Bravissimo!
2004/05/08 sabatoいや~すばらしかった!そして嬉しい。いつも行く教会(といっても最近ちょっとさぼり気味だけど)に、こんな素晴らしいオルガンが入ったなんて!今日はお披露目演奏会。芸術コンサルタントとして、当初から関わり、このところずうっと調律のために滞在していたLorenzo Ghielmi(ロレンツォ・ギエルミ)の演奏。J.S.バッハ、ツィポーリ、パスクィ-二、メシアンときて、ペルトの「来る日も来る日も(Annum per annum)」(1980)に驚き、さいごの「トッカータとフーガ ニ短調」には圧倒された。雨漏り丹下とか、悪口ばかりだったこの聖堂も、このオルガンで蘇った。40年前に聖堂が建設された時入れたオルガンは、建物の構造上、正規の伝統的なものが入れられず、変則的に電気の力を借りていたそうで、もう補修も出来なくなっており、4年位前から新しくすることが考えられたそうだ。そして、先ず、13?のオルガンを置く床の補強工事から始まり、一方遠く海を隔てた所では、ヨーロッパの古い教会に置くのとはと違う、近代的なデザインで、長い年月に耐えるものをと、金属を溶かすことから始まった。この計画を知ったNHKが、経過をずっと記録、6月17日(木)に、1時間50分に渡って、BSハイビジョンで放映するそうだ。ハイビジョンでなくてもケーブルとかで見られるようなことを言っていたけれど、よく気を付けて調べておかなくては。そして、7月には、今日の演奏のCDも発売になると言うのだから楽しみ。経過を話したCele師(italiano)「演奏が始まる前にお願いが2つあります」何かと思ったら、1つ 演奏者の希望で、一曲毎に拍手をしないで下さい。最後まで静かに聞いてください。2つめ 演奏中に太くて長いアームのTVカメラが、客席の上を飛びますけど、近くに来た時びっくりして大きな声を出したりしないように。(イタリア人なら騒ぐかもねえ~)