広島之恋
もっと早く拒絶してくれれば・・・僕の気持ちを放っておくべきじゃなかった僕に夢を与え、忘れられない名前が残った時間を戻すのは難しく、空間は壊れやすく24時間の愛情、忘れがたい美しい思い出僕達は道を踏み外して愛の禁句へ幸せの錯覚を味わい、快楽の意味を誤解した誰が言えるの?別れが好きだなんて今日だけでいい、明日はいらない指の間からすり抜けていく愛、そしてさようならなんて君を愛するには時間が足りないよもっと早くゲームを止めるべきだったわ例え別れが来ようとも君に捨てられたいよ答えのない愛の結末は嫌だよ君を憎むには時間が足りない人を憎むって難しいって分かったわ気持ちが消える前にあなたの手で私の頬を暖めて私があなたを本当に愛してたって事の証に愛してたって 愛してたって 愛してたって・・・黒=男声、茶色=女声、青=男女混声* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * う~ん…何だか刹那的な歌詞だ…(~~;「広島之恋」という中国語の歌がありまして、歌詞を上記に「超」ニュアンス訳してみました。デュエット曲です、こちらで中国語の歌が聞けます。(数秒後、自動的に歌が始まりますのでご注意!)でも、おかしいなぁ…この歌詞には一言も「広島」って出てきていないんですね。何故に、わざわざ「ヒロシマ」なのか?いつの歌かも知らないんですが・・・私が在中時には聞いた事がなく、初めて名前を聞いたのは去年の悲劇のアテンドの頃だったかな?年配の中国のお客さんの一人が突然「広島之恋って歌、知ってる?」って聞いてきたので「広島之恋ですか?…さあ?聞いた事ない」「俺は好きだな、あの歌」「へ~そうなんですか」・・・全く何の事か分からなくて、『どんな歌?』みたいな。その後も何回も「広島之恋って知ってるでしょ?」って聞かれたのでちょっと調べておこうかな、と思ってググりました。* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 実はですね、この曲は。ある映画のテーマ曲らしいんですよ。Hiroshima, mon amour 1959年のフランス映画。邦題は「24時間の情事」反戦映画ロケのため日本に訪れたフランス人女優と日本人建築家との一日限りの情事の中での戦争の悲劇のモノローグが語られていく。アラン・レネ監督、原作・脚本は「ラ・マン 愛人」のマルグリット・デュラス。出演者: エマニュエル・リバ/岡田英次 ふと出会ったフランス人女優が原爆について思いを巡らす。それを日本人建築家は表面的な理解、と感じながらも彼女に惹かれる。お互いに既婚者。割り切った西洋的な関係が広島という特殊な舞台を背景に展開するが段々と、その割り切った関係に感情が伴い始める。フランス人女性は敵国ドイツにより傷ついた過去があった。誰にも語らなかった過去の痛みや孤独が、ヒロシマという、これも戦争により傷ついた土地において蘇る。夫にも語らなかった過去を、ヒロシマという異国の地で外国人男性に語る。しかし建築家には彼女を芯から理解できない事も感じている。それゆえ求められても彼女は拒絶するしかない。どうしても埋まることのない距離。にもかかわらず、彼らは何かを相手に求めずにはいられない。。。* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 深そうな内容です…(考)が、映画見てないし、詳しい事は私も分かりませんが、どうも何年か前にリバイバル上映があったようです。その流れで歌曲「広島之恋」ができたのでしょうか?歌詞の内容としては映画の内容に合っているし、そんなワケで「ヒロシマ」か、と合点がいきました。時々こういう事、ありますね。ふと中国の人から聞いた事を調べて、日本に行き着くって事…つづく。 次回は新幹線の中での会話から考えた事…若しくは晩御飯の話、です。扉ページ←「ホーム」をクリック!で【今日の 小日記 (何それ、と言わないで^^;)】やってます。私の日常の小ネタをチョコチョコ載せてます。そちらも是非!