河合奈保子さんとオーストラリアの新聞記事
1982年1月、河合奈保子さんは雑誌取材と休養を兼ねて、オーストラリアを旅行しました。奈保子さんはそこで取材を受け、地元の新聞に記事が載りました。記事の一部が「奈保子しんぶん VOL.7/昭和57年(1982年3月発行/芸映プロダクション・芸映友の会河合奈保子FC編集部」に紹介されていたので、記事を読んでみました。奈保子さんは1981年10月5日、渋谷にあるNHKホールでの「レッツゴーヤング」リハーサル中、ステージにある小ゼリから4.5m下の奈落へ落ちてしまい、「第一腰椎圧迫骨折」と診断され、入院、リハビリを行いました。その年のNHK紅白歌合戦には、コルセットをしたままで「スマイル・フォー・ミー」を熱唱しました。そして翌年1月に、奈保子さんは母親と一緒に、オーストラリアを旅行します。Japanese POP star Naoko Kawai of Surfers Paradise with members of Sheba, a Gold Coast all-girl group.日本のポップスターである河合奈保子さん。サーファー天国の地にて、ゴールドコーストの女性グループ「シェバ」のメンバーと一緒に。A golden way to recovery回復のための素晴らしい方法。The lure of a Gold Coast holiday has helped a young Japanese singer recover from a crippling accident.Miss Naoko Kawai, 18, was confined to a bed for 40 days after damaging her spine in a stage accident last year in Japan.She was encouraged not to move during her convalescence and promised an Australian trip at the end of her ordeal.Miss Kawai is extremely popular in Japan and has had seven sigles in the top five.She will spend five days in Queensland to promote the State in a Japanese fan magazine.Miss Kawai will spend three days on the Gold Coast and two on Hayman Island.She fell more than four metres during a concert in August when a mechanical stage fails to rise out of the floor.若い日本人歌手にとって、ゴールドコーストでの休暇という魅力的な話が、障害が残るような事故からの回復に大きな励みとなった。18歳の河合奈保子さんは、去年日本での舞台事故で脊髄を痛め、40日も病床についた。療養期間中は体を動かさないように言われていたが、この辛い期間が終われば、オーストラリア旅行に行くことが約束されていた。河合さんは日本で大変人気があり、7枚のシングルレコードがトップ5に入っている。彼女はクイーンズランド州で5日間を過ごし、日本のファン向け雑誌に州の宣伝をする予定。3日間はゴールドコーストで、残り2日はヘイマン島で過ごす。8月のコンサート期間中、機械で昇降する床が上の舞台まで昇っておらず、彼女は舞台から4メートル以上も下にある床に落ちてしまった。↑ 現地新聞の取材を受ける奈保子さん。↑ オーストラリアでの奈保子さんとコアラ。 (雑誌切り抜き)↑ シドニー、ゴールドコースト、ヘイマン島。↑ アンダルシア・パークのカンガルー。↑ シーワールドのイルカ。↑ オーストラリアにしかいないというエミュー。↑ カランビン野鳥園のくじゃく。↑ 「奈保子しんぶん VOL.7/昭和57年(1982年3月発行/芸映プロダクション・芸映友の会河合奈保子FC編集部」↑ オーストラリア旅行の記事。