フリーバッキングの耳コピ
耳コピのアレンジをする時、厄介なのがフリーバッキングのピアノのハーモニーを取ること。そのまま聴きとっても、ピアニストは両手で弾いていてエレクトーンの左手にそのままのボイシングで持ってくるわけにいかないんですよね。私の場合、トップノートになっている音はそのまま使って雰囲気を壊さず、後はテンションの原則に従って置いていっています。♪エレクトーンで弾く場合のテンションの原則♪ベースが根音(ルート)で左手に最低必要な音は第3音・第7音・テンション●テンションの種類と使用法●9th使えるコード…ディミニッシュ以外のすべてのコード構成音の省略…ルートを省略し、9thを配置♭9th使えるコード…7thコードのみ構成音の省略…ルートを省略し、♭9thを配置#9th使えるコード…7thコードのみ構成音の省略…ルートを省略し、#9thを配置11th使えるコード…マイナーコード全般構成音の省略…♭3rdを省略し、11thを配置(または、5thあるいは♭5thの代わりとして配置)#11th使えるコード…メイジャー系のコード全般構成音の省略…3rdを省略し、11thを配置(または、5thの代わりとして配置)13th使えるコード…主に7thに使う。(M7やm7でも使用可)構成音の省略…5thを省略し、13thを配置♭13th使えるコード…主に7thに使う。(まれにm7-5コードでも使う)構成音の省略…5thまたは♭5thを省略し、♭13thを配置これらのことを頭に入れつつ耳コピしたベース・メロディに合わせて左手を入れていくと作業がはかどります。今回依頼のあったジャズの曲もこの原則に従って仕上げていきました。勉強になる本松田昌の音楽トレ-ニングエレクトーン単行本 松田昌の音楽講座 ポピュラーアレンジの基礎知識まだまだ勉強しないとなぁ…