よいしょ
とあるCMで、八千草薫さんが「よいしょって、もうひとふんばりって感じがして好きです」と仰っていました。「よいしょ」「よっこらしょ」昔は何だか歳をとった(良い意味ではなく)証拠のような気がして、嫌な言葉と認識していたこともありました。でも最近は、私もついつい「よいしょ」が口に出ます。「よいしょ」だけど、本当にもうひとふんばりという気持ちになれるのです。昔はあんなに嫌な言葉だったのにね。ふとそう思って、この文字を眺めていると・・・・。『よい』 良い 善い 好い それから、酔い・・・などなど。 『しょ』書 初 所 諸 処・・・・などなど。組み合わせで遊んで見ても、何となくよい感じ・・・・。文字が持つ魂、言葉の音魂・・・・。それが、よい気を呼ぶのかもしれません。『よ・い・しょ』そう口に出すだけで、何となく体と心に良い気が満ちて、もうひとふんばりこの仕事・・・・。そんな気がして、がんばることができるのかも。自分の中のスイッチが、ぷつんと入るこの言葉。「私、よいしょが好きなんです。」そう笑顔で言える、嬉しい歳になったってことね。