サンダーバード55(4)満島ひかりさん/ブリジット・バルドー
2021年1月7日に公開された「サンダーバード55」ですが、今回の映画の主人公は、ロンドン支部エージェントのレディ・ペネロープと、ペネロープ執事兼運転手のアロイシャス・パーカーでした。昔の「サンダーバード」のペネロープは、黒柳徹子さんが声優をされていましたが、今回の「サンダーバード55」は、満島ひかりさんが声優をされました。映画公開55日前に、ユーチューブで満島ひかりさんが、ペネロープさんの5つの魅力を紹介されました。一つ目の魅力は、「ペネロープのファッション」です。「『ペネロープさんは、フランスの名女優、ブリジット・バルドーさんが元になっている』とも言われていまして、登場する色々な場面で、髪型もいつも違うし、格好も違うし、アイメイクの色も全然違うし、唇もいろんな色をつけてるし、本当におしゃれなんです」と満島さんが説明をされていました。私が驚いたのは、ペネロープさんはブリジット・バルドーさんが元になっていると言われている部分です。私は初めて知りましたが、確かに二人は顔や雰囲気が似ているなあと思いました。私が若い頃、フランスの女学生と文通をしたことがあり、その女性からカセットテープが送られてきました。その中に、ブリジット・バルトーさんの「Je t'aime moi non plus (ジュテーム・モア・ノン・プリュ)」が入っていました。タイトルを訳してみると、「私は愛しているわ、でも俺は全然」という感じかと思います。歌詞は完全に性的な意味ですが、私もこの歌は以前から聞いたことがあり、とても有名です。その後、ブリジット・バルドーさんのCDを聴いたり、本を読んだりして、歌の背景が少しは分かるようになりました。セルジュ・ゲンズブール(Serge Gainsbourg)さんが作った歌で、最初は1967年にブリジット・バルドーさんとデュエットして録音したのですが、発売はブリジット・バルドーさんが拒否しました。その後、セルジュ・ゲンズブールさんはジェーン・バーキン(Jane Birkin)さんとこの曲を歌って発売した所、大変なセールスになりました。しかし性的な内容のため、社会問題となりました。ブリジット・バルドーさんは動物愛護活動をされており、1967年に録音したこの曲の売上を、全て愛護活動に寄付することを条件に、曲の発売を認めました。そのため、この曲は、ブリジット・バルドーさんとジェーン・バーキンさんの歌が存在します。私が好きなフランスギャルさんも、セルジュ・ゲンズブールさんが作った「Poupee de cire, Poupee de son(夢見るシャンソン人形)」を歌い、1965年のユーロビジョンコンテストで優勝します。ところが、セルジュ・ゲンスブールさんの曲は、性的な歌が多く、例えば1966年発売の「Les sucettes(アニーとボンボン)」はお菓子の飴棒を舐めるという歌で、若いフランスギャルさんは普通にお菓子の歌と信じて歌っていたのですが、その後にこれは性的な意味の歌だと知らされ、当分の間、ショックで立ち直れなかったそうです。ーーーーーーーーーーーーーーーー「サンダーバード55」映画公開55日前の、満島ひかりさんのユーチューブ映像。↑ 満島ひかりさんは、映画「サンダーバード55」の中で、ペネロープの声優をすることになった。↑ 「サンダーバード55」なので、両手で55を表した。1966年にサンダーバードが日本でテレビ放送されてから、55年になる。↑ ペネロープさんの5つの魅力を満島さんが説明するので、片手で5を表した。↑ ペネロープさんの1つめの魅力。↑ 「ペネロープのファッション」「『ペネロープさんは、フランスの名女優、ブリジット・バルドーさんが元になっている』とも言われていまして」「登場する色々な場面で、髪型もいつも違うし、格好も違うし」「アイメイクの色も全然違うし」「唇もいろんな色をつけてるし」「本当におしゃれなんです」↑ レディ・ベネロープ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーー私が持っている、ブリジット・バルドーさんのCD。「『ペネロープさんは、フランスの名女優、ブリジット・バルドーさんが元になっている』とも言われていまして」との満島ひかりさんの発言あり。↓ ブリジット・バルトーさんの「Je t'aime moi non plus (ジュテーム・モア・ノン・プリュ)」。性的な歌だが、世界的に有名。私も昔から、このメロディラインを知っていた。ジェーン・バーキンさんの歌も有名。