一生学び
『人を愛するや 已むことなし』-愛こそ宇宙の心である-今セラピストとして学んでいるワンネスで、「愛」と「感謝」の意味を知りました。「愛」「感謝」文字にすれば、たったの3文字。小学生のお習字の題材になりそうなくらい身の回りでよく目にする言葉なのに、この歳になりワンネスと出会い真理の学びにつくまでは、この言葉の意味を真剣に考えたことなどありませんでした。しかし学びの扉を開け、その階段を一段ずつ登って行っている今、ちょうど目にした老荘思想から、まさに私の座右の銘にしたいくらいの言葉を頂きました。『人を愛するや 已むことなし(則陽) 愛こそ宇宙の心である』人を愛すれば永遠なる宇宙にふれる。聖人が人を愛するのは、やむにやまれない自然の心である。『人のこれに安んずるも、また、已むことなし』聖人に愛された人が、聖人のそばで心を安んずるということもまた自然のままの美しい心であり、自然のままのやむにやまれない性である。とかく聖人というと、事情を解さない、謹厳実直の冷たい人を創造するであろう。実は、聖人は、自分が聖人であることを知らず、自分を誇るものなど何一つ持っていない、ごく普通の人なのである。ただ、世の中の是非善悪の考えによって、人と争ったり、人に思いやりのない仕打ちや言葉を浴びせかけたりはしない。常に自然を師とし、自分の本質や性分に合った仕事をして、和を喜び、美を好んで、まるでこの世に遊ぶように、楽しく生きているのだ。とくに聖人は、愛を自然の尊い使命とする。人を愛すれば永遠なる宇宙にふれ、充実したいのちの安息感を覚える。(老子・荘子の言葉100選 心がほっとするヒント 境野勝悟著より)老子・荘子の言葉100選なんて素敵な言葉なんでしょう!愛を自然の尊い使命として生きる・・・・。まさにワンネスの教えです。「愛」とは何ぞや?そう思い悩んだ日々もありました。でも、「愛」とは頭で理解するものではなく、魂の奥底を雄大な川のように流れ満ちているもの。その流れを見つめ、感じることが大事なのだと思えるようになりました。常に自然を師とし、自分の本質や性分に合った仕事をして、和を喜び、美を好んで、まるでこの世を遊ぶように楽しく生きる。この世を遊ぶように楽しく生きるなんて!楽しく!楽しく!とそれを心がけてきたけれど、「遊ぶように」と思ったことはありませんでした。でも、生きることを遊ぶ・・・・。(遊んで生きるのとは違いますよ。)そう思ったら、目の前に光が差し込んできたような気がします。人・・・、己も含む大切な人々を、「愛する」ことで、永遠の命に触れ充実した命の安息感を覚えることができる。今まで持っていたさまざまな固定概念をちょっと横に置いて、今までとは違うこの「想い」を自分の中にインストゥールしてみる・・・・。まるきり違う自分に生まれ変わるのはなかなか大変な事だけど、PCに新しいソフトをインストゥールして使い勝手を良くするように、自分自身にも手を加えてみる。もし合わなければまた考えればよいだけのこと。まずは、今日からその一歩。ごく普通の人として、聖人の道を目指して見ましょう。また、何か新しい自分を見つけられそうです。