果たせない約束・・・
慰留の件で経営者と話をした。「あのですね、色々考えた結果、やはり、申し訳ありませんが・・・」前置きを沢山並べて、しかし最後には顔を見て「辞退します」 頭を下げた。経営者の表情は思ったより落差はなく。爽やかな笑顔で「今まで助けてくれて有難うございました」深く頭を下げた。私がお世話になった本当の経営者は、先代だ。激務と心労で倒れ、代わりに2代目が表に立った。2代目は今まで社内経験がなく、でも全てを受け入れている姿はけなげだった。笑顔で頭を下げたのを見て、胸が痛む。やはり残ってあげるべきだったのか・・・でも、先代のワンマン経営でこうなって先代のお気に入りだった取り巻き達は皆、いち早く辞めて。怒りがこみあげてくる。それで私に慰留を頼まれても、受ける理由が見当たらない。恐らく江蘇の二の舞になるだけ。私は権限以上の事を任せられ、孤軍奮闘してクタクタ。また、2代目の力量では、立直しの望みは殆どない。「アコさん、また飯食いに行きましょう!飲みでもいいし!」楽しそうに話しかける2代目。「そうですね、是非・・・^^」答えたものの。ウソは、つらかった。********考えても仕方がない、前向きに、とは思うのですが。自分が、沈む船から逃げて残る人達を見捨てるようで、つらくて仕方ない。その度に、どうしてこうなったのか、誰の責任なのか、私が残って状況が変わる可能性があるのか、自問自答して、去る事は間違っていないと、自分に言い聞かせています。新しい職場に入れば、環境が変わって、それどころではないのですぐに気持ちが切り替わると思います。ただ、暫くは、自問自答を繰り返し同じような事を書くかもしれませんが、書く事で整理しているのね、と思ってやって下さい。すみません。2代目には特別な思い入れはないですが先代には、愛憎入り混じっています。(勿論、社員として、です)先代への怒りを、つい2代目に被せそうになる。でも、それは、違う・・感情を抑える為にも、距離を置いて接するしかありません。2代目とは、もっと違った状況で出会っていたら仲良くなっていたかもしれない。そう思うと、残念な気持ちです。 ↑ 2代目は、以前、大川さんの話で出てきた王小姐を思い出すんです。覚えてますか・・・?