姪2号と中国出張【長距離移動】
上海浦東空港に着いた。路線バス乗り場へ移動。この後は上海南駅から長距離バスに乗る。空港から南駅までの路線バスは20元。列車は最近乗っていないので優先順位を下げた。長時間の遅延は面倒だし和諧号(新幹線のパクリ)も何度か乗ってはいるが不気味だ。姪2号も「お願いやから電車はやめて」と恐ろしがっていたのもあった。しかしながら他の交通手段でも同じだ。心配していると、どこにも行けない。アクシデントがあれば、そういう運だった、という事にして人力でどうしようもない事は色々考えないようにしている。長距離バスを事前にネットで調べると(ああ、本当に便利な時代になりました!)1時間に1~2本で時間は3時間半、料金も約100元(約1,680円)と普通だった。長距離バスは切符売り場の混雑も知れているし席も大抵ある。結構、便利に使っている。バスターミナル行きのバス乗り場で姪2号にカメラを向けると「いいよ」と断られたがオバは「まあ、ええやん。笑って」と強引に撮影。何気ない所が後々いい思い出になるのだ。ロクに写真を撮ってこなかったオバの反省でもある。姪2号は暑さに閉口しながらも笑顔を作った。割合乗客は多く、座れず立ったまま、しかしバスターミナルまで1時間はかかった。南駅に到着後も少し歩いた。南駅は、列車・地下鉄・バス全て一緒になっており巨大ターミナルである。少しの徒歩移動でも10分かかる。テクテク歩いて、ようやく長距離バスターミナルに入れた。切符売り場へ移動。電光掲示板に、各都市への時刻表が表示される。義烏行きの時間を確認して切符売り場の列に並んだ。列は多くて7人くらいだ。順番はすぐに回ってくる。姪を目の届く所に立たせて2枚購入した。約40分以上待ち時間があった。店はあるがテイクアウトばかりのようだ。座れそうにない。仕方なく駅構内に入り時間をつぶす事にした。人が少なめな地下にもぐった。姪2号が足が痛いというので、簡易スリッパを履かせた。彼女はもう、すっかりくたびれてしまったようでカメラを向けても素の表情だった。う~ん・・・アコは、まだ全然元気なんだけど。。長距離バスも列車と同じく改札口で待機しておき、発車少し前に、やっと改札及び乗車できるシステム。大きな荷物は、バスの下の荷物入れに「自分で」荷物を入れる。姪は驚愕しながら、自分で運びいれた。乗車すると乗客はまばら。20代くらいの若者が数人か。我々の席に座っていた若者に切符を見せると「他、空いてるから自由に座ればいいじゃない」はいはい。姪2号「なんて?」アコ「他の席空いてるから自由に座ったらいいやんってさ」姪2号「ええ??・・・さすが中国やな」パイナップルみたいな変わった髪型をした運転手が乗り込んできて出発。何かあるとすぐクラクションを鳴らしていた。自分で荷物を荷物入れに入れてクッションの悪い座席に自由に座り数分に一回鳴るやかましいクラクションに急発進、急停車。約3時間半後、義烏へ到着。外に出ると、そこは地方都市。「どこまで?」と白タクがワラワラとやってくる。「**大酒店。いくら?」「40元」「・・・いらない」「30元でいいよ」「だめだ、20元」「それは無理だ」こんなやり取りを何人かとして相場を探った。バイクは20元、輪タク/タクシーも30元のようだ。結局最初に声をかけてきた運転手が再度声をかけてきた時に「30元やな?仕方ないね」と応じた。車に乗り込んでから姪2号が「何て言ってたん?」と聞くので大体の流れを説明した。彼女は「ふ~ん・・・なんかすごかったな、 囲まれて乗れ乗れ、みたいな感じで」そして、鼻をクンクンと動かし。「・・・なんか、もうあんまり臭く感じへん。(感じない) 麻痺してきたわ」と座席にもたれて目をつぶった。だいぶ、適応してきたようだ。つづく。