だいぶ小粒?
ドメーヌ・クロード・デュガというめちゃめちゃ有名なフランスはブルゴーニュの生産者がいらっしゃいます。そこが自分で栽培していないブドウを、他の生産者から買って醸造したワインが「ラ・ジブリョット」です。ちなみに今回飲んだブルゴーニュ・ルージュの価格を比較するとドメーヌ・クロード・デュガが5,000円くらい。ラ・ジブリョットだと3,000円くらいです。2,000円違います。どうせ中身も違うんだろうけど。あたりまえか。ってなわけで、ブルゴーニュの有名生産者のなかではわりとお得なワインでらっしゃいますラ・ジブリョットは去年の年末に2003を買いまして飲んでみました。当然ブルゴーニュ・ルージュです。クロード・デュガは飲んだこと無いです。高いから。だってブルゴーニュ・ルージュなんて一番下ですよ。それが5,000円ってどーやねんとか思います。ちなみに2003というかブルゴーニュのワインって今は高いです。2003はおフランス全土が猛暑だったので北のほうの生産地では出来がよかったみたいというのもあるのですが、それ以上にユーロ高で為替相場の影響が大きいです。こまったもんだ。ただ酷暑過ぎて本来のブルゴーニュらしさが無いのではとも言われてます。本来のブルゴーニュってピノ・ノワールの完熟する北限付近で栽培することに由来する酸度の高さと糖度のバランスやと思いますので。異常気象で完熟しすぎると今度は酸が低くなっちゃう。以前飲んだミッシェル・マニアンのブルゴーニュ・ルージュ03なんかは、ブルゴーニュ・ルージュとは思えないような濃さでした。ブルゴーニュ・ルージュって一番下のクラスなんで、色合い&味わいが薄い(あんましよくないブドウを使った)ワインが多いのですが、なんじゃこりゃ的濃さがありました。値段も濃さに比例して上ってましたけど。そこらへんから比べると、ラ・ジブリョットは酸と糖度のバランスの取れたワインです。ありがちなうすっぺらなワインじゃないし、昔飲んだおなじラ・ジブリョットと印象を比べても遜色ないどころかいいのでは?。けど、03の濃さを知っているワタクシとしてはもうちょっとドカンとブドウが来て欲しかったです。ってほんとにまずいとか言うわけではなくて、内角低目をねらってたのに外角に来たみたいな。けどちゃんとストライクみたいな。そんなかんじです。