ロコモティブシンドロームとは?
おはようございます♪今日もお忙しい中、訪問頂きどうも有難うございます。
昨日も猛暑となり、建物から出た瞬間熱風に包まれました。
今朝も晴れ渡る空です。
毎年咲く花 posted by (C)みえこ55去年も一昨年も、夏に庭仕事を頑張りすぎて熱中症らしき症状にみまわれました。ようやく、危険行為であることを学習した私は、夏は頑張らないことにしました。そんな今年の夏は、3年前に植えた宿根草が頑張っています。さて、昨日は母はショートステイの日でした。母の住民票と課税証明書を取ってくる必要があったので、市役所に行きました。住民票は、世帯を別にしてあったので、委任状がないとダメで、課税証明書は、転入届けを出したのが年明けだったので、山形から取り寄せるようにと言われました。家に帰って、取り寄せる方法を問合せ、送付する書類を用意しました。半日仕事です。このところ、夜明けが早まっているので朝早く目覚めます。5時に目覚めたので、庭の水やりや雑草とりをやりました。まだ庭に日が当たっていなかったのでとても楽でした。水やりと雑草とり、野菜の世話を少しだけ、玄関まわりの掃除しかしていませんが、一時間かかりました。
母は歩く姿も一段とたどたどしくなってきています。いつまで自分の足で歩けるのかなと思います。89歳という年齢を考えれば、自力で歩けるだけでいいと思えばいいのかも、とも思えなくもないのですが、歩く能力が低下している原因が、年齢だけの仕方がない現象には思えません。日頃から体重管理や、運動機能を低下させないことを意識して生活をしていなかったことが、一番の原因だと思います。体型を見ると、よく歩けるなと思います。細い私でさえも、立ち上がるときに膝や腰にかかる体重を感じるのですから、100センチ以上もあるお腹周りの人間が、立ち上がるのは、相当大変なことではないかと想像できます。2年前にここに来たときはハツラツとしていたのに、たった2年でずいぶん変わってしまいました。こうした母のような状態をロコモティブシンドロームといいます。筋肉や運動機能が衰えたことが原因で介護になることをロコモティブシンドローム、あるいはロコモと言います。皆さんはご存知だったでしょうか?もうかなり前から問題視されています。私も講演では必ず取り上げているテーマなのですが、ロコモティブシンドロームという名前も意味も知っている人はほとんどいませんでした。これほどテレビなど情報化がすすんでいるのに、浸透していないことに、毎度の事ながら講演の度に驚きを感じます。はじめにロコモティブシンドロームについての資料を見たとき、私も、そうなんだ…それは大変!などと思いはしましたが、こうやって母の状態を目の前で見て、初めてロコモティブシンドロームの恐ろしさを実感しました。それと同時に、ロコモティブシンドロームは自分の努力で予防できるものなので、放置し、何もしないでいることはとてももったいないことだとも思います。原因がどこにあるのか全くわからない得たいの知れない病気でなく、普段の生活のあり方がロコモにつながるのです。ジムに毎日休まずに通ってくる高齢者が沢山います。通ってくるだけでいいだろうと思うかもしれませんが、ある年齢を境に、来られなくなる人がいて、その多くはロコモティブシンドロームだと思われます。適切なプログラムを受けていないため、運動をやっているにも関わらず、筋肉が衰えて行くのです。見ていると、流れてきには膝や腰の痛みを抱えはじめ、運動でなんとか持ちこたえさせようとはしてみるものの、大した成果もなく、あるとき些細なところで転倒し、ジムをやすみがちになる。そしてやめてしまう。あるときまでは、皆と同じように元気だった方が、ある日を境に同じことを出来なくなるのです。高齢者の場合、徐々に衰えながら、ある日を境にガクンとくるパターンが多いです。はじめの頃は緩やかな体力の下り坂なので本人は下っていることに気づきにくいようです。しかし、はたから見るとよくわかるようで、あの人最近年よりくさくなってきたわね。などと言われるようになります。年よりくさくなったという現象を具体的に言うと、筋肉が落ちはじめて、手足が細くなり、棒切れのようになってきます。膝の後ろ側の筋肉が硬くなり、膝が伸びなくなります。背筋が衰えて背中が曲がり首は前傾してきます。太ももを上げることが困難なので、歩く時にさっそうと歩けなくなります。運動をすると、よろめくことが多くなり、特に横移動がしずらいようです。全体に安定感のない動きかたになります。しかし、同じ年齢の方でもしっかり動いている方もいらっしゃいます。話を聞くと、ご自身で考えてレッスンを受けているようです。バランスよく、筋力を高めるプログラム、柔軟性を高めるプログラム、心肺機能を高めるプログラムを選んでいました。どんどんと衰えていく方は、自分が楽しいと思えるものに出ているだけで、本人の体力レベルに合っていないレッスンばかりを選んでいます。どんなメニューをどれくらいやればいいのか、実はとてもま難しい問題だと思います。私自身は自分の責任のもと、自分なりのトレーニングプログラムを考えて行っています。それでも、ぎっくり腰にはなりましたし、四十肩の経験ももありますし、手首の腱鞘炎もあります。腱鞘炎は庭石を持ったことが原因でしたが。一人一人に合った運動プログラムを考えることはとても難しいことだと思います。そして、それを考えられる人は専門家でもあまりいないかもしれません。ということで、現状は皆さんは自分で自分の運動プログラムを考えて、ロコモティブシンドローム予防に励まなければいけないのであります。自分の健康は自分で守るしかないのです。 ←ポチっとお願いいたします♪