偏屈老人独言

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  「忘れ物、届いていませんか」

  「あの～、済みません、カブト虫、届いていませんか」「届いてませんねえ」「甘い汁を吸いに永田町の方へ行ったのかなあ」（円楽）「団扇、届いていませんか」「届いてませんねえ」「困ったなあ、あれに銀行の暗証番号が書いてあるんだけどなあ」（木久扇）「扇風機、届いていませんか」「届いてませんねえ」「ああ、扇風機だけに首を横に振りましたね」（小遊三）「あの～、玉蜀黍、届いていませんか」「届いてませんねえ」「あと二、三粒残っていたのになあ」（好楽）「あの～、花火屋さんで飼ってた猫、届いていませんか」「届いてませんねえ」「はあ、たまや～、たまや～」（たい平）「あの～、夏の日の恋の思い出、届いていませんか」「届いてませんねえ」「まだ、あの子が持ってるんだ」（小遊三）「あの～、ビーチサンダル失くしちゃったんですけど、届いていませんか」「届いてませんねえ」「ああ、済みません、私履いてました、アイムゾーリー」（三平）（２０２１年、８月２９日、「笑点」より）

  2022.11.03

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  「行列のできる焼肉屋さんとは」

  「行列のできる焼肉屋さんとは」「食い放題、飲み放題、逃げ放題の焼肉屋さん」（小遊三）「行列のできる焼肉屋さんとは」「お金を取らない焼肉屋さん」（好楽）「行列のできる焼肉屋さんとは」「希少部位の座布団を頼むと、山田さんが運んでくれる焼肉屋さん」（三平）「行列のできる焼肉屋さんとは」「クッパを出す時にクッパ７２と教えてくれる焼肉屋さん」（木久扇）「行列のできる焼肉屋さんとは」「ホルモンからフェロモンが出る焼肉屋さん」（小遊三）「行列のできる焼肉屋さんとは」「全品半額明日までというのを２０年間やっている焼肉屋さん」（好楽）「行列のできる焼肉屋さんとは」「煙を体に当てると病気が治ると言われている焼肉屋さん」（たい平）（２０２１年８月２９日、「笑点」より）

  2022.10.19

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  「団扇」川柳

  「寝ていても　団扇の動く　親心」（元歌）「政治家よ　風見鶏なら　民を向け」（円楽）（私のこと）「いつの世も　時代の風に　乗っている」（木久扇）「親は混ぜ　子供は煽ぐ　ちらし鮨」（三平）「団扇持ち　竹輪つまみで　生ビール」（好楽）「団扇はね　SDGsの　最先端」（たい平）「駅前で　貰った団扇　売りに出す」（好楽）「盆踊り　団扇で隠す　初キッス」（小遊三）「新しい　風を起こそう　落語界」（円楽）「消えないね　ダイナマイトの　導火線」（木久扇）「この暑さ　イライラつのり　団扇（内輪）もめ」（三平）「みんなして　煽いでコロナ　追い払え」（たい平）（２０２１年８月８日、「笑点」より）

  2022.09.24

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  「逃げたんだって？」

  「逃げたんだって？」「道を歩いていたら、暑さ対策～って怒鳴りながら裸の小遊三が追い掛けて来たんです」（たい平）「逃げたんだって？」「笑点に出たくてねえ、病院から逃げ出して来たんだよ」（木久扇）「逃げたんだって？」「グリーン車に乗ってたら。車掌が来たんだよ」（好楽）「逃げたんだって？」「逃げた記憶はないんですが、秘書がやったことではないかと」（円楽）「逃げたんだって？」「女ってやつは、逃げると追い掛けて来るんだよ」（小遊三）「逃げたんだって？」「てめえ、出てけって、弟子に言われたんです」（三平）「逃げたんだって？」「あれは３０年前かなあ、金運と仕事運が逃げたのは」（好楽）（２０２１年７月２５日、「笑点」より）

