落雷(冗句・その2070)
おぼこ娘のジャンヌが畑で草刈りをしていると、一天にわかにかき雲って、稲妻がピカピカピカーッ。「きゃッ、助けて」「こっちに逃げよう」どこからか若者が走って来てジャンヌの手を取り、近くの羊小屋に逃げ込んだ。だが小屋の中は雨漏りがするし、雷は相変らずピカピカ、ゴロゴロと、ものすごい荒れ模様。ジャンヌはスカートをすっぽり頭にかぶり、おしりを丸出しにして、小屋のすみに突っ伏した。こんな姿を見せられて若い男がなにもせずにいられるわけがない・・・。やがて雨がやみ、ジャンヌが家に帰ると、母親が心配して、「ジャンヌや、雷さまは平気だったかい?」「それがすごかったわ。雷さまが三度も、あたしのおしりに落ちたけど、 本当にひどかったのは最初の一つだけだったわ」