フランス・ギャルさん逝去
フランスギャルさんが2018年1月7日、70歳で乳癌のため亡くなったとのニュースを見て、本当に残念に思いました。フレンチポップスの中で、一番好きな歌手でした。フランス・ギャルさんは1947年10月9日フランス生まれで、本名はイザベル・ギャルです。18歳の時にユーロビジョンコンテストで「夢見るシャンソン人形」を歌い優勝し、人気がでました。私も小さい頃、この「夢見るシャンソン人形」をラジオで何度も聞き、耳に残っていました。1991年に私はオランダで生活を始めました。初めて街中のレコード・CDショップに入り、河合奈保子さんのようなタイプのジャケットがあれば試しに買おうと思っていたところ、最初に目に留まったのがフランス・ギャルさんのCDジャケットでした。異論はあるでしょうが、私の心の中では、河合奈保子さんとフランス・ギャルさんの顔の雰囲気がよく似ている感じがします。購入したCD”LES PLUS BELLES CHANSONS DE FRANCE GALL"を初めて聴いた時、そのメロディの聴きやすさに驚き、夢中で何度もCDカセットボタンを押しました。それからフランス・ギャルのCDはもとより、ヨーロッパで人気のある歌手のCDを買っては聴くようになりました。全然知らなかった音楽の世界が広がっていくように感じ、嬉しかったです。日本ではフランス・ギャルさんというと、10代の俗にいうロリータポップスが人気だと思いますが、個人的にはフランス・ギャルさんの70年代後半~90年代の曲が好きです。夫になるミッシェル・ベルジェ氏と一緒に音楽を作り始めましたが、10代の頃に歌っていた曲とは全く違っており、私はこの時代の曲が良いと思っています。彼女はその後、90年代に夫や娘を亡くし、本人も乳癌と長期にわたって闘う事になります。大変な人生だったと思います。フランス・ギャルさんの曲で、大好きな4曲を紹介します。(正式な和名タイトルは知りません)ウォークマンに入れて、河合奈保子さんの曲と併せて、いつも聴いています。1) MUSIQUE「ミュージック」とにかくとても聴きやすくて楽しい。2) IL JOUAIT DU PIANO DEBOUT「彼は立ってピアノを弾いた」音楽チャートで長期1位になった。3) BESOIN D'AMOUR「愛が必要」曲の最後で、ギャルさんが高音のまま声を伸ばして歌う所が良い。4) VIENS, JE T'EMMENE「さあ、あなたを連れて行く」メロディラインが変わっている。↑ LES PLUS BELLES CHANSONS DE FRANCE GALL↑ 夢見るシャンソン人形 ~フランス・ギャル・ベスト↑ DANCING DISCO ↑ IL JOUAIT DU PIANO DEBOUT↑ TOUT POUR LA MUSIQUE↑ DEBRANCHE!↑ FRANCE GALL AU ZENITH↑ BABACAR↑ LE TOUR DE FRANCE 88↑ APACHE↑ BERGER GALL↑ REBRANCHEE A BERCY 93↑ DEBRANCHEE A BERCY 93↑ SIMPLE JE L'INTEGRALE BERCY↑ 2018年1月8日付 朝日新聞朝刊 切り抜き