  2022.09.09

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  「こんな暑さ対策はイヤだ」

  「こんな暑さ対策はイヤだ」「あの世に行った歌丸師匠がおいでおいでをしている暑さ対策」（木久扇）「こんな暑さ対策はイヤだ」「国民の冷ややかな声を涼しげな顔で聞いてしまう政治家の暑さ対策」（円楽）「こんな暑さ対策はイヤだ」「袋とじを冷蔵庫で冷やしてから開ける暑さ対策」（小遊三）「こんな暑さ対策はイヤだ」「凍った荒巻ジャケを抱き枕にして寝る暑さ対策」（たい平）「こんな暑さ対策はイヤだ」「エアコンは一切つけず、心頭滅却すれば火もまた涼しと、そういう精神論だけの学校の暑さ対策」（円楽）「こんな暑さ対策はイヤだ」「冷感シーツの代わりに冷凍のイカを敷き詰める暑さ対策」（たい平）「こんな暑さ対策はイヤだ」「襟巻トカゲが襟巻を取って、マントヒヒがマントを取る暑さ対策」（木久扇）「こんな暑さ対策はイヤだ」「熱を冷まそうとして、落語の熱も冷めちゃう暑さ対策」（好楽）「こんな暑さ対策はイヤだ」「大喜利を素っ裸でやる暑さ対策」（小遊三）（２０２１年７月２５日、「笑点」より）

  2022.08.17

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  「上見て働け、下見て暮らせ」

  　NHKの「あさイチ」で、夏木マリ女史が信条を問われ、母上から教えられたという「上見て働け、下見て暮らせ」を挙げておられました。　この言葉自体、抹香臭く、至極当たり前のことで、余りピンと来ませんが、他人様の信条を云々するのは失礼ですし、本意でもありません。　そこで愚生の現役時代の働き方、暮らし方を思い返してみますと、「横見て働け、横見て暮らせ」だったように思われます。中味は説明不要でしょう。何とか同僚並みにそこそこ働き、贅沢せず、人並みの暮らしをしたいということです。その結果が、現在の我が家のお粗末な有様で、ヤレヤレです。

  2022.06.27

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  「こんなプロ野球選手はイヤだ」（その２）

  「こんなプロ野球選手はイヤだ」「推定年俸が３９８０円の選手」（好楽）「こんなプロ野球選手はイヤだ」「何があったのか、ホームに帰ろうとしない昇太みたいな選手」（円楽）「こんなプロ野球選手はイヤだ」「ピッチャーにとって、何でもホームランにしてしまう松井ゴジラ」（三平）「こんなプロ野球選手はイヤだ」「試合中、ガムじゃなくて、ホルモンのミノを噛んでいる選手」（たい平）「こんなプロ野球選手はイヤだ」「走攻守が揃っているんじゃなくて、紹興酒を揃えている選手」（好楽）「こんなプロ野球選手はイヤだ」「何の世界でも同じですが、ファンを大切にしない選手」（円楽）「こんなプロ野球選手はイヤだ」「覗き３０回、食い逃げ３０回、自転車泥棒３０回で、トリプルスリーだって喜んでいる選手」（小遊三）（２０２１年５月１６日、「笑点」より）

  2022.05.31

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  「こんなプロ野球選手はイヤだ」

  「こんなプロ野球選手はイヤだ」「マウンドでは１２０キロしか出ないのに、帰りの車で１６０キロ出して、捕まっちゃう選手」（円楽）「こんなプロ野球選手はイヤだ」「アウトって言われて、いやセーフ、よよいのよいって言う選手」（小遊三）「こんなプロ野球選手はイヤだ」「ピンチヒッターに出ると、よっ待ってましたと相手チームから喜ばれる選手」（好楽）「こんなプロ野球選手はイヤだ」「ユニフォームを逆にして、背番号が前にある選手」（木久扇）「こんなプロ野球選手はイヤだ」「毎日一人ビール掛けをやっている選手」（たい平）「こんなプロ野球選手はイヤだ」「喋りがうまくて、引退後、解説でレギュラーになった選手」（三平）「こんなプロ野球選手はイヤだ」「ボールがホームまで届かない選手」（木久扇）「こんなプロ野球選手はイヤだ」「ノーヒットノーランじゃなくて、ノーヒットノーパンの選手」（小遊三）（２０２１０年５月１６日、「笑点」より）

