高校生のスマホ所有について
MM総研さんから2011年上期(4月~9月)の携帯電話出荷台数が発表されました。http://www.m2ri.jp/newsreleases/main.php?id=010120111027500そのなかでは出荷台数2028万台のうち半数の1004万台がスマートフォンだそうです。2000万台越えが2007年下期以来らしいので、スマートフォンが需要を喚起したと言えるんじゃないでしょうか。おそらく2007年は販売奨励金的なものがなくなって0円ケータイが消滅した時の直前とかじゃなかったかな?そこからの買い替え需要もあるんでしょうけど。年間のケータイの新規販売台数が4,000万台。そのうち半分がスマホになるので2000万台です。2010年下期段階でおそらく400万~500万台がスマホ(うちドコモが200万台)だと思うので今年の年度末の段階でざっくり2500万台ってところかしら?けど、携帯電話の流通が1億台あるので年度末のスマホシェアは25%ってことになります。というか、いまだに新規で半分がガラケーってすごいです。どっかの研究機関では2015年にスマートフォンのシェアが50%になると言ってましたが、おそらく来年も4000万台(いかないと思うけど)中2000万台がスマホになれば、4500万台くらい?になります。そうなると2012年度でシェア45%。ようは2013年でのシェア50%越えは確実です。ただし、お題のごとく高校生のスマートフォン事情がどうなるかなのですが、現状では芳しくないです。理由はパケット代。パケット定額しかプランのないスマホでは月額6,000円以上かかってきます。これは高校生には厳しい。したがって、現在のトレンドは大学3年まではガラケーで就職活動をするためにスマホ変換というのが一般的です。では、今後もそうかというと、これまたいろいろ問題があってパケット代の問題が解決しそうな雰囲気です。理由はスマートフォンによるトラフィック数激増による通信規制です。今は定額制ですが、アメリカなどではデータ量で課金になっています。月間2GBとかね。一般の人が定額がなくなって困る代わりに、細かくデータ量単位でプランが分かれることで、パケットを使わない人にとってのスマホの月額利用料が安価になる可能性が高くなります。そうなると、高校生にも持てるようになると思われます。パケット代もあるけど、キャリアさんはガラケーの開発をもうしたくないので、そういう感じでパケットをそんなに使わない人をスマホに移行させようと動くと思います。だから来年あたりうにゃっと動いて楽しいかもよ。と、携帯アナリストささださんの10分で作った携帯電話未来予想レポートでした。