老神温泉に、義母を送った帰り道に寄ってきました
群馬の老神温泉によってきました義母を、無事に群馬に送ってきました。「86歳? もうそんなになっちゃったんかい」、本人が自分自身の歳に驚いてました。楽天的で若い。今、60歳代の気持ちでいる義母でした。せっかく群馬の月夜野まで、180キロを旅したわけですから、温泉がたくさんある群馬のこと、帰り道に、今回は老神温泉によってきました。老神温泉は、沼田から尾瀬・日光方面へ向かって、片品川の川沿いで、山間にある古くからの温泉です。嶮しい山が切り立ってのます。片品川の川沿いにひっそりとあった温泉場です。昔は河原に温泉が湧き出していて、河原に浴場があったそうです。写真にもある通り、今もその跡が残っています。上流にダムが出来て、放流した時に、水かさが増えて水没するため、諸施設は山の中腹の方へ移されたそうです。「金龍園」という宿に泊めてもらいました。湯治場の雰囲気の残る宿でした。源泉は共同の3本あるそうで、源泉100パーセント、源泉温度は59度とのこと。さすがに、古くからの温泉場です。全体として老神温泉も、かつての賑わいは消えてしまっているようです。以前に団体客で大賑わいしていた写真がありましたが、いまでは、歓楽街の多くの施設が、店じまいしているのが目につきました。しかし古くからの温泉場ですから、名湯ですから、客はなくなりません。今は少人数の家族客の人たちが中心ですが、温泉を楽しんでいました。7月27日の今朝でしたが、この時期には、毎日朝市が開かれているとのこと。当方も、どんなものが出ているか、見てきました。近隣の農家の方たちが、とれたての野菜や加工した農産物を並べています。朝、7時半までの朝市です。話がはずめば、二級品のおまけをつけてくれるところもありました。多くの観光客の人たちが、買い物袋をいくつも提げて帰っていきました。当方も、その一員です。ところで、今回初めて知ったのですが、宿の方がおしえてくれたんですが、老神温泉に伝わる有名な話とのことです。老神温泉の中ほど、坂道の途中に「赤城神社」があります。昔、日光山の二荒山(男体山)の神様(大ムカデ)と、赤城山の神様(大蛇)が、喧嘩をしたそうな。日光の戦場ヶ原が、その場所だったそうな。(「戦場ヶ原」の名の由来は、これだったんですね)喧嘩は繰り返されたそうで、それで傷ついた赤城の神様は、この老神温泉で受けた傷を治したそうな。確かに、当地から東へ、金精峠を越えれば、日光に通じています。昔、地域の有力者同士が、喧嘩していたのかもしれません。観光会館の建物の中には、長い蛇のつくりものが置かれていました。この坂上で朝市がひらかれてます。すれ違う朝市からの帰りの人たちです。買い物袋を下げて、神社の坂を下って、宿の方へ帰っていきます。