エリザベス英女王死去(2022年9月8日)
2022年9月8日、英国のエリザベス女王が96歳で死去しました。在位70年7カ月で、歴代最長でした。世界の君主の中でも、フランスのルイ14世(在位1643~1715年)の72年間に次ぐ、史上2番目の長さです。長男のチャールズ新国王(73歳)が女王の後を継ぎ、「チャールズ3世」と名乗ることになりました。女王は1926年、のちにジョージ6世となるヨーク公とエリザベス妃の長女として、ロンドンで誕生しました。1947年にフィリップ殿下と結婚し、長男チャールズ新国王ら3男1女をもうけました。1952年に父の急逝を受け、25歳でエリザベス2世として即位しました。女王は1975年5月7日から12日まで、日本に滞在しました。「日本経済新聞(夕刊)2022年9月10日付」には、その時の日程が掲載されており、参考にさせていただきます。1975年(5月7日)羽田空港に到着。東京・元赤坂の迎賓館で歓迎式典。皇居で宮中晩さん会。(5月8日)東京都内で柔道や県道などを観覧、首相官邸で晩さん会。(5月9日)都心をパレード、伝統芸能鑑賞。東宮御所も訪ねた。(5月10日)空路などで京都へ。龍安寺、桂離宮などを回った。(5月11日)京都御所を訪ねた後、伊勢神宮へ。真珠島にも足を運んだ。(5月12日)名古屋から新幹線で東京に。迎賓館で植樹し、成田空港から帰国。ーーーーーーーーーーーーーーーーーー1918年5月20日、迎賓館赤坂離宮・和風別館、游心亭(ゆうしんてい)の見学が抽選で当たったので、私と妻で見に行きました。游心亭に行く途中、エリザベス女王が植樹されたオークを見ました。木の下にプレートがあり、植樹日は「1975年5月12日」とありました。木はウィンザー城から持って来たものです。游心亭は1974年に谷口吉郎氏の設計で新設されました。建物の池は、当初は深さ20センチでしたが、田中角栄首相の時、池には錦鯉が泳いでいたほうが良いとの発言があり、深さが80cmになりました。和風別館には、坪庭や主和室、料理室、茶室があります。エリザベス女王を迎える時、イギリス側より、靴を脱いで部屋に上がる習慣がないとの指摘がありました。結局スリッパを用意することになり、イギリスから女王の足型の紙が送られ、それを基にスリッパを西陣織で作ったそうです。ーーーーーーーーーーー↓ 2022年9月10日(土)朝日新聞。「エリザベス英女王死去」↓ 2022年9月10日(土)日本経済新聞。「エリザベス英女王死去」↓ エリザベス女王の生涯。↓ 2022年9月10日(土)日本経済新聞 夕刊。「エリザベス英女王、初来日の1975年」↓ 夫のエディンバラ公フィリップ殿下(右)とともに羽田空港に到着したエリザベス女王。↓(上)宮中晩さん会で昭和天皇と乾杯するエリザベス女王。 (下)西本願寺を訪問し、出迎えの人たちの歓迎を受けるエリザベス女王。↓ 1975年5月のエリザベス女王訪日。ーーーーーーーーーーーーーーー1918年5月20日、迎賓館赤坂離宮・和風別館、游心亭(ゆうしんてい)の見学が抽選で当たったので、私と妻で見に行きました。↓ 迎賓館。游心亭の見学グループに入り、通常は開けていない門を入る。游心亭まで歩く途中、オークの木があった。これが1975年5月12日にエリザベス女王が植樹をした木で、ウィンザー城から持って来た木だとの話だった。↓ エリザベス女王が植樹をしたオークの木。↓ プレートには、1975年5月12日にエリザベス英女王がオークツリーを植樹したことが書かれてある。↓ 小道の先に、游心亭がある。↓ 游心亭。↑ エリザベス女王のために、西陣織のスリッパが用意された。↑ トランプ前米国大統領と安倍元首相が、この池の鯉へエサやりをした。