女の発疹は6月12日のブログにupしたとおりである。長男も数日前から右手背に発疹が出現していて、「お母さん、痒いものができた」と訴えていた。先日学校の内科健診のおり、長男自ら担当医に尋ねたところ、「皮膚科を受診して下さい」とのことだった。皮膚疾患は専門性が高く、難しい。素人目にも次女と長男の発疹は異なるようだ。次女は原因は特定できないが”湿疹”、長男も原因は特定できないが”かぶれ”と診断され、抗アレルギー薬と発疹に塗布する外用薬が処方された。 次・・・・・耳鼻科である。先日、学校で耳鼻科健診があり、問題のあった児童は精査治療をすすめる手紙を持って帰ってきていた。Sophiaである。「おはな、ほりほりしていたでしょ？」耳鼻科担当医に悪癖を一発で見抜かれ、Sophiaは虫の居所が悪かったと帰宅後母に訴えた。”鼻粘膜膿か疹”傷ついた鼻粘膜に細菌感染したものである。多くはブドウ球菌であるが、毒素を産生する型のブドウ球菌が感染すると水疱を形成し、激しい痒みを引き起こす。掻はした爪で、他の傷口に触れると次々と発疹が広がり、いわゆる”とびひ”となる。このブドウ球菌、今耐性菌が増えていて、医療現場ではとても問題になっている。Sophiaには、抗生剤の内服と軟膏が処方された。この膿か疹が治るまでプールはお預けである。長男は、先週「左耳が聞こえづらい」と訴えていたので、これを機に受診させた。母は風邪からきた滲出性中耳炎を疑っていたのだが、中耳炎ではなかった。鼓膜が若干陥凹していたので、どうやらはなをすすりすぎたことで中耳の内圧が上がり、一過性の耳閉感をきたしたのだろうとの診断だった。はなすすりの原因はアレルギー性鼻炎が疑われた。 次女はくしゃみ発作があるので、ついでに受診させた。アレルギー性結膜炎の所見はないが、結構なアレルギー性鼻炎である。「原因で最も多いのはダニだ。この季節はね、ダニがよく繁殖するんだよ。ダニはね、人間のフケやアカを食糧としているから、服を脱ぎっぱなしにしたり、お菓子のかすが散らばっていたりするとよく殖えるよ。よく部屋を掃除することだ。明日は天気もいいようだから、ベッドの下もよく掃除するんだよ。」ごらんになっていないのに、先生はよくわかっている。子供部屋は脱いだ服が散在しているし、お菓子の包装紙があちこちに散らばっている。日頃どんなに親が怒鳴っても、掃除しようとしない子供達に、第三者からの指摘は良い効果があると母親は喜んだ。実は、次女の発疹もアレルギー性であるかもしれない。否定はできない。皮膚科、耳鼻科を回って、土曜は終了。次は子供達を歯科に連れていかねばならない。

  2009年06月13日

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• カーディガンを羽織る本当の理由

  どうしてそんな気になったのかはわからない。 外勤先の仕事を終え「クラブがあるので帰宅は遅くなります」との次女の言葉を思い出した。18：00頃の下校だろう・・・これから次女の中学校へ向かえば18：00前に着くだろう。次女がまだ下校していない保証などなかったが、17：45頃次女の中学に到着し、待つこと約15分。正門わきの駐車場で待っている間、何人も生徒さんが横を通り過ぎて入った。夏服にカーディガンを羽織っている生徒はひとりもいない。やがて、夏服にカーディガンをひっかけて、しょぼくれて歩いてくる少女が見えた。次女だった。私「綾（次女の名）さん！」タイムラグがあった。しげしげとこちらを眺め、信じられないといった表情で「お母さん！」と次女は応えた。次女「お母さん！どうしたの？」私「何となくね、迎えに来ようと思ったわけ。連れて帰るよ。」次女「よかった、よかった・・・・ほんとに良かった。今朝ね、定期忘れてきて、どうやって家に帰ろうかと考えていたところだった・・・・」私「仕方ないねえ・・・・"定期券を忘れたので、迎えに来てください"ってどうして連絡しなかったの？」次女「そんなことで連絡したら、きっとお母さん怒るもの・・・」 日頃子供達に言い聞かせていることである。問題が起こったとき、困難に直面したとき、まず自ら解決策を考えよ。自分の力に及ばないことであれば、助けを求めよ。苦労や困難は自身の成長の糧である。苦労を敢えて求めよ。知恵を働かせて解決に努めよ。案外子供達には、お母さんは薄情だと受け取られているらしい。母親が迎えに来てくれていたことで、助かったというのである。素直に次女は喜んでいた。そして、昨夕納車されたばかりの車である。4人の子のうち次女が初めてこの新車に乗せてもらうという事実、次女は多少興奮気味だった。 私「待っている間、誰も夏服の上にカーディガンを羽織っている生徒さんなんていなかったよ。日よけではないね。暑いのに、それは手足を隠すためなの？」 思い当たる節があり、さりげなく次女に聞いてみた。 先週から掻痒感を伴う発疹が次女の上下肢に出現し、数日前から発疹は顔面にまで波及していた。掻痒感は堪えがたい。掻破すれば出血し、醜いかさぶたを多数形成していた。次女「だって痒いぶつぶつがたくさん出て、汚くて、見られると恥ずかしいもの・・・・」発疹を隠すため、暑いのをがまんしてカーディガンを羽織っていたのであった。帰宅途中、皮膚科に寄った。もう診療は終了していた。明日受診するよう、次女自身で予約を取らせてから帰宅した。

