スイス入国
●スイス入国 ここからはスイスに向けて進む。途中に人口35,000人の「リヒタインシュタイン」という小国を通過する。駅も4カ所あり普通列車のみで、国際列車も走っているが停車しないようだ。次はオーストリアを少しだけ通過してスイスに向かう。ある交差点に小型のディーゼル機関車があった。ヨーロッパの国々は「シェンゲン協定」といって国境での検問を設けずに出入りすることが出来るので、いつの間にか他の国へ進入していることがある。今夜の宿泊地はブリエンツ湖のほとりにあり、アルプス登山の拠点にもなっているインターラーケンだ。「シティ オーバーランド スイス クオリティ ホテル」という長い名前のホテルの部屋は、一人ではもったいないほどの広さで山小屋風になっている。ダブルベッドにバスタブも付いている。夕食はスイス名物のチーズホンデユだが、今回はパンではなく肉に変更してくれたようだ。夕食後は決まっての鉄道駅めぐりだ。歩いて近くのインターラーケン・オスト駅(東駅)に着くと、すでに駅は無人となってホームには酒に酔った数人の若者がはしゃいでいた。ここからでも鉄道を利用してユングフラウに行くことができる。線路の黄色い器具はATS地上子なのか。パリからのインターシティーが到着した。帰りの道端の商店街には鉄道模型も売っている店があったがすでに閉店していた。不動産屋の窓口には売り家の広告がある山小屋風の家が1180万スイスフランと書いてある。スイスは物価が高いので有名だが、大学卒の銀行マンは初年度から年収1千万円ほど貰えるらしい。このような盛りだくさんツアーの欠点は、宿泊地に夜に着いて朝早く出発するので街の散策が出来ずどんな所なのかも分からず仕舞いなのだ。せめて早起きしてでも街の散策をしてみよう。続く・・・・