袖すり合うも多生の縁
最近の日中関係の急激な悪化で今後の仕事や何やかや考えて憂鬱でしたが、民意ではない現象の為、長続きするものではなくまた経済や生活を考えると尚の事、自然に以前の状態に戻ると思われ。また私が考えた所で、どうなるものでもなく先ずは日常生活を、目の前の仕事を、よりよく対応する事に専念すべきと思うようにしました。そんな中、携帯に電話が。それは、以前の自腹出張の帰りの飛行機で隣に座った方。その方は、どこかの会社の社長さんで中国から原料を買い付ける為に知り合いの中国人を頼りに定期的に中国に来ているらしい。中国語は話せず、中国事情も一般的な知識で活動されているようだった。中国事情について私に質問をされたのでこちらは分かる範囲で回答をした。フライトの間、3時間ほどあれこれ話をして日本に到着するころにはまた色々助けてほしい、との事で電話番号を交換した。・・・その人からの電話でそろそろ案件が具体的になってきたので教えてほしい事ができた、お礼はするから、との事。隣に座った人に教えてほしいというくらいなのでよほど困っているのだろう、これも何かの縁と人助けの気持ちで何か役に立とうと応じる事にした。人物的にも嫌な感じはなかった。母に飛行機からの成り行きを一通り相談したら、じぃっと聞いた後で「あんたを信用できると思うたんやろ。 お礼やら、ちゃんとする人やと思うよ。 できん人なら、そんな風にあんたに頼まんよ」まあ、そうだなとも思い。依頼主の会社まで行ってみたら、結構大きな会社だった。会社以外にもマンション経営をしているそうだ。帰りには、わざわざ来てくれた御礼に、と高級和牛を頂いた。まあ、なんやろうか。ある程度の会社の社長さんで、それなら、ちゃんとした専門家に頼めばよいのに何故しないのか分からないが飛行機で隣に座った、というのも何かの縁だし。それなりの風格や器を感じるオジサンで勉強になりそうだと思ったのである程度、手伝ってみる事にしました。中国にいた頃は、こんな縁は頻繁にあったけれど日本に戻ってからはサッパリで。しかし、たまたま中国からの帰りに知り合った方に声をかけられ・・・やはり中国関係なのだろうかと有難いような、諦めのような。それでも単調な生活の中で何か新しいゲームを始めたような少しワクワクした気持ちでいます。進展あれば、また書きます。