  2009年06月12日

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• こぶとりじいさん

  昨日、放課後児童クラブで遊んでいた時のことらしい。 元気よくブランコをこいでいたとき、はからずもブランコから転落したSophia・・・。面食らっていたのもつかの間、ふり戻ってきたブランコが右頬に強打した！火花が散り涙が溢れたと、帰宅後切々と母親に訴えた。 「痛かったね・・・泣いたろう？おめめに当たらなくってよかったね・・・。」そのときの痛みを汲み取ってもらい、安心したのかそれ以上は何も言わなかったSphiaだったが・・・・。今朝登校前、右頬は青くこぶとりじいさんのように腫れあがっていた・・・。「痛いから、触らんとって！」連絡帳に事情を記し、登校させた。触らなければ、全く気にならなかった様子。元気の勲章である。しかしながら、親には心配の種はつきないのである。

  2009年06月03日

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  やじろべえ

  子供4人の6人家族。毎日大量の洗濯物が発生。夜間に洗濯を済ますように努力している。夕方母親が帰宅するまでに、洗濯物を取り込み、畳んで片付けるのは子供達の仕事である。洗濯物を片付けたあとのハンガーの始末ももちろん子供達の仕事である。日常の中に、遊び心を忘れない子供達。子供らしさに大人たちは救われたような気持ちになる。このような光景を目の当たりにして、少し安心する。ハンガーで作ったやじろべえ。

  2009年06月03日

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• 宿泊学習

  先週、初めての中間テストを終え、晴れ晴れと次女は宿泊学習に出て行った。青少年自然の家での2泊三日、毎年中一春の恒例行事である。次女の通う中学は私の出身校であり、私も中一のときこの宿泊学習に参加した。とても楽しかった思い出があり、今でも中学時代の友人と集えばこの宿泊学習が話題にあがる。私からの思い出話のせいもあり、次女はこの宿泊学習に期待が大きく、とても楽しみにしていたようで、嬉々として出かけていった。今頃、次女はお友達と楽しくて、楽しくて、興奮して眠れないだろうな・・・。中学時代に築いた友情は生涯続くと思う。利害関係のない、無邪気な友情。お互いの不安定な多感な感情を理解しあえる友。どうか真の友情をしっかり育んできて欲しいと祈る。 ひとり子供が少ないため、今夜の我が家は少し静かである。

  2009年05月25日

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• じゃがいも

  長男、お誕生日おめでとう。11歳となった。今どきの美少年にはほど遠い、じゃがいもである。「昭和のにおいのするお子さんです。」「昔ながらの子供」長男に対する人様からの褒め言葉。素朴・・・ということか。5年生になり、塾に通いはじめ中学受験を意識しはじめたためか、ガキ大将も少し落ち着いてきたようにも思う。1年生に入学してきた妹・Sophiaの面倒もよくみているようだ。このじゃがいも、たくさん芽を出しそうだが、さてどんな実をつけることやら。見かけは決して美しくないかもしれないじゃがいも、母親はそんなじゃがいもを嫌いではない。 

  2009年05月17日

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• 「お母さんに見てもらうが」

  祖父母宅へ自転車の練習に行っていたSophia.「補助輪なしで、自転車乗れるようになったよ～！」兄姉達のお古の自転車を使用して、この土日に練習し、日曜には完璧に乗れるようになった。「お母さんに見てもらうが（見てもらうの）！」と言って練習したときいた。祖父をはらはらさせながら、なかなか果敢に練習したようだ。その成果を見せてもらった。これまで自転車に乗れと促したことはなかった。Sophia,なかなか運動神経はいいようである。 

  2009年05月10日

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• 初節句おめでとう！

  こどもの日だった。ふと思えば、妹・渚の長男の初節句・・・。ごめん！忘れてた、どうか許して・・・・。かわいい妹・渚が第三子・長男を出産して初めての端午の節句。三人目にして待望の男児。何のお祝いもしてあげなかった思い遣りのない姉、本当にごめんなさい！慌てておめでとうメールを送った。”ありがとう。今日で7ヶ月、あっという間だね～。鎧兜は父親の物を譲り受けました。”三人の子の写メールが返信されてきた。新築の家に、こいのぼりくらい建ててあげればよかったと、伯母としての配慮の無さを悔いたことだった。気づくのが遅すぎた。こどもの日、端午の節句、初節句。子供達の健やかな成長を願い、祈念して、遅ればせながら、必ずお祝いするからね。渚、あなたは立派、偉い母親だよ。私の妹として、誇りに思う。かわいい妹・渚。初節句、おめでとう。

  2009年05月05日

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• 遠足用お菓子

  5月1日、小学校の遠足を控えている。春の楽しみな学校行事で、小5長男、小1Sophiaは早くもそわそわ落ち着かない。「お母さん、金曜日遠足だから、遠足用のお菓子を買って下さい。」「まだ日があるから前日に買えばいいでしょう？」「だって、お母さんいつも帰りが遅いから買えないもん。今日なら一緒にスーパーに行けるし・・・・。」なるほど、その言い分もありね・・・・と考えて、昨日日曜二人の子を買い物に一緒に連れて行き、遠足用のお菓子を買い与えた。 ところが、である。遠足用のはずが、すでに今朝の時点で封が切られ半分以上がなくなっているではないか！遠足まで待てず、食べてしまった小1お菓子好きSophia.・・・・・こうなるとは思っていたんだけどね。遠足用にはもう買わないぞ！

