認知症徘徊者に遭遇
夕方、郵便局へ行っての帰り、認知症で徘徊している方に遭遇。「こんにちは」と声をかけて・・・・ じつはこれは、日野市が今月「認知症を知る月間」として企画したイベントのひとつ、「徘徊模擬訓練」。市内4カ所から4人の認知症患者役が徘徊し、市民が発見して適切な対応をしてくれるかどうか、その啓蒙的・実験的な初めてのこころみである。私はたまたま遭遇したのだったが、スタッフによると発見者第1号だったようだ。 当市では年間10人ほどの認知症による徘徊行方不明者がでている。そのつど街頭放送によって男女の別、背丈や外見の特徴、服装などを広報して、市民の協力をあおいでいる。さいわいなことに、ほとんどが24時間以内に無事に発見されている。行方不明情報と発見情報はそのつど私のもとにもメールで知らせてくれるのだが、実際、市民の協力には感心するばかりだ。認知症患者への対応はかならずしも一様にはいかないはずだから、市民の理解と対応力はすばらしいのである。 私も認知症サポート講座を受講し、サポーター資格をもっている。これは全国的なもので、オレンジ色のリストリングをしている人、あるいはどこかに身につけている人をみかけたら、その人は認知症サポーター。誰でも受講でき、その時間も2時間程である。地域行政関連、警察署、包括支援センター等が随時おこなっている。【追記】 徘徊模擬訓練は、48名の市民が声をかけたそうです。市から連絡がありました。