エレクトーングレード5・4・3級を目指す人へ(即興編)
エレクトーンの即興は、オールジャンルに対応しなければいけないので、いろんなジャンルのCDを聴いたり、レパートリーを経験していなければ、ツライですね。引き出しに何もないのに、何か出そうとしている状態になるわけですから。また、引き出しがいっぱいでも、なかなか使うとなると難しい。でも避けては通れない…皆を悩ます即興。私自身、4級までは、何の対策も考えず、「こんな感じ?」でやってました。(信じられない(*o*))コードの勉強も全くせず、ひたすら練習問題をして経験と勘で受かってました。ただ、3級を受けるときは、このままでは1回で受からない、と思い、きちんと勉強することにしたんです。そして、生徒さんたちにも、「しっかり準備さえしておけば、怖くない!」と、指導するようになりました。5級の最低条件 ♭・♯4つまでのカデンツは、すらすら弾ける。 m7,aug,M7,dim,m7-5が押さえられる。 スウィング・8ビート・ワルツ・ラテンのバッキングが、ノリよく弾ける。 それぞれのジャンルの、十八番アレンジがある。(構成を決めておく)練習書は、島田義夫先生のがgoo!分かりやすいです。【送料無料】エレクトーン演奏グレード 5級 即興演奏練習書 Vol.2【送料無料】エレクトーン演奏グレード 4~3級 即興演奏練習書 Vol.2使い方は、スウィング・8ビート・ワルツ・ラテンの自分が好きな実施例をきちんと弾き込んで、パターンを叩き込み、録音して繰り返し聞いて耳からも入れ、完全に自分のものにします。 ↓実施例の楽譜を見ないで、1段譜のみを見て同じことが弾けるかチェック。できるようになったら、 ↓他の同類の練習問題でどんどん練習。このやり方が、早いです。即興Bは、長調・短調の自分の好きなコードパターンを見つけ、♭・♯4つまで位のコードを書き出す。実施例のメロディは、ベースとの兼ね合いも考えられていて模範的なので、ラインを覚える意味で叩き込む。 ↓当日、どんなモチーフがくるか分からないので、まるごとメロディーは真似できないことを考慮し、メロディの中心になっている音(ベースとハモるきれいなライン)を伸ばしながら、コードを弾く。(ついでに、サビのカウンターも練習しておけば、なお良い) ↓いつ何時でも弾けるくらい叩き込む。これで、OKです。ゴールが見えていれば、努力出来るもんですよ。基本的に、4・3級もやり方は同じ。コードは、4級で、循環コード・副属七、3級で部分転調などを上乗せで勉強して、カデンツを全調で練習。ジャンルは、スローロック(12/8拍子)ボサノヴァを上乗せで練習。モティーフは、 中間部部分転調するようなものだと、評価してもらえると思います。これも、練習書にばっちり載っています。とにかく、バッキングをよく練習してくださいね。カラオケと一緒で、伴奏がよければメロディが少しくらいミスっても、上手に聴こえますから!