  2009年04月27日

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• 恐怖の家庭訪問

  家庭訪問があった。午後、早めに仕事をきりあげ急いで帰宅。三女末子Sophiaの担任の先生と保健の先生がいらっしゃった。新一年生Sophiaの担任は長男が小2の時の担任の先生で顔なじみである。ベテランの年配の女の先生で、のびのび厳しく楽しく子供達を指導してくださる事で定評の先生である。Sophiaは末子の特性か、甘え上手で小学校でも放課後児童クラブでも上級生達にかわいがられ、とても楽しく小学校生活を送っているようである。新しい新一年生のお友達もたくさんできているようで、あまり心配はなさそうである。 続いて小5の長男の担任の先生の訪問があった。若い女の先生である。この先生も顔なじみ、次女が小3，4の時の担任だった先生である。親しみやすくかわいらしい先生で、子供達に人気がある。しかし、この先生が長男の担任になってしまったのは、先生にとってもかなりの試練と見受けられ、とてもお気の毒に思い、いらっしゃってから「すみません・・・・すみません・・・」の謝罪の連続だった。長男は宿題はしない、忘れ物は当たり前の問題行動続出なのである。これは今に始まった事ではない。毎年担任になった先生方が、思い煩い頭を悩ます共通事項である。もちろん、親だって悠長にしているわけではない。一応声掛けを行い、確認するが長男は親や先生などの大人たちをちょろまかすことなんか、お茶の子さいさいなのである。図太い、大した根性をしていると見上げるところだが、卑怯な事をしたときは親だって容赦しない。先生にも「びしびしと、ご指導宜しくお願いします」と畳みに額をすりつけんまでにお願いをしたことだった。そんな長男の属する小5グループは自己顕示欲の強い積極性のある、正義感も強いお子さん達が多く集まっており、上手におだてれば結構自主的に行動してくれる傾向がみてとれる。早くも担任はそこに目をつけた。体育の時間「ラジオ体操をします。前でお手本をしてくれる人いませんか？」と問いかけたところ「ハイ！」長男が真っ先に手を挙げたそうだ。「それなら特別に、壇上で体操させてあげる」というと、「ええ～、それはちょっと・・・・」と長男は急にモジモジし始めたという。「助っ人がいたらできるけど・・・」と言い訳をしたため、同じ臭いのする仲良しのお友達を指名して、彼の協力を得、二人で壇上でのびのびとラジオ体操のお手本を披露したらしい。ありえそうなことだ。これは面白い！と思って先生の話をきいたことだった。長男の学年は、正義感の強い行動派の男の子に多いため自主性、積極性をうまく引き出すととてもいい雰囲気になりそうだといつも思っている。「先生、ドッジボールしようや！」女の担任の先生を誘ったのも長男だときいた。先生は嬉しかったらしい。長男は姉妹に囲まれて暮らしている。案外女性の気持ちを汲み取り、扱いも上手かもしれない。問題の火種を多く抱えている長男である。いつ何時問題をおこすかわからない。先手を打って「申し訳ありません」謝っておくほうがいいと思ったことだった。問題がおきないに越した事はない。しかし、子供達に問題がおきれば、子供達からのSOSが発せられれば、普段見てみぬ振りしているお母さんだってすぐ駆けつけて問題解決の手助けをするだろう、必ず。安心してイタズラをすることができれば子供達はきちんと成長していくんだろうな・・・親はいつだって子供達から試されてると漠然と感じた家庭訪問だった。無事、家庭訪問終了。親以上に、先生方は大変だったと思う。どんな家庭から子供達は学校に通っているのだろう？情報収集のため敏感にアンテナを張り巡らしていたことだろう。親が先生を信頼せず、どうして子が先生を慕い従うだろうか？家庭と学校の信頼関係を築くため、家庭環境を知るためとても大切な行事だと思って家庭訪問を終えたことだった。先生方、お疲れ様でした。ありがとうございました。これから一年宜しくお願いします。

  2009年04月21日

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• 17歳おめでとう

  長女の誕生日だった。17歳になった。17年前、予定日より2週間早く生まれた子。「先生、2500gありませんので、保育器に入れましょうか？」看護師さんがとても小さな長女をみてDr.に尋ねた。「・・・・・元気なので、いいでしょう・・・・・」そんな会話が思い出される。とても小さく頼りなげだった赤ちゃんが、ここまで成長することを予想できなかった新米母。そして、17年・・・・あんなに小さかったことを信じてくれる人はいない。いまや母親よりめかたはおそらく10ｋｇほど多く、決して母親の前では体重計の上に乗らない。「やばっ！身体測定までにダイエットしなくっちゃ！」言葉とは裏腹の食行動。幼児期は小児科、皮膚科、耳鼻科に連日通った病弱な子だったが、よくぞここまで成長してくれました。お誕生日おめでとう！

  2009年04月19日

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• 中学校入学式

  午後から次女の入学式だった。午前の外勤先から直行、次女は実家の祖父母とともに入学式に臨んだ。真新しい制服に身を包み、嬉しそうである。私が着ていた頃と、制服は変わらない。誰一人知った人のいない新たな環境に入るので「お友達ができるかしら？」が彼女の最大の関心事である。入学おめでとう！お母さんと同じ中学校を選んでくれて、お母さんはとても嬉しいですよ。

  2009年04月10日

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• Sophia初登校

  Sophia初登校。 兄とともに学校へ。まだ春休み中の姉二人が、心配してついて行った。母親は全く心配していないのに、姉二人がSophiaを小学校まで送って帰ってきた。下校も兄と一緒。初登校、初めての小学校生活は早くも給食があり、とても楽しかったらしい。・・・でも、上級生に冷やかされ、早くも嫌な思いをしたらしい・・・。兄弟以外から嫌な言葉を投げかけられたことがなかったSophiaはびっくりして、とても心を痛めていた・・・。子供の社会でも、冷たく厳しい一面がある。そんなことをも跳ね飛ばし、乗り越えていく心の強さも学んでいくのだろう。全てが経験である。ひとつひとつ、くだらないと思われるようなことまで親に報告してくるうちは心配ないと思っている。親に言いあげればなんとか解決してくれるだろうと、子供が信頼してくれている表れだと思っている。親はそんな訴えをうるさいと思わず、いつも適切なアドバイスを与えてあげることができなくとも、耳を傾けてやるだけで、子供は安心し自ら問題を解決させることができるのだと思う。これらの訴えは、夕方帰宅していたSophiaに職場から電話したとききいたことだった。 私が帰宅したとき、Sophiaはすでに夢の中だった。無意識の過緊張状態。疲労は当然である。睡眠が明日の活力を生む。その連続が日常となる。

