華麗なるcomplain
最初の complain(苦情) もタイ料理店だった。洪さんが会社に入って間もないくらいの、確か2002年の年末頃。上海で。「タイ料理が食べたい。おごるから連れて行って」というものだから、ネットで評判の良さそうな店を探して予約して。そしたら「塩辛すぎる」「空芯菜が硬い」と complain。こんな事でクレームつける人は、生まれて初めてだったから、ビックリした。ウェイターでは話がつかず、マネージャー・料理人まで出てきて。どうなる事やら、とハラハラしながら恥ずかしいので、下向いて他人の振りをしていたけれど(できてないけど)結局、料理は取り替えられた。「もうちょっとだけど、まあいいだろ」まだ言ってるわ・・・(-。-;;人が予約した店でクレームつけて、やな感じ・・・無言で食べていたら、洪さんは、私の顔をじーっと見て言った。「何でこんな事でクレームつけるのか、って思ってるだろ」思ってるよ・・・「僕は別にクレーマーじゃない。」そうかな・・・(~~)「あの空芯菜は硬かった。育ちすぎだ」う~ん・・・「あれで30元。その価値はない」「・・・・・・」「だから教えた。30元の空芯菜は、そうあるべきではない」「・・・・・・」「タイ料理の味付けは、そうあるべきではない」「・・・・・・」「お金を払うからには、それに見合った代価がある」「・・・・・・」「店のためにもなる」「・・・・・・」分かったようで、よく分からなかった。その後も何回か一緒に食事をしたけれども、毎回何か意見を言った。その度に、『またかよ・・・(~。~;』 と思っていたのだけれど、「こうすれば、もっと美味しくなる」と提案したり「これは美味しいね!^^」「NI的服務很好!(君のサービスは、いいよ!)」と、手放しで褒めたり。文句以外も十分言う。褒められたウェイターやウェイトレスは、ものすごく嬉しそうな笑顔になる。中国の人も、こんな顔するんだ・・・(驚)次に行った時には、「ニーハオ、洪先生!」と大歓迎。一緒にいる、文句言った事のない私は、二の次。何でやねん・・・(汗)* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *さて、杭州。マンゴーが、一体どうしたっていうんだろう。。(~~)「小朋友!(僕!)」と呼ばれたウェイターが、小走りにやってきた。ウェイター 「はい、何か(汗)」(以下「ウ」)洪 「このマンゴー、酸っぱくて食べられないんだよ(困)」え~!?(驚)まあ確かにちょっと甘みが足りないけれど・・・ウ 「あ・・・酸っぱいですか(汗)」洪 「そうだよ~(~。~)」ウ 「えと・・・これは元々、ちょっと酸っぱいもので・・・」洪 「えぇっ?(驚)マンゴーが酸っぱいなんて事ないだろう? マンゴーってのは、甘くて柔らかいもんだ。そうだろう? 君も食べてみるといい。このマンゴー、食べられるか見てみなよ」と、軽くマシンガン。小朋友、目をパチパチさせて・・・「ちょっと、確認してきます!」あたふたと去った。すぐに上司らしい落ち着いた人が来た。笑顔で答える洪さん。^ー^「どうかされましたか?^^」「マンゴーが酸っぱくてね、食べられないんだよ^^」「・・・・・・^^」「・・・どうする?^^」「・・・お取替えしましょう^^」お皿を下げて、また、すぐ持ってきた。「これなら御満足頂けるかと^^」「謝謝^^」・・・で、出てきたのがこれ。右が最初の、左がクレーム後の。確かに色も味も全然違った。「漂 亮(お見事)」と私。「私には、まだまだ出来ない。すぐに怒っちゃって」と、ため息。洪さんは、ちょっと驚いた顔をして「最初から怒ったら駄目だよ~。相手は問題点に気づいてないんだから」「・・・うん」「いきなり怒ったら、相手も不愉快になるだろ」「うん」「先ず、どこがおかしいのか伝えて、そしてどうあるべきなのか教える。」「うん」「そして相手の反応を待つ。態度が悪かったり、対応がおかしければ、その時には遠慮なく、翻 臉(態度を変える)」「・・・うん」何回、聞いたことか(汗)全部コミュニケーションなんだな、って思う。ボールの打ち合い。どこにどう打ち返すかで、色んな事がスムーズに行くのに・・・なかなか上手くできないわ。。(ため息)食事が終わったら、江蘇へトンボ帰りだって。わざわざゴメンナサイ。「謝謝老師(先生、アリガト)^^」と言うと「先生って言うな、授業料取るぞ」と、ニヤッと笑った。・・・ ^^;;こういうのも、早いとこ、華麗に返せるようになりたいもんです・・・ ←よろしくお願いします(別窓) ←こちらも是非(別窓) ←これも、いいでしょうか?(別窓) 蕉葉 banana leaf杭州市湖濱路39号 華僑飯店1F,2Ftel:0571-87072345この日、頼んだものは:野菜2品、カレー1品、海老の薩摩揚みたいなの、春雨サラダ、デザート2品、西湖ビール1本計212元(約3600円)店構えや頼んだ品数の割りには、そんなに高くないな、と思いました。・・・て言うか、2人分やのに頼みすぎ(汗)食べ切れなかったし。。