人の痛みを感じる
発達障害(自閉症)の本質的な障害として・感情共有ができない・人の痛みがわからないというのがあります「イマジネーションの障害」というのからきているのだろうと思うのですがフリーページ「息子の気になる様子について(2006年3月)」のところに・相手と気持ちを共有することが困難:母が痛がって「痛い痛い」といっているのを面白がっていることがよくある。明らかに怒っている親の顔が理解できていないようだと書いてあります。その後、息子の心は少しずつ成長しているように思います。たとえば、この日の朝、テレビを見ながらおきたことNHK教育テレビ、「クインテット」で、フラットさんが指を怪我してしまい指が真っ赤に腫れあがっているシーンが映っていました。それを見ていた息子、台所仕事をしていた私の方に心配そうな顔で近づいてきました。息子に、「どうしたの」と聞くとテレビの方に視線を向けながら「痛いよ」と訴えました。まるで、自分が怪我したことを思い出して、フラットさんの痛みを感じているようでした。==定型発達の子供であれば、もっと早い時期に、「表情」(痛そうな顔)などを手がかりに、「痛みの共有」ができるようになるのでしょう。息子の場合、手がかりは別のもの(怪我をして、血が出ている、など)でも、同じような反応ができるようになったと、考えていいのかな。私自身、感情共有が本質的にどういうものかよくわからないので、これでいいんじゃないかな、と思っているのですけれど・・・