  2009年04月08日

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• ご入学、おめでとうございます。

  Sophiaの小学校入学式だった。今日の日が来るのをSophiaはとても心待ちにしていた様子だった。10年前に長女が小学校入学式で着たワンピースを着て、小学校へ向かう。正門で、記念撮影。 田舎の小学校。新入生22人一クラス。 Sophiaは、ピンと背筋を伸ばし、緊張した面持ちで入学式に臨む。緊張のためか、名前を呼ばれても返事の声が小さい。 同じ幼稚園から就学したお友達は誰もいなかったが、乳児から三歳児まで通った保育園時代の顔なじみのお友達が数名いる。 明日から、これまでの親の送迎ではなく、自分の足で通う。登下校の安全も、自己責任。小5の兄が同伴してくれるから、少し安心か・・・・。兄にも、妹の面倒を見る責任を負わせる必要があるだろう。Sophia,ご入学、おめでとうございます。幸い、母はあなたに対してあまり心配はありません。あなたの成長が、とても嬉しいです。  

  2009年04月07日

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• 桜とカモ

  Sophiaは幼稚園を卒園し、もうすぐ小学校入学を控えている。新年度になっても入学式までの間は、卒園した幼稚園の預かり保育へ通っている。その預かり保育へ通うのもあと三回。今、登園道沿いの桜並木が満開を過ぎ、少しずつ花びらが散り始めている。見事である。Sophiaは桜が大好きである。「Sophiaね、桜好きだけど、いやなことがある・・・・桜が咲くと、カモさんたちがいなくなっっちゃうから・・・。」春の桜だけでなく、川面に冬飛来するカモたちも登園時に眺めることをSophiaは楽しみにしていたのだった。実は、夏のひまわり畑や秋の彼岸花やコスモスの群生も・・・。 もうすぐ小学校入学、「来年はお母さんとこの桜を朝見ることができなくなるね。小学校に通うからね・・・。」「お母さん、今度の春、またこの桜が咲いたら見に連れてきてね。それからカモさんがまた来たら教えてね。」Sophiaはよくわかっている。春になれば、カモたちが北国に帰ることを・・・。子供の成長を頼もしく思うが、少し淋しく感じたことだった。

  2009年04月02日

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• どんでん返し

  合格者召集の日だった。 次女が不合格になり、合格者召集に行く必要がなくなったため、Sophiaの幼稚園・年長最後のお掃除の日（愛園デー）に参加していた。Sophia年長、最後の愛園作業である。こころを込めて、お掃除させてもらうつもりだった・・・。  愛園作業、午前9時半開始。午前10時3分、携帯が鳴った。次女からだった。「お母さん、今、中学校から、繰り上げ合格になったって電話があったの！すぐに来れますかって・・・！」 「なんて答えたの？あなたはすぐに行けるわけ？」「すぐ親に連絡して行きますって言った！」「よろしい！本当にその中学に行きたいなら、お母さんが帰るまでにすぐ出かけられるよう準備して待っていなさい。」すべてが電光石火、即座の行動が要求されていた。あまりに突然の事で、私も少し気が動転していたと思う。慌てていたし、嬉しかったし、半泣き顔で、幼稚園の先生に事情を話し、早退させてもらった。”きつねにつままれた”そんな表現が適切だったかもしれない・・・。 合格者召集は午前10時だった。自宅に戻り、次女を連れて中学校に到着したのは2時間後だった。合格者はすでに講堂内に招集されており、次女はひとりだけで、事務所で合格者手続きを済ませた。対応して下さった副校長先生のお顔に見覚えがあった・・・・。そうだ・・・受験日、校舎のトイレをお借りした後、事務所前で校舎改築のお話をした、あの先生だった！「見覚えのあるお母さんだと思ったら、あなたでしたか・・・！？」 入学後に必要となる備品を購入し、体操服の注文をして合格者召集は終了した。次女はとても嬉しそうだった。一度奈落に落ち、苦く、悔しい思いを経験し、反省し、晴れて幸運を得たことに感謝していると思う。すべてが彼女の成長に必要な糧となるよう祈る。 夢のように、本当に夢のように過ぎた一日だった。  この嬉しい、"どんでん返し"を主人は知らなかった。県外に早朝から仕事に出かけ、帰宅は深夜の予定だった。こともあろうに、こんなときに限って携帯電話を忘れていくなんて・・・。連絡が付かなかないことはわかっていた。Real timeで主人に知らせる事はできないとわかっていたが、「次女、繰上げ合格！」とだけmailしておいた。

  2009年02月28日

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• 発表翌日

    次女の不合格を知って、学校でもお友達皆が慰めてくれたらしい。次女は早くも不合格を受け入れ、地元の公立校に行く準備を始めた。小4までならっていたくもんを再度習いたいと申し出てきた。受験をなめていた自分の姿勢が誤っていたことを身に沁みて感じているらしい。この苦い経験をばねとし、3年後に高校受験に挑戦すればよい。遅咲きの花だってある。中学受験は次女の開花時季と一致しなかっただけだ・・・。 でも、私の本心は、先に書いたこととは裏腹に、次女を見れば失敗を責め、口をきけば罵しりたい衝動が常にあった。同様に、私は自身を責めた。子供の失敗は、親の失敗・・・。私のやり方が悪かったから、次女が不合格になったんだ・・・。塾任せで、私がきちんと指導しなかったから・・・。 不合格になり、意気消沈している人の、まだ癒えない心の傷を開いて塩をすり込むかのような、暗い陰鬱な心の闇との闘いだった。 現実を受け入れていないのは、次女ではなく、親である私の方なのだろう・・・。

