猫の出産
猫の妊娠期間は65日±3日といわれ、それよりも早かったり、遅すぎたりした場合、死産の可能性が高くなってしまいます。母体の安全を考えると、妊娠がわかった時点で診察を受け。何匹生まれるのか、妊娠して何日ぐらいかを確認しておく必要があります。また何匹生まれるかがわかると、事前に里親を探すこともできるのでいいと思います。■陣痛から出産まで1.陣痛がはじまると出産場所に行き、 あえぐように鳴いたり、呼吸が早まります。出産場所を用意しても良いですが、自分にとって良い場所を探すので、予定通りにいかないこともあります。猫の傾向として暗い場所に行きたがります。2.破水します。(最初の陣痛から破水までで、おおよそ5~6時間くらいです。)3.子猫が膣まで到達すると、 陣痛が激しさを増し、子猫を対外に排出します。(10分~30分くらい)子猫は羊膜と呼ばれる薄い膜に包まれています。母猫はこの羊膜を食い破り、へその緒を噛み切ります。このほか、赤緑色の胎盤が排出されます。(1匹につき1つ)胎盤は食べても支障はありませんが、下痢になることもありますので取ってあげても良いです。猫を産む間隔は数分から1~2時間。事前に生まれてくる匹数が知っている場合は、最後まで見届ける必要があります。なぜなら家で飼われている猫は、野生の猫に比べて体力がないため、最後まで産む力がない場合があるからです。母猫が途中で出産をやめてしまった場合は、母体も危険ですので、すぐに病院で診てもらってください。また分娩後に出血が多い場合も危険です。