夢路より
きのうの日曜日、例によって「八重の桜」を観て、たいへん懐かしいことを思い出した。 八重が再婚して夫になった新島襄とともに同志社英学校を設立する以前、女紅場の教師として女生徒たちと教場で歌っているシーン。曲は、スティーヴン・フォスター作詞・作曲の「夢見る佳人(夢路より); Beautiful Dreamer」だった。 私が会津高校3年生の英語のグラマー(文法)の時間、教科担任の畑敬之助先生が、ある日の授業開始早々、「 Beautiful Dreamer」の歌詞を黒板に書き、その後、先生の歌唱指導でひとしきり歌ったのである。私の時代の会津高校は男子校だったから、胴間声で「ビューティフル ドゥリーマー ウェイカントゥ ミー・・・」と、やったわけだ。八重と女生徒たちのように美しくはなかった。 「 Beautiful Dreamer」は男声曲なので、胴間声でもいっこうにかまわないはずだが、さすがに先生も辟易されたのか、2、3回の授業で終わってしまった。もしかすると英語担当の先生方のひとつの試みだったかもしれない。と言うのは、リーダー(読本)担任の早川俊一先生(私の3年間のクラス担任でもあった)は、同様に、「Oh My Sunshine」を歌わせたからだ。こちらもじきに終わってしまった。 ドラマを観ながら、そんな思い出がよみがえってきた。おまけに50年前におそわった、歌詞さへ思い出した。懐かしかった。Beautiful dreamer, wake unto me,
Starlight and dewdrops are waiting for thee;Sounds of the rude world, heard in the day,
Lull'd by the moonlight have all pass'd away!
Beautiful dreamer, queen of my song,
List while I woo thee with soft melody;Gone are the cares of life's busy throng,
Beautiful dreamer, awake unto me!
Beautiful dreamer, awake unto me! YouTube Beautiful Dreamer - Thomas Hampson