山間の図書館とアインシュタイン語録
きのう高尾梅郷ウォーキングのときに、山間の、と或る建物の上部に大きく「図書館」と書かれたプレートがとりつけられているのを見た。ああ、こんなところに図書館が・・・、と思って何となく嬉しくなった。そしてアインシュタイン博士の言葉を思い出した。 " The only thing absolutely have to know is the location of the library. " 〈 絶対知っておかなければならないただ一つのことは、図書館のある場所だ 〉 電子端末が発達した今日、この言葉を死語と片付けてしまう人がいるかもしれない。アインシュタイン博士の言葉の本質は、たんに図書館という建物の在処ではない。つまりいつでもアクセスできる知の集積、アーカイヴ(archive)ということだから、その入口が電子端末でもかまわないわけだ。尤も、いまのところ図書館の知の集積の深さに電子的なアーカイヴが追い付いたとは言えまい。・・・まだまだアインシュタイン博士の言葉が、私のなかでは実感として生きている。そう思いながら山間の図書館の立派な建物のそばを通り過ぎたのだった。