  2009年02月24日

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• 合格発表

   昨日一昨日行われた次女の中学受験の合格発表を見に行くために、午後の仕事を早く済ませ、中学校の正面玄関前に赴いた。  「お母さんはね、変な冗談は言わない。合格していたら"おめでとう"、落ちていたら"残念でした"といいます。聞き直す事のないように・・・。発表は4時だから、学校から帰宅したら、お母さんの携帯電話に電話してきなさい。」次女に朝そう伝えておいた。 16時2分前、正面玄関前に合格者の受験番号が張り出された。 わぁ！！！と歓声が上がり、だれもかれもが一斉に、携帯電話で結果を待つ人に連絡をしている。”あった！””合格や！” そんな喧騒の中で、私は受験番号一覧に、次女の番号がないことを、何度も何度も確認した。間違えのないように・・・・。 「おめでとうございます！」と制服業者がパンフレットを手渡そうとしたが、不合格になった者には不要なので、断りながら駐車場に向かった。 これまでの次女の受験姿勢、生活態度が思い出され、当然の結果だと何度も自分自身にいいきかせた。これが現実である。この結果は、もっと次女は受け入れがたいだろうな～・・・・。 車に戻るや否や、次女から電話が入った。「・・・お母さん・・・・・」「・・・残念でした・・・これから帰るから、家で待っていなさい。」言葉短かに結果を伝えて、電話を切った。 切った電話の向こうで、大泣きする次女の声が聞こえてくるようだった。主人と長女に、「次女不合格」のmailを送信した。義母には直接電話を入れた。いつも塾の送り迎えをして下さった義母に申し訳ない思いでいっぱいになった。義母も、泣いているようだった。心配していたであろう実家の父（祖父）に、"応援ありがとうございました"のmailを送った。 帰宅車中で考えた。失意の底にいる次女に、どんな言葉をかけたらいいのだろう？不合格という不幸な結果を経験した者でなければわからない辛さ、苦しみ・・・。中学受験の経験のある私、主人、長女は皆幸い不合格の経験がなく、次女の痛みは想像できても、決して実感はできない・・・・。 なめた受験姿勢をとっていた次女が腹立たしく、「一度落ちてみればいい！」とさえ考えた陰険な自分の母親としての態度を反省した。しかし、意地悪な母親の考えをどんなに悔いても、現実は不合格、動かしようのない事実なのである。次女の実力であり、母親の意地悪さは無関係なのである・・・。 幼い12歳の心の痛みを汲んでくれる人は、どこにいる?今、次女の心を我が痛みとして共感できる人は・・・？ ・・・25年前、やはり同じ中学校を受験して不合格となった人がいた。私の妹・渚だ・・・。そうだ、渚なら、次女の気持ちをわかってくれる！渚しかいないと思い出し、急いでお願いmailを打った。 渚は今、遠い県外で暮らしている。昨年秋、三人目の子供を出産して、とても忙しい毎日であることは承知だった。私は彼女に助けを求めた。 「忙しい時にごめんなさい。渚にお願いがあります。昨日、一昨日と次女が中学受験したのですが、残念ながら不合格となりました。どうか次女を励ましてやって欲しいのです。今夜、電話させていい？薗」「そっか、残念だったね。落ち込んでるの？私だったら18時半頃帰宅しているからいつでもいいよ！渚」 夜、次女に、叔母である渚に電話を掛けさせた。25年前、不合格となり失意の底にあったとき、一緒に合格発表を見に行った私がどう妹を励ましたかは、もう忘れてしまっていた。ただ、同じ中学に通えなくなり、残念だな～くらいにしか私は思わなかったのだろう。 13歳の私は、12歳の渚にパフェをご馳走して慰めたらしい。パフェをおごったことなんか、私はすっかり忘れていた。12歳の渚は「薗姉ちゃんに、私の気持ちなんか、わかりっこない！」と腹を立てていたらしい。あの時の気持ちを、初めて渚からきかされた。「それでも、薗姉ちゃんが驕ってくれたパフェ、全部食べたけどね。」そうそう、そのパフェは350円だったんだよ・・・。 25年前の渚の辛い経験が、こうして将来に活かされることを、当時誰が予想しえただろうか？ しばらく渚と次女は電話で話していた。おだやかな気質の渚の言葉に、次女はさめざめと泣きながら、うんうんと頷いて耳を傾けていた。

  2009年02月23日

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• 受験二日目

  受験番号が若かったため、面接開始時間が早かった。昨日同様、早朝からの出発であった。 「面接だけで合否が決まればいいな～。面接なら絶対合格する自信がある！」面接の練習もしていた。 次女は、はきはきと大きな声で返答した。「いじめられているお友達がいたら、あなたはどのような行動をとりますか？」「自分もいじめられそうで怖いけど、勇気を出して助けてあげたいです。」あとから聞いて、この質問は、非常に難しい質問だと思った。面接練習でも想定されていなかった質問だった。答えはない。 面接で不合格になることはない。もう合否は決まっているに等しい。 つかの間の凪、能天気な次女である。

