またイノシシがみかん園を荒らしだしました、今回は柵の内側です
イノシシがまた出没ですここしばらくイノシシの動きは無かったんですが。この2-5月に、みかん園の周辺を整備してきましたから。みかん園のまわりを鉄柵で囲って、その周辺の雑木を払ってきました。その後、イノシシの動きはほとんど無かったんです。ところが、7月13日(月)に現地から連絡が入りました。「イノシシが、みかん園の石垣を崩して、みかん畑の中を荒らしている」と。7月16日に現地の様子を見てみると。農道には石垣の大きな石が転がっていて、石垣が2か所で壊されていました。みかん畑に入るため石垣を壊して、通路となる獣道が出来ていました。7月10日(金)の時点では何ともなかったですから、その2,3日後の仕業です。今回は、その石垣の修復で手を取られてしまい、伸びた雑草の草刈りは出来ませんでした。この2-5月にみかん畑の周辺を鉄柵でコの字型にはりました。あとの一辺は農道沿いにお茶の木の植え込みがあったので、それが自然の柵となっていたんです。イノシシはこの鉄柵まない一辺に目を付けたんですね。この農道はイノシシの通路になっていて、農道の上側からおりてきているようです。すでに道沿いの農家は、道沿いにも鉄柵を張って、侵入を防いでいましたから、目ざとく、鉄柵のはってなない、お茶の木の生垣だけだった当園に目を付けたんですね。今回イノシシは、お茶の木の下のすき間から畑に入って、ヤブカラシの根を食べるためですが、石垣の裏側の土を掘ったんですね。土がなくなった石垣はもろいものです。三角錐の石がむき出しになり、ささえるものが無くなっていた。そうした石垣を、裏側から押すようにして突き崩したんです。2か所の獣道ができていて、ここを通路にして、みかん園の中をあちこちが荒しまわっていました。イノシシはみかんシーズンにはみかんを狙らいますが、今はみかんの実はまったくありません。その代わり、お茶の木の根もとにあるヤブカラシの根が目的なんです。それがイノシシの好物なんですね。畑のあちこちに大きな穴を掘って、荒らしていきます。相当に、お腹がすいているようで、執念を感じさせられます。今回は、本来なら草刈りをする予定でしたが、崩された石を元に戻して、石垣を元の形に組み直しました。もう、これだけで大変な仕事になりました。すべてはイノシシの畑への侵入をふさぐためですが。加えて今回は、お茶の木の内側にビニール柵をはりました。イノシシが本気になれば、鉄柵でもへし曲げる力をもってますから、これで防げるとは思ってないんですが。それでも「勝手にはさせないぞ」との、人間の側の一つの意思表示になります。それに、どこの箇所がイノシシの通路になるか、その動線が分かります。30メートルくらいでしょうか、最後はここにも鉄柵を設置するつもりです。その前の、有り合わせの材料での応急対策ということです。農道の反対側の畑ですが。ここは、四辺をすべて鉄柵で囲ってあったはずなんですが、ここで野菜をつくっていた方によると、同じころに、植えてあったサツマイモが全部、ひとつ残らず食べられちゃったそうです。またスイカが10センチくらいの実がだ来ていたんですが、カラㇲかアナグマでしょうが、果皮だけを残して果肉が完全にえぐり食べられていました。厳しい生存競争です。ガックリかと思いますが。小田原・石垣山では、せっかくの作物を人間が収穫するためには、手立てを尽くして、この自然の盗人たちとの競争に勝たなければならないということです。10年前くらいは、防御柵をはるなんてことは無かったんですが、いまは、畑づくりには欠かせなくなっています。