  2022.05.13

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  「バカヤロー」都々逸

  （２月２８日は、昭和２８年２月２８日、当時の内閣総理大臣吉田茂が衆議院予算委員会の席上で、西村栄一議員の質問に対して「バカヤロー」と発言したことがきっかけとなって衆議院が解散されたことに因んで、「バカヤローの日」とされています。）「夜遊び会食　みんなで我慢　我慢できない　議員のバカヤロー」（円楽）「コロナに加えて　花粉の季節　ダブルパンチだ　バカヤロー」（三平）「座布団くれと　頼んだ後で　座布団くれない　バカヤロー」（木久扇）「満員電車で　痴漢が触る　あたしゃ婦警よ　バカヤロー」（小遊三）「安売りセールの　スーパーへ行って　タクシーで帰る　バカヤロー」（好楽）「いつも来る彼　今夜は来ない　小さな声で　バカヤロー」（円楽）「何でお餅に　カビが生えるの　早く食わねえからだ　バカヤロー」（木久扇）「言葉巧みに　年寄り騙す　振り込め詐欺の　バカヤロー」（たい平）「風に向かって　立ちションしたら　自分にかかった　バカヤロー」（小遊三）「向こう三人　はっきり言うが　スケベ、ヒマ、バカ　バカヤロー」（円楽）「好楽三平に　挟まれてます　私はほんとに　バカヤロー」（木久扇）「海は何にも　悪くはないが　海に向かって　バカヤロー」（たい平）「リモート増えて　月末あたり　通信制限　バカヤロー」（三平）「私が出した　CD売れぬ　お前ら買えよ　バカヤロー」（好楽）（２０２１年２月２８日、「笑点」より）

  2022.05.04

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  「勉強し直して参ります」

  「船頭なんですがね、勉強し直して参ります」「どうして？」「乗せた時は８人だったんですが、今４人なんですよ」（円楽）「あの～、あたし植木屋なんですが、勉強し直して参ります」「どうして？」「自分の乗ってる枝、切り落としちゃったんです」（木久扇）「あたくし医者なんですが、勉強し直して参ります」「どうして？」「座薬と火薬、間違えたんです」（小遊三）「私、落語家の三遊亭好楽ですけど、勉強し直して参ります」「どうして？」「じゅげむじゅげむの後が出て来ないんです」（好楽）「私、消防士なんですけど、勉強し直して参ります」「どうして？」「現場に着いて、消火ナウって呟いたら、炎上しました」（三平）「私、トップリーグのラグビー選手なんですが、勉強し直して参ります」「どうして？」「未だにルールがよく分からないんです」（たい平）「私、トンカツ屋なんですけどねえ、勉強し直して参ります」「どうして？」「お客さんがわーっと来ると、すぐに上がっちゃうんです。でも、ヒマな時は、油を売ってるんですけどね」（三平）「私、将棋の棋士なんですけどねえ、勉強し直して参ります」「どうして？」「王手と言うところをリーチと言っちゃって」（好楽）「私、数学の教師なんですが、勉強し直して参ります」「どうして？」「恋の方程式が解けないんです。（パイ・アールの二乗、２パイ・アール）」（小遊三）（２０２１年４月１８日、「笑点」より）

  2022.04.25

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  チョイ悪爺さん（キャンプ編）

  「混んでるキャンプ場で思いっ切り、くさやを焼いてやったぜ」「やるなあ、爺さん」「みんな逃げ出して、オレだけのソロキャンプになったんだ」（円楽）「山奥のキャンプ場へ行ったらよう、みんながオレを見てキャーキャー言うんだぜ」「やるなあ、爺さん」「ギャルじゃねえよ、サルがよ」（小遊三）「キャンプ場でよう、１００米もある巨大なそうめん流し、流しそうめんを作ってやったぜ」「やるなあ、爺さん」「ソロキャンプだから、自分で流して、１００米走って、食べるのくたびれたぜ」（たい平）「見てみろよ、夜空の星、最高にきれいだぜ」「やるなあ、爺さん」「何点かって、満天の星よ」（木久扇）「夜、キャンプ場へ行って、寝袋みんな開けてやったぜ」「やるなあ、爺さん」「袋を見ると開けたくなるからよう」（小遊三）「テントによう、女性専用って書いて、貼って、ワナ仕掛けておいたぜ」「やるなあ、爺さん」「案の定、小遊三が引っ掛かってきたぜ」（たい平）「キャンプでよう、一番不安なのはトイレだぜ」「やるなあ、爺さん」「オラ大丈夫だよう、紙オムツしてっからよう」（木久扇）「孫とよう、バーベキューやったらよう、泣けたぜ」「やるなあ、爺さん」「こんにゃく焼いたらさあ、じいじ、このお肉おいしいねって、泣けたぜ」（好楽）「キャンプ場にゴミを全部捨ててやったぜ」「やるなあ、爺さん」「でも戻って拾ったぜ、ゴミは捨てても、良心は捨てられなかったぜ」（三平）（２０２１年３月２８日、「笑点」より）