  2009年02月22日

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• 中学受験初日

  こんな地方に珍しく、当県は東京都や神奈川県に並ぶくらい中学受験者の比率が高い。近年の統計では当県の小学6年生の5人に1人は私立・国立中学を受験する。 次女、中学入学試験初日。不況の影響もあるのだろう、今朝義母が持ってきた地元新聞には次女の志望中学の倍率の高いことが数字で示されていた。その新聞の数字を、次女は食い入るように見つめていた。不安材料にならなければよいが・・・・。 7時45分に試験会場に到着。「頑張れ！」とだけ言って、送り出した。情けない母親、気の利いた言葉はかけてやれなかった。母親が不安であれば、きっと本人はもっと不安になる・・・そう思って敢えて多くの言葉はかけなかった。どこの親御さんたちも、試験実施時間中は待機室会場で待っている。 次女は私の母校を受験している。25年の時を経て、私の在学中と校舎は変わってしまっていた。待機時間中校舎のトイレを借りた時、事務室の前にいらっしゃった先生に尋ねた。「ここの卒業生ですが、いつ校舎が新しくなったのでしょうか？」「新築したのではなく、平成18年に耐震強化を施し、外壁を新しく増築しました。」とのことだった。25年前は雨が強く降ると廊下が水浸しになっていたが、これならもう教室移動中に雨にぬれる心配はない。基本構造は変わっていない。 まだ次女は試験中だったが、自宅に残してきた長男、三女・Sophiaが気になり一度自宅に帰った。 昼過ぎ、次女を迎えに受験会場に戻ってきた。「割と出来たよ～」と自信ありげに答えた次女だった。この中学の試験問題は押しなべて難しいことはない。それゆえ完璧な解答が求められ、ケアレスミスは命取りである。やや不安が残ったが、後は明日の面接のみである。次女はもう合格が決まったような顔をしていた。

  2009年02月21日

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• 散髪

  子供達4人の髪の毛が生えくすぼってうっとうしい。長女、次女は適切な時を判断し、自分で美容室へ行き、後から経費を親に請求してくる。長男、三女・Sopahiaは適宜、親が美容室、理容室へ連れて行かねばならない。 長男の頭髪が生えくすぼっていた。大衆理容へ行くよう指示したところ、丸坊主にして帰ってきた。まさに、”まるこめちゃん”である。・・・・・・本人の希望であれば、それもよし。 今どきの男の子たちはおしゃれな母親に似てか、とてもきれいな整った顔をしていることが多い。・・・残念ながら、我が家の長男は”今どき”の顔ではなく、”むかしながら”の顔をしている・・・。丸坊主は、どんな顔でも映える隠しようのないヘアスタイだと思っている。敢えて、その”丸坊主”を選択した、長男の意図はいずこに・・・・？ ”むかしながらの顔”に、その丸坊主は、素朴すぎるくらい似合っている。 自身の本質・真価を問われたとき、赤裸々な自身をさらけだす自信があるか？虚飾をかなぐり捨てる、”勇気”があるか？幼すぎる魂に、素朴で率直ｊなまなざしをみた。 そのまなざしに応える、日常の行動を備えているか？言い訳は通用しない。母親は、窮地に立たされている。

  2009年02月08日

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• 出願

  中学受験。次女の願書を提出してきた。親としては、悩みに悩んだ。これでよかったのだろうか？能天気な次女、「お姉ちゃんが代わりに試験受けてくれたらいいのにな・・・・」なんていっていたため、最後の最後まで成績は伸びなかった。当県の教育事情は非常に厳しい。公立中学への進学は、残念なことに教育の機会と子供の意欲をそぐ結果となっている。それは数十年前から、いやもっと前からの悪しき伝統となっており、良い教育を受けたいと望む者は中学受験が必須である。 次女は姉・長女の通った私立中学をはじめ目指していたが、ここに至ってとても成績が及ばない。長女の通う私立中学高校は父親の出身校であり、憧れがあったに違いない。しかし、そこは断念せざるを得なかった。次女は、母親の出身中学に出願した。年末、「あんたの今の実力ではお父さん、お姉ちゃんの中学校には到底合格できないよ。どうしても地元の中学校に進学したくないなら、お母さんの出身校を受験したらいい・・・」次女は、姉・父の出身校にこだわっていなかったらしい。すんなり母親の提案を受け入れた。「本当は、落ち込んでいたんだよ」あとから次女がぽつりと言った。 私立中学の年間授業料は約95万円（東京都）。公立中学の年間授業料は約13万円。義務教育で約7倍の差である。私立中学を受験することのmerit.は中高一貫教育、それは高校受験を回避できるということ。長女はその恩恵にあやかった。父親と同様に・・。次女は出願した中学に合格しようが、不合格で地元の公立中学に通うことになろうが、いずれを選択しても高校は受験しなければならない宿命を負った。確かにそれは面倒なことかもしれない。しかし、それは決して不幸なことではないと思う。母親である私は中学、高校受験いずれも経験し、どちらも合格した。適切な審判を仰ぐ事ができたと思っている。子供であった私の実力は足りていた。不足していたのは、親の経済力だった。「お金を出してやれないから、ごめんね、進学は諦めてね・・・・」私が親から言われた言葉だった・・・・。私は自分の子供達に、この台詞だけは言わないように誓った。それは、主人も同意してくれたことだ。勉強を諦めないために、とった方策、私は未だに自分の奨学金を返還し続けている。母親である私と同じ道を歩もうとしている次女。良質の教育を受けるには安上がりであることは確かであろう。しかし、それはとても険しい道であり、わが子たちには経験させたくない道である。「私はお母さんの子！」次女は、敢えて母親の後を歩もうとしている・・・・。その苦難に耐え切る事ができるか？自分自身でないだけに、信じきる事ができない。信じきった暁に、きっと次女は合格するのだと思う。 

  2009年01月29日

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• 

  おさがりジャケット

  ベビー服のジャケットがある。Omahaで暮らしていたとき、babyだったSophiaが着ていたもので防寒ばっちりである。赤ちゃんの成長は早いので、着用したのは1シーズンだけだった。もう、Sophiaは着れないのだが、もったいなくて処分できずにいた。妹のところに昨年秋に男の子が生まれたので、このジャケットをもらってもらおうとmailした。「もらってあげるよ～ん」と返事がすぐに来た。すぐゆうパックでおさがりジャケットを送った。いちおうＧＡＰ、ブランド物である。

