猫エイズについて~感染してしまったら
感染しているかどうかは、動物病院での血液検査ですぐにわかります。もし、反応が陽性(感染している)だったら。。。我が家のピー助は白血病ウィルスが陽性でしたので、聞いた瞬間は頭が真っ白になりましたし、絶望感も味わいました。ですが、冷静になって考えてみると、感染しているだけで、今すぐどうにかなるものではないのです。実際、陽性と聞いて1年近く経ちますが、ピー助は元気に暮らしてます。発症さえしなければいいのです。猫エイズでも同じです。猫エイズに感染しているからと、安楽死などの道を選ぶ飼い主がいると聞いたことがありますが、とんでもないことです。あきらめてはいけません。感染しているだけでは、特に症状はでません。ウィルスを持っているだけなのですから。(これを「無症状キャリア」といいます)また、最初に陽性と出ても、1ヵ月後に詳しい再検査をしたら、陰性だったということもありますので、調べてみる価値はあると思います。発症しないためには?具体的な方法があるわけではありませんが、少なくとも、常に猫の状態を把握しておくこと。万が一発症しても、早めに異常に気付き、先手の治療をすれば、急に死んだりすることはありません。結果的に寿命と思える年数を生きる猫も多いと聞きます。発症した猫の、平均寿命は5~7歳。発症する確率は5頭に1頭の割合です。発症させないためには、室内飼いをして、別のウィルスへの感染を防ぐことが大事です。(近所の猫たちに猫エイズをうつさないためでもあります)猫エイズは免疫の病気ですので、他のウィルスに感染してしまうと、命とりになります。そして余計な病気にかからないためにも、避妊・去勢手術はぜひしましょう。直接関係あるかはわかりませんが、避妊・去勢をすると、使用するエネルギーが少なくなりますので、余計な体力を使わなくて済みます。日頃の食べ物に気を遣い、ウィルスに負けない体にすることも大切です。計算どおりにはならないかもしれませんが、地道な努力が結果的に長生きにつながるのだと思います。