  2022.04.20

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  なぞなぞ（～なあんだ）

  「断わるに断われないもの、なあんだ」「なんだろうなあ」「総理の息子の接待」（円楽）「下げるに下げられないもの、なあんだ」「なんだろうなあ」「地球の温度」（木久扇）「消すに消せないもの、なあんだ」「なんだろうなあ」「恋の炎」（小遊三）「流すに流せないもの、なあんだ」「なんだろうなあ」「人の心の垢」（好楽）「取るに取れないもの、なあんだ」「なんだろうなあ」「お客様の笑い」（三平）「切るに切れないもの、なあんだ」「なんだろうなあ」「時限爆弾の最後に残った２本の内の１本」（たい平）「見るに見れないもの、なあんだ」「なんだろうなあ」「自分の葬式」（木久扇）「飲むに飲めないもの、なあんだ」「なんだろうなあ」「コーンスープの缶の底にへばりついた最後の一粒」（三平）「拭くに拭けないもの、なあんだ」「なんだろうなあ」「真珠のようなキミの涙」（小遊三）「揉むに揉めないもの、なあんだ」「なんだろうなあ」「横綱のおっぱい」（たい平）「越すに越せないもの、なあんだ」「なんだろうなあ」「あなたと越えたい天城越え～、熱燗二本～」（好楽）「戻るに戻れないもの、なあんだ」「なんだろうなあ」「青春時代」（小遊三）（２０２１年４月４日、「笑点」より）

  2022.04.18

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  「信号機」川柳

  「回転寿司です」「赤貝と　青柳パスして　玉子（黄）食う」（好楽）「日本経済です」「大赤字　青色吐息で　気（黄）が滅入る」（円楽）「昭和の子供です」「赤い頬　黄ばんだシャツに　青っぱな」（小遊三）「大月の青春時代は、まるでフランス文学のようでしたね」「口づけは（赤）レモンの香り（黄）　青い麦」（小遊三）「大陸から飛んで来る厄介物です」「青空に　黄砂が舞って　目がかゆい（赤）」（円楽）「買ったんだけど、忘れちゃったんです」「黄粉餅　苺大福（赤）　カビ生えた（青）」（木久扇）「私の所の故郷の鍋に入ってるもんだよ」「赤い肉　青い魚　パイナポー（黄）」（たい平）「幸せを運んでくれそうな気がします」「赤富士と　黄色いハンカチ　青い鳥」（好楽）（２０２１年４月１８日、「笑点」より）

  2022.04.16

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  合いの手都々逸（すごいねえ）

  「高校中退　将棋に生きる　（すごいねえ）　藤井聡太の　心意気」（円楽）「世界平和に　命を賭ける　（すごいねえ）　ほんとの悪は　戦争だ」（木久扇）「スカイツリーの　てっぺん登る　（すごいねえ）　あそこは何県　危険だよ」（三平）「詐欺に気付いて　通報したよ　（すごいねえ）　だって我が家は　息子なし」（たい平）「スーツ仕立てて　政治家目指す　（すごいねえ）　広く作った　袖の下」（円楽）「街で美人に　声かけてみた　（すごいねえ）　私の家は　どこでしょう」（木久扇）「富士山頂で　立ちションしたよ　（すごいねえ）　しぶきが掛かる　静岡県」（小遊三）「じゅげむじゅげむ　ごこうのすりきれ　（すごいねえ）　やっとここまで　覚えてる」（好楽）「コロナ太りで　ジョギング始め　（すごいねえ）　ご飯がうまいと　また太る」（三平）「山田隆夫が　ユーチューバーに　（すごいねえ）　炎上したよ　髪の毛が」（たい平）「東京大月　セスナで飛んだ　（すごいねえ）　翼よあれが　パリの灯だ」（小遊三）「熱燗二本　CD出した　（すごいねえ）　売れるかヒヤヒヤ　しています」（好楽）「紅白目指して　CD出した　（すごいねえ）　今じゃ畑の　烏よけ」（円楽）（２０２１年３月２８日、「笑点」より）

