杭州街中【廃品回収とリサイクル】
信号待ちの時、こんな人を見た。ゴミ箱開けて見てる。。ペットボトルとか空き缶とか売れそうなの探してるんだろうな。もう1個もチェック。目ぼしいの、なかったみたい。袋を肩にかついで、大股で去って行った。留学していた頃の寮でも、江蘇の小区でもいつも誰かがゴミの中探してペットとかダンボールとか空き缶とか瓶とか持っていってたわ…日本だとホームレスの人の収入源だけど中国ではホームレスではないと思う、多分。それを生活費にしている人や小遣い稼ぎが殆どだと思う。そこそこいい値段で売れるらしい。94年の上海留学の頃は「すごい、リサイクルやん」って感心してた。でも不思議だったのは、時々ワインの瓶なんかをバシャーン、ガシャーンって割って捨てる人がいた事。最初は何をしてるか分からなかった。「乱暴な捨て方するな~」「リサイクルしにくいやんか(怒)」「面白半分のストレス解消か?」なんて思ってた。それを中国の友人に言ったら、「偽酒を作るのを防止する為に割っている」ニセザケ~???(驚)「空き瓶に粗悪な酒を入れて売るヤツがいる」「それを防ぐ為に酒瓶を割っている」「消費者が自分を守っている行為」と言う。「へ~そうか」って、それでも半信半疑だった。2002年からの江蘇では。会社で取ってた弁当。ご飯とオカズが、それぞれ白い発泡スチロールの容器に入ってるんだけど。従業員は食べ終わったら皆、箸で突き刺して穴開けて捨ててた。皆見事に「ブスッ!ブスッ!」って容器に箸を2本つき立てて。私や竹山さん達、日本人は「何してんのよ、下品やな~(~~)」って思って。日本みたいに綺麗に捨ててた。でも、あんまりにも全員がするもんだから、「皆、何であんなんするの?」って聞いたら、「あの容器を拾って洗って、また使うヤツがいるから」え~、そんなんするの~?(驚)って、昔の瓶の話に続き、また驚いた。リサイクルの第一目的はコストダウンだった…留学生寮の掃除のオバチャン達は、農薬がすごいからって絶対に洗剤でリンゴの皮を洗ってた。(効果あるのか不明)偽の白酒飲んで急性アルコール中毒になって病院に運ばれたっていう従業員は3人いた。知り合いがツバメの巣入り健康食品を作って売ってたけど実際は白キクラゲ入れて誤魔化してたそうで役所に営業停止くらった。中国の友達と外食する時は彼らの方が店構えにこだわった。屋台も首を振って嫌がった。いつも節約してるくせに、と思うんだけど。理由は「きっったないから」最近でこそ、日本でも色々報道されてるけど実際は一般の中国人の間では、昔から有る程度常識なんだと思う。こんな常識、早くなくなってほしいわ。【追記】そう言えば、昔も外食時には箸をお茶のお湯や黒酢で自分でゆすぐ事、出された小皿や湯のみ等食器はティッシュペーパーでぬぐう事、他にもあったか忘れたけど、そんな中国の常識がありましたわ。お皿が埃かぶってたり。前の人が食べたのを水で洗っただけで使ってたらしいから、A型肝炎が多い(多かった?)そう。80年代後半に上海辺りだったか、A肝が大流行して、皆消毒薬持って食事した事があったって何回か聞いた。お箸洗ったり、食器ぬぐったりの、この常識は薄れてきてるけれども気をつけなあかんのは変わってない~(ーー; 杭州、暑いです~ セミがジージー鳴いて 外は熱風吹いてます…外に出たくない^^; *夏風邪中です。こないだ鼻水。今、セキになってきました。皆様もご自愛下さい。