やれやれ! ミツバチは新たな生活をはじめていました
ミツバチは新たな生活を始め出しています7月20日、ミツバチの給餌器の掃除に行ったのですが、 朝一番の巣箱の入口には蜂の姿はまったくなく、全体がひっそりとして静かでした。 パニックから1週間がたちましたが、「やはり、全体が逃げてしまったか…」と思いつつ、巣箱のふたを開けたんですが。 いた! ! ミツバチがいました。 確かに数は前より少なくなってますが、巣枠のあちこちで新たな生活が始まっていました。 今回の静けさは、再建を始め出し、落ち着きを取り戻したということでした。やれやれです。 今回の作業を終えた後には、 2,3匹の守衛が立っていました。 どうやら以前の状態にもどったようです。 今回の巣箱の手入れですが。巣箱の底板の掃除と給餌器の手入れをしました。1、まず、巣箱の底にたまったごみを掃除しました。2、ついで給餌器に砂糖水を追加しました。今回は500ccで、前回の1500ccよりかなり減りました。3、さらに水面を掃除しました。溺れていたミツバチを取り除きました。 4、最後は、割りばしの交換です。前の箸が水を含んで沈みがちになっていたので、 新しいものにかえました。 今回は、スムシを見つけました。 スムシはツヅリガの幼虫です。その発生は避けれないんですが、4,5匹を見つけました。「この程度なら…」との油断は禁物です。短期間に大量に発生する場合があり、昨年10月の逃去の大きな原因となりました。 今回、スムシがいたのは、底板のくぼみの所や、底板に落ちた屑のあたりでした。 底床の掃除は、スムシの発生を抑えるためでもあるようです。 巣枠を荒らしていないか調べてみたんですが、そこでは見かけませんでした。 しかし、給餌器の中にもいました。 給餌器で増えると巣枠の上部に登って、貯蜜部分に侵入しやすくなり、急速に広がる可能性がありますから、注意が必要です。 さて、問題の嬢王蜂がいるかどうかですが。 今回もやはり確認することが出来ませんでした。 引き続き、気長に全体を見ていきます。 だいたい嬢王蜂がいなければ、若手に引き継ぐことは出来なくなりますから、 やがてミツバチの群れは消滅していってしまうはずです。 逆に、ミツバチがなんやかや活動を続けているとすれば、 若い蜂が加わっているはずですし産卵もある。嬢王蜂が健在だということです。 当方の目では、まだ識別できないのですが、やがて出会いの時も来るでしょう。 7月12日のミツバチ大量脱出から心配な日々が続いてきましたが。今回、それは完全な逃去でなく、その一部は残ったと判断します。ほっとしています。梅雨の時期から、これから夏の暑い時期へ、みかん園のミツバチたちの新たな試練が続きます。