  2022.04.09

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  「楽器を置きました」

  「ゴルフ場にトランペットとピアノとベースを置きました」「どうなりました？」「いいスイングしてます」（小遊三）「レジで並ぶ所の横にですね、トロンボーンを置いたんですよ」」「どうなりました？」「スライドを伸ばすと、丁度いいディスタンスになるんです」（円楽）「渋谷のスクランブル交差点の大型ビジョンに和太鼓と小太鼓を置きました」「どうなりました？」「話題にはなりましたが、誇大広告だと言って、怒られました」（三平）「京都の駅にお琴を置きました」「どうなりました？」「良く似合いますねえ、京都は古都ですから」（好楽）「緊急事態宣言下に渋谷に小池さんが笛を置いたんです」「どうなりました？」「若者は笛吹けど踊らずでした」（円楽）「ストリップ劇場に鼓を置きました」「どうなりました？」「伴奏が全部、よーっ、ポンポンポンポン、スッポンスッポン」（小遊三）「寄席しのぶ亭にオーボエを置きました」「どうなりました？」「あたしの落語はみんな、うろオーボエ」（好楽）「迷子センターにドラムを置きました」「どうなりました？」「おかあさ～ん、ドコドコドコドコドコドコドコ、おかあさ～ん、ドコドコドコドコドコドコドコ」（木久扇）「木久扇さんの家にエレキギターを置きました」「どうなりました？」「バカバカバカバカバカバカバカ」（円楽）「温暖化に悩む地球に和太鼓を置きました」「どうなりました？」「いい温度（音頭）になりました」（好楽）（２０２１年２月２８日、「笑点」より）

  2022.04.06

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  「半額にします」

  「この不況とコロナ禍で国会議員の報酬を半額にします」「やったあ！」「それくらい言い出す政治家はいねえのかなあ」（円楽）「ラーメン屋なんですが、開店祝いで今日は半額です」「やったあ！」「麺だけにしますか、スープだけにしますか？」（木久扇）「レストランなんですがねえ、バイキング７時５０分から半額にします」「やったあ！」「８時閉店ですけど」（小遊三）「うちの産婦人科はですねえ、３日と９日に来た方は半額にしてるんです」「やったあ！」「選んでくれてサンキュー」（好楽）「あたしは医者なんですがねえ、今日は手術代が半額です」「やったあ！」「切るのはあたしなんですが、縫うのは患者さんです」（木久扇）「寿司屋なんですが、バイトのぼくが握った寿司は半額にします」「やったあ！」（スマホを見ながら）「一寸待って下さいね、握り方、あっ、これでいいんだ。ハイ、お待ち～」（たい平）「オレは殺し屋だがなあ、金に困ってる奴の依頼は半額だぜ」「やったあ！」「その代わり、相手は半殺しだ」（円楽）「うち居酒屋、黙食、黙って食べると半額になるんですよ」「やったあ！」「あっ喋った、全額頂きます」（三平）「寄席ですがねえ、着物で来た女性の方は半額にしますよ」「やったあ！」「長襦袢なら、そのまた半額、腰巻だったら」（小遊三）「デパートなんですけれど、ランドセルを１０個以上買うと半額にします」「やったあ！」「だって、あなた、施設の子供たちにプレゼントするんでしょ」（たい平）「あたし、落語会の主催者なんですが、客離れもしていることですし、好楽独演会は半額にさせて頂きます」「やったあ！」「１５０円頂きます」（円楽）（２０２１年２月２１日、「笑点」より）

  2022.03.09

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  なぞ解き合いの手都々逸

  「ヤジも飛ばずに　静かな議会」「その訳は？」「みんな居眠り　してやがる」（円楽）「社員一人も　出張しない」「その訳は？」「みんなおうちで　テレワーク」（三平）「年はとっても　白髪はできぬ」「その訳は？」「それもその筈　かつらです」（好楽）「あたしに集まる　女性の視線」「その訳は？」「ここは女性　専用車」（小遊三）「お金を払わず　電車に乗った」「その訳は？」「だって私は　運転手」（たい平）「うちのかみさん　野球のキャッチャー」「その訳は？」「しっかりホームを　守ってる」（三平）「二二が三で　二八が五」「その訳は？」「知らないあなたは　バカなのよ」（木久扇）「裁判官の　猥褻行為」「その訳は？」「判決（半ケツ）出して　見せました」（小遊三）「おぼんこぼんが　仲良く舞台」「その訳は？」「十年前の　再放送」（円楽）「死んだ筈だが　また立ち上がる」「その訳は？」「私の正体　ゾンビだぞ」（木久扇）「バスケやっても　全く痩せず」「その訳は？」「得意なプレーは　リバウンド」（たい平）「日本国でも　要るパスポート」「その訳は？」「大月実は　フランス領」（小遊三）「お魚なのに　大空泳ぐ」「その訳は？」「空一面の　鰯雲」（木久扇）（２０２１年２月７日、「笑点」より）

