東京・八王子市長選挙が告示され、滝田やすひこ候補の第一声です
八王子市長選挙がはじまりました東京・八王子市長選挙が1月14日に告示されました。八王子駅北口でひらかれた、滝田やすひこ候補の第一声に行ってきました。さまざまな市民の期待・要求が、この市長選挙に寄せられている、そのことが、ひしひしと伝わってくる第一声でした。何よりも伝わってきたのは、それぞれの政治・党派、各界の市民団体が、お互いの意見を尊重しつつ、「市政を、市民が主人公にかえる」べく、ここに一つに結束しようとしていることです。私などは、自民党の元・衆議院議員までが、また、自民党の市議会議長経験者までもが、「命がけで応援する」などといった、魂のこもった応援演説をされるのを、はじめて聞きました。その中で、自民・公明陣営は、今の金権腐敗の問題の後始末するために、打ち消して自分たちの延命を図るために、今回の金権の首謀者をふくめた3人くらいが協議して、市長の後がま候補をつくったと、そんな事情も紹介されました。これまでの自民党の関係者のなかにも、今の自民党・公明党の一部幹部の勝手なやり方は良くないと、市民の声を聞こうとしない事態はよろしくないと、あきれはてている人たちがいる。ようするに、保守も一色ではなくて、保守層の中からも良識の力が働いてるんですね。それが、保守のしめつけの強いとされてきた八王子のなかにも、具体的に良識の声が表に出てきているんですね。時代の変化というものでしょうか。『私は命がけで応援する』とか、もはややむにやまれぬ思いでここにたっていると、義憤の思いがはっきり伝わってくる演説でした。これまでは、対立した陣営の有力者ですから、直にその話を聞くようなことは無かったんですが、今の暗闇の自民党・公明党の与党の内部事情を、よく知っている人たちの演説でもありますから、その体制にあらがうということは、まさに『命がけ』なんですね。そこには、八王子市政をまともなものにしたいとの気持ちが、切々と伝わってきました。その背景には、今回の市長選挙では、市民の労働・婦人・業者の諸団体や、共産党、立憲民主党、社民党、生活者ネットワーク、都民ファースト、れいわ新選組、無所属・諸派のひとたちが、「市政を市民の手に取りもどす」との一点でスクラムを組んでいるんです。「憲法を市政に活かし、平和・人権 くらしを守ります」「市民が主役、八王子の古い政治体質をあらためる」といった、政策原則、政策協定が結ばれているんです。この公然とした明確な土台があるんです。第一声では、こうした人たちが、現実にそれぞれのポリシーをもとに、この市長選挙で八王子市政を変えよう、と、それぞれのひとが「滝田」候補の応援演説をしたんですね。じつに壮観なものでした。この一致点には、保守であろうと、誰であろうと、その良識には、壁はないんです。みんなで、力を合わせて、市民の声を大切にする姿勢をつくろうとしている。それが、今回の八王子市長選挙の挑戦が明らかにしている対決点であり、市民に転換を呼び掛けている核心の問題なんですね。今回の団結のコールですが、「団結ガンバロー」じゃないんです。もっと具体的に「市政を市民の手にとりもどすぞ」と、団結の中身を問うた、ユニークなものでした。60万八王子市民の期待に、この7日間をとおして造り出そうとする思いが、この第一声の全体をとおして、ひしひしと感じさせてくれました。しかしですよ。現実は接戦です、公営の掲示板です。市長選には4名の人が立候補したようです。私などの読みからすると、軸ははっきりしているんです。さきの、2023年4月の市議会議員選挙でみると、〔自民党と公明党〕は、105,000票をとっています。それに対し〔共産・立憲・都民ファースト・生活者ネット〕は、52,000票です。その他に、諸派・無所属が、41,000票ありました。ようするに、みんなで力を合わせて、相手の100,000票をこえるような、市民パワーを発揮できるかどうか。それと同時に、反自民・公明勢力を、対抗ポーズでバラバラに分散させる策謀を許すか。とにかく、接戦なんです。理解を得るための激戦なんです。これからの投票日・21日までの一週間の間に、この選挙の意義をどうやって八王子市民の全体に伝えきるか、つたえきれるか。すべては、これからの、この努力にかかっています。ここで負けたんでは、せっかくの機会なのに、子どもたちや市民の切実な声が、努力が、これまでと同じく打ち消されちゃうじゃないですか。この市長選挙は、八王子発で、世界と日本全国にたいして、平和と暮らし、民主主義の、市民の声を、日本の明るい未来を切り開らこう、との意思を、断固として発信したいものです。ここに、今、世界の焦点の一つがあります。