  2009年01月23日

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• おそらく、感染性胃腸炎

  朝起きると、Sophiaが吐いていた。姉兄達が、Sophiaの後始末に追われていた。Ｓｏｐｈｉａは普段より食欲が少ないものの、比較的元気があったので、無理に登園させる決断をした。9：00過ぎ、主人から電話があった。登園させる車中でSophiaが吐き、主人のお気に入りのスポーツカーの車中を吐物まみれにしたというのである。主人の怒りは尋常ではなかった。病気でやむなく吐いてしまい、労わられるどころか父親に頭ごなしに叱られた具合の悪い可哀想なSophia・・・もちろんSophiaは登園できる状態ではなく、仕方なしに主人の職場の一角のベッドで休まさせているという。何とかしなければ・・・・仕事をする母親が窮地に立たされるのは、いつだって子供の急病である。父親はいつだって何もしない・・・できない・・・。金曜日はいつも主人も私も仕事の代役がいない。それでも急いで自分の担当の仕事を済ませ、急いで主人の職場に向かった。Ｓｏｐｈｉａはじっとおとなしく、ベッドに横たわっていた。6歳児である。どんなにか具合の悪かったことだろう！Sophiaを連れて、一時帰宅した。午前は私がＳｏｐｈｉａの側に居れたからいい。しかし、午後は私も別の仕事があり、休む事はできるだけ避けたかった。実家の協力を仰ぐべく実家に電話したが、誰も出ない。出かけているらしい。考えに考えた末、病気のSophiaをひとり家に残し、午後の仕事にでることにした。私の午後の仕事場と家は約２５ｋｍ離れている。これは初めてのことであり、とてもchallenging なことだった。苦渋の選択だった。とても母親として、推奨できることではない。母親への電話の仕方、かかってきた電話への対応をSophiaに教えて、家を後にした。午後１－6時の間、何度かSophiaから電話があったが、Ｓｏｐｈｉａはひとりで立派に留守を守った。病気でじっと臥床しながら・・・。ひとりつらく気持ち悪い状態を耐えたSophiaは立派だと思う。おそらく今流行っている感染性胃腸炎だったのだろう。4人の子育てをしているが、末子・Sophiaは4人中最も賢くききわけが良く、機転が利く子だと思う。ありがとう、Sophia。お陰でお母さんは誰にも迷惑をかけず仕事を終えることができました。そして、ごめんね・・・具合が悪かったのにひとりで、たったひとりで気持ちが悪い状態を無理に耐えさせてしまったこと・・・。  

  2009年01月09日

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• 入賞おめでとうございます

  昨日の長男に続いて、今日はSophiaである。入賞おめでとうございますのお便りを持って帰ってきた。市美術展、年長児版画部門で入賞したらしい。今年、子供達は芸術部門で絶好調である。昨日の長男（http://plaza.rakuten.co.jp/kousaginomama/diary/200811260000/）9月末国際平和ポスターで授賞した次女（http://plaza.rakuten.co.jp/kousaginomama/diary/200809300000/）そしてSophia・・・・・。長女も何度か絵画で賞を受けてきた。子供達、親に似ない共通の才能・感性があるようだ。

  2008年11月27日

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• 人権ポスター授賞式

  今回は長男のお話。K市・人権ポスター授賞式についてというお便りを長男が持って帰ってきた。毎度学校から直接連絡があるたび「今度は何をしでかしたか！？」とヒヤヒヤする。「何これ？誰の授賞式よ、何であんたがわざわざ行かないかんの？」よく見ると、受賞したのは長男である。何度も見直したが、受賞者名はまぎれもなく長男の名である。長男が表彰されるらしい。「人権ってどういうことだか、わかってるの？」甚だ疑問ではあるが、小4の感性でさて、どんなポスターを描いたのか、12月はじめの日曜に市立公民館に出かけて行こうと思っている。

  2008年11月26日

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• Sophia　映画館初デビュー

  連休中日であるのに、子供達は朝早くから起こしもしないのに起きていた。準備してあった朝食（ご飯、味噌汁、ウインナー、ブロッコリー、牛乳、ヨーグルト）を勝手に済ませ、いそいそと出かける支度をしている。長女がSophiaを映画に連れて行く約束をしていたようだ。Sophiaは映画館初デビューで、大興奮である。起こさないでも起きてきた理由に合点がいった。街中の映画館まで、JRやバスを使って小一時間かかる。長女は定期券があるので交通費は要らない。Sophiaは幼児だから交通費は長女（おとな）同伴で無料になる。長女がSophiaにみせた映画は「Ｙｅｓ！プリキュア５　ＧｏＧｏ！お菓子の国のハッピーバ－スディ♪」どんなに長女は退屈だったろう、と気の毒に思ったが、実は長女が「プリキュア」を見たかったらしい。高校生ひとりで「プリキュア」をみるのは恥ずかしいので、Sophiaを誘ったということだった。

  2008年11月23日

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• 

  霜月二十日

  冷え込みました。初霜が降りていました。11月20日・霜月二十日は絵本「モチモチの木」の中で、モチモチの木にひが点った日です。話の設定はきっと旧暦なのでしょうが、今年は新暦でも冷え込み、日本各地で初雪の便りが聞かれました。モチモチの木豆太・五つは腹いたで苦しんでいるじさまのために、真夜中はだしで半ミチふもとまで医者様を呼びに飛び出しました。その後、美しくひの灯ったモチモチの木を見たのです。勇気のある子だけしか見ることのできないといわれる、死んだおとゥもじさまも見た、山のかみさまのおまつり・・・。なんとも幻想的な光景だったろうな～と毎年この日になると、「モチモチの木」を思い出します。我が家の子供達に、この絵本の読み聞かせをしてきました。子供達は”モチモチの木の実を木ウスでついて、石ウスでひいてこなにし、もちにこねあげてふかしてたべるとホッペタがおっこちるほどうまい”というところと”木がおこって、オバケェ～！っておどかす”というところがお気に入りでした。物語の流れはもちろん、切り絵が話の展開を盛り上げてとても魅力的です。幼心に深く印象付けられる名作だと思っています。