  2022.02.09

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  お笑い取調べ室

  「刑事さん、あたし、立ちションベンなんかしてませんよ」「ウソをつけ！」「かみさんに普段からきつく言われてるんですよ。外でもちゃんと座ってやりなさいよって」（小遊三）「刑事さん、オレ、人なんか切っちゃいませんよ」「ウソをつけ！」「落語家は、人を切らずに世相を切るんです」（円楽）「刑事さん、全国回って強盗なんかしてないって」「ウソをつけ！」「今、ゴートートラベルは一時中止でしょ」（たい平）「刑事さん、オレ、泥棒なんかしてないですよ」「ウソをつけ！」「三平って名前は、父の名前で、貰ったんです」（三平）「刑事さんねえ、あたし、ハッカーなんかしてませんよ」「ウソをつけ！」「あたし、バッカーなんです」（木久扇）「刑事さん、あたし、鰻の食い逃げなんかしてませんよ」「ウソをつけ！」「たれ込みがあったんですか」（好楽）「ちょっとちょっと刑事さん、待ってくれよ、オレが選挙違反？　冗談じゃない、選挙違反なんかしてないよ」「ウソをつけ！」「金貰ったけど、あいつに投票してないもん」（円楽）「刑事さん、あたし、女の下着なんか盗んでません」「ウソをつけ！」「あたしが盗んだのは、彼女のハートです」（小遊三）「刑事さん、あたしゃ、放火なんかしてませんよ」「ウソをつけ！」「あたしが火をつけたのは、彼女のハートです」（小遊三）「刑事さんねえ、オレね、無理やりね、笑点の司会をやりたいなんて言ってないんですよ」「ウソをつけ！」「無理やりじゃなくてね、局の意向もあるし、視聴者の意見もあるし、ツイッター見てもそうだし、この世界へ入ってもう５０年以上、笑点に入って４４年、三波伸介さんからずっと見てるから、昇太みたいに学級崩壊させないで、ピシッと収めろって言われれば収められますよ。ただ、オレが司会者だと、メンバーが軽くなっちゃうからね。だから、やらないでくれって」（円楽）（２０２１年２月７日、「笑点」より）

  2022.02.04

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  「ファイト！」

  （中島みゆきの「ファイト！」の曲が流れて）「ファイト！」「ハイハイ、あたしの名前ですか。不破イトと申しまして、８３歳、不破イト！」（木久扇）「ファイト！」「落語の仕事が全くないんだよ、ガンバロー。バイト！」（好楽）「ファイト！」「何ファイトだと。落語家生活６０年、笑点５０年、ニジウの縄跳びダンスをやっと覚えたあたしが又、ファイトなどという新しいことを振られて、ガンバラなくちゃいけねえ、なあ昇太さん」（木久扇）「ファイト！」「何ファイトだと。７０代が３人、８０過ぎが１人、こんな年寄りがガンバっている番組なのに、ファイトの一言で片付けられて、おらあ情けねえ」（円楽）「ファイト！」「有難う。酒を断って２日、女を断って３日、その言葉は有難い」（小遊三）「ファイト！」「この放送が終わって、実家に呼ばれて、ダメ出しが始まるんです」（三平）「ファイト！」「大器晩成と言われて７０年、若手のホープと言われて６０年、そろそろやるかな」（好楽）（２０２１年２月１４日、「笑点」）

  2022.02.02

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  キャリーバッグ

  （キャリーバッグを手にしながら）「これ、ホワイトハウスに送ってやろうかなあ」「どうしたの？」「トランプもそろそろ引っ越しだろう」（円楽）「これ、いいなあ」「どうしたの？」「大喜利が終わったら、貰って帰ってもいいのかなあ」（好楽）「あれっ、こんな所にキャリーバッグが落ちてるけど、誰のだろう、これ」「どうしたの？」「あっ、名前がキャリーパミュパミュって書いてある。このキャリーバッグはキャリーパミュパミュのキャリーバッグなんだね。はい、司会者さん、言ってみて下さい」（たい平）「え～ん、えん、えん」「どうしたの？」「新婚旅行に母が付いて来たんです」（三平）「我々は宇宙人、これから地球を旅行する」「どうしたの？」「入国しようとしたら、宇宙船の中で２週間待機せよと言われた。これでいいのか地球人、ポヨヨ～ン」（木久扇）「これ、使えるぞ～」「どうしたの？」「これ、踏み台にすると、女湯が見えるかも知れないな」（小遊三）「だけど、これに５人も入るかなあ」「どうしたの？」「聞いたらね、なんかオレ以外は