内臓脂肪からコレステロールまでカラダのアブラ正常化計画
カラダのキモチ(2010/4/18放送)より気になる健康診断!カラダの脂肪まるごと大特集内臓脂肪からコレステロールまでカラダのアブラ正常化計画春の健康診断の季節がやってきました。糖尿病・高血圧・高脂血症など気になる方いるんじゃないですか?しかし もう高脂血症って言わないんです。動脈硬化学会により2007年から高脂血症という疾患名にかわり脂質異常症という言葉が使われるようになったんです。知っていましたか?さらに名称がかわっただけでなく検診項目も変更。以前測っていた総コレステロール値が検診項目から外されHDLコレステロール・LDLコレステロール値が重要視されるようになりました。◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆実はあのモナ・リザも脂肪の悩みを抱えていた。果たしてモナ・リザに見られる脂質異常症の兆候とは?肖像画の左目の目頭に注目。黄色い小さなできものが症状の1つ。黄色腫といって脂質異常症の症状の1つ。最近 メタボリックとか脂質異常症とか体の中の脂肪が問題になっているが 何が悪いのか?寿命が短くなるのが問題。日本人の死因の3分の1は動脈硬化。動脈硬化の原因の中で一番問題になっているのが脂肪。◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆44歳の男性と43歳の女性とパックンマックンが検査を体験した!検査内容腹部CT、身長・体重、腹囲、腹部エコー、採血、血圧カラダの脂を徹底検査した。腹部CTにより皮下脂肪と内臓脂肪の割合がわかる。内臓脂肪と皮下脂肪は同じ脂肪細胞だが病気のリスクは異なる。内臓脂肪⇒アディボサトカイン血圧を上昇させたりインスリンの効果をなくさせる物質を多く出している。内臓脂肪の断面積 100センチ平方メートル以上だと危険。パックンマックン2人の腹囲は同じ89センチだったがCTをみると 筋肉多めのパックンに比べ 脂肪の目立つマックン。腹部エコーでは脂肪肝などがわかった。脂肪肝とは肝臓に中性脂肪がたまる病気。血液検査で気になるのは中性脂肪。中性脂肪はエネルギーになる脂肪。内臓・皮下の脂肪の中身。続いてはコレステロール。悪いイメージのあるコレステロールですが全身の細胞に必要でホルモン・胆汁の材料になる。体内にはなくてはならないもの。HDL(善玉)、LDL(悪玉)どっちの器に入っているかがカギ。HDLは余分なコレステロールを肝臓に戻す働きをする。LDLは細胞にコレステロールを運ぶ役割をする。LDLは増えすぎると血管壁の内膜に沈着し動脈硬化の原因。心筋梗塞や脳梗塞に発展する可能性があり これが悪玉と言われる所以。しかしHDLがあれば沈着したコレステロールをはがし動脈硬化の進行を食い止めることができる。中性脂肪が増えすぎるとHDL(善玉)コレステロールが減少することがわかっている。空腹時採血1)悪玉(LDL)コレステロール 140以上2)善玉(HDL)コレステロール 140未満3)中性脂肪 150以上いずれかに該当すると脂質異常症43歳の女性の結果はLDL⇒200 HDL⇒70脂質異常症と判明した。治療が必要なレベルには達しているが食事を制限してから努力を3ヶ月位してみてそれから薬を飲む。下がってくればお薬の必要がないかもしれない。マックンはコレステロールに関しては問題がなかった。アウトなのは肝臓!お酒をやめるか 薬を飲むかのどっちか。お酒は減らすではなく止める。脂肪肝と診断された44歳の男性とパックンはコレステロールに問題はなかった。◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆高脂血症が脂質異常症と名前が変わったのには理由があるの?善玉コレステロールは低いと問題になる。全項目が高いことが異常ではないので2007年に変更した。脂質異常症の診断基準1)悪玉(LDL)コレステロール 140以上2)善玉(HDL)コレステロール 140未満3)中性脂肪 150以上悪玉コレステロール値と中性脂肪は高い場合善玉コレステロール値は低い場合が問題あり。脂質異常症であるモナリザの黄色腫は悪玉コレステロールが増加し皮膚などに沈着し起こる。遺伝的にコレステロールが高いってあるの?「家族性高コレステロール血症」遺伝的にコレステロール値が高い体質。500人に1人の割合。◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆カラダのアブラを正常化する食事法とは?カラダのアブラを正常化するには ただ食事量を減らしてもダメ。問題のある脂肪の種類によって注意するものが違う。<<悪玉コレステロール値の高いタイプ>>肉・脂・コレステロール含有食品の摂り過ぎに注意1日摂取目安量は200~300ミリグラムコレステロールが多いか少ないかをチェック植物性食品にはコレステロールは含まれない。冷奴、煮物、もずく酢、海藻サラダ、野菜スティックコレステロールが多い代表格は卵。魚の卵も含まれるので要注意。内臓にコレステロールは多い。しらすおろし、塩辛はコレステロールは多い。刺身、するめ、サバ塩焼き、サバ味噌煮はコレステロール少ない。肉は内臓と皮にコレステロールが多い。脂身の多い肉はコレステロールを増加。鶏もつ、豚肉のしょうが焼き、レバー砂肝 皮、つくね ネギ間は多い。サイコロステーキ、棒棒鶏は少ない。1日1品目が目安。摂ってもよい脂といけない脂がある。悪玉コレステロールが気になる方は動物性脂(飽和脂肪酸)は×植物油(特にリノール酸)を摂りましょう。■楽天「植物 油」で検索 同じ脂量でも 脂身の多い肉より脂身の少ない肉を植物油で調理したほうがよい。またスナック菓子や洋菓子には目には見えにくいが動物性脂が多く使用されているので要注意。<<糖質の摂り方に問題があるタイプ>>内臓脂肪・中性脂肪が高い方、善玉コレステロールが低い方は糖質(炭水化物)の摂りすぎに注意。脂質よりも糖質(炭水化物)のほうが脂肪になりやすい。同じカロリーの食事のメニュー 脂肪が落ちる食事はどっち?1)豚しゃぶ、ごはん大、みそ汁2)ステーキ大、ごはん小、みそ汁正解(2)ご飯より肉を食べたほうが中性脂肪になりにくいラーメンやご飯などに含まれる炭水化物。炭水化物は総カロリー量の半分までが目安。お酒の糖質が中性脂肪になりやすい人もいるので要注意。■楽天「酒 糖質0」で検索 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆両タイプとも運動も大切1日1万歩を目標に歩きましょう。中性脂肪は糖由来のグリセロールに脂肪酸が結合したもの。実は糖が非常に関わっている。おススメ(1)食物繊維脂肪吸収を抑制し 悪玉コレステロールを低下させる。おススメ(2)青魚EPA・DHAは中性脂肪を低下させ動脈硬化を予防。運動・食事療法だけでは改善しない脂質異常症もある。検査後 投薬等の適切な治療を受けることが大切。■楽天「歩数計」売れ筋ランキング■楽天「歩数計」で検索