  2008年11月20日

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• 第三日曜日は家族の日

  年に一度の小学校の日曜参観日だった。参観日は月に一回行われているが、両親共働きでは平日参観は厳しい。小学校での子供達の様子を知るため、この機会は逃してはいけないと思い、出かけていった。「第三日曜日は家族の日」小学校の塀に旗がいくつも立っていた。小4、小6の教室へ行ったが、後悔した。わが子のあまりにもひどい授業態度に、親が恥ずかしくていたたまれなくなり、こそこそ逃げ出してきた。担任の先生、今日一日先生を担当してくださった保護者の方、申し訳ありませんでした・・・。

  2008年11月16日

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• 数え年七つ

  七五三である。数え年七つを迎えたSophiaの七五三祝いだった。Sophiaは１０月生まれであり、数え年三つのときのお祝いは幼さが目立ったため、満年齢で七五三祝いをした。それ故七つのお祝いも、満年齢で祝うことにしてしまった。Sophiaの七五三は来年。どうか、来年まで、無事元気に成長して欲しいと願う。 

  2008年11月15日

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• 美術部

  「お母さん、美術部に入ってもいい？」と長女が尋ねてきた。「何もお母さんがクラブ活動するわけではないから、やりたければ入ったら？」と母親は答えた。「でも、画材が高いの。キャンバスとか６０００円くらいするものもあるし・・・・。」遠慮がちに長女がいった。結局、お金か・・・。お金が高くつき、親が出資してくれないなら、美術部に入りませんと言いたげな口調である。「親に出せっていうの？お小遣いがあるでしょう？そこから賄いなさい。自分自身の趣味や自己投資、ひいては人生の価値を深めるため、豊かな人生に築き上げるためにお小遣いを与えているのだから、知恵を働かせて無駄なく有効に使いなさい。何のためのお小遣いだと思っているの？”お金がないから、時間がないからしません”というのは本当の趣味ではない。お金・時間を投資する価値があると判断してこそ、本当の趣味といえる。自分自身のお小遣いの範囲で、身の丈に応じたことをしなさい。」条件が、環境が整っていなければ、何も行動を起こさないというようではいけない。果敢に行動を起こすことにより、類稀な才能や実力が認められれば、環境や周囲が見方してくれることもある。長女の場合、小遣いの範囲で工面してくれることを望む。

  2008年11月11日

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• 歯医者さんに、連れて行ってください！

  上三人の子は、もうすでに自分自身の清潔・整容は自己責任、自己管理できなくてはいけない年齢に達している。末子・Ｓｏｐｈｉａだけは仕上げ磨きがまだ必要な年齢ではある。４人目の子育てをしていると、いい加減なもので、母親は子育ての手抜きを覚え、子供の歯磨きの仕上げ磨きをしないでいる。「お友達にみてもらったら、”Ｓｏｐｈｉａちゃん、歯医者さんに行ったほうがいいよ”っていわれた。お母さん、見てください。」とＳｏｐｈｉａが口を大きく開けた。左下顎Ｄが点状に黒くなっていた。立派な虫歯である。お菓子大好きのSophia、姉達のお菓子をこっそり食べる”菓子ぬすっと”の別名がある。夜、寝たふりをしてベッドにお菓子を持ち込み、母親の目を盗んで食べていることも、母親は知らぬふりをしてきた。そして、とうとう歯にクレーターができ、痛みが訪れた。自業自得である。「お母さん、歯が痛いので、歯医者さんに連れて行ってください・・・。」Ｓｏｐｈｉａから申し出があった。それまではどんなに食後や就寝前に、「歯を磨きなさい！」と忠告しても歯磨きしようとはしなかったのに、いまでは母親がいう前に歯磨きをするのである。甘い物を食べたあとは必ず痛むらしい。「痛い、痛い！」と騒ぐ。歯磨きをすると、軽快するので、母親が忠告する前に必ず食後は洗面所に向かう。どうやら歯痛は本物のようだ。約一週間、痛みに耐えることをＳｏｐｈｉａに強いて、今日、歯科を受診した。この歯医者さんは私（母親）が１７歳のときからお世話になっている。４人の子供達も、こちらの先生に診て頂いている。ついでである。私と長男の歯科定期検診も一緒にした。Ｓｏｐｈｉａの治療が済み、私が診察を受けている間、Ｓｏｐｈｉａは大暴れであった。私の口の中をのぞきに来たり、待合室で側転やバック転をして他の患者さんたちを驚かせたり、受付に入り込んだり、他の患者さんの口の中まで覗き込んでいるらしい・・・・気配でSophiaがよからぬことをしているらしいことがわかる。口を開けたままで注意する事ができない母親をよそ目に、いたずら三昧だった。でも、こんないたずらが許されるのは、ここの歯科医院に私が１７の時から通っているということと、Sophiaがほんの小さな子供であるということが理由だろう。それでも、いたずらにも限度がある。母親がきちんと子供達を躾けていない。お恥ずかしい次第・・・。Sophiaのクレーターに詰め物がされた。長男の虫歯も治療終了。あと何度か、通わなければいけないが、痛みがなくなったSophiaは、歯磨きをやめてしまうかもしれない。

  2008年11月08日

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• 修学旅行風邪

  午後、携帯電話が鳴った・・・。次女、小学校で熱発、早退したいと希望しているとの旨。両親は迎えに行けず、祖父母に迎えをお願いした・・・。どうやら、修学旅行から風邪をもらってきたらしい・・・。よくあることである。夕方の塾も、無理そうである。自分で欠席の連絡を入れさせた。仕事を早く切り上げ、帰宅すると次女はだるそうに寝込んでいた。 急に疲れが襲ってきたように思い、私まで早くから寝込んでしまった。情けない・・・。洗濯も家事も放っりぱなしで。

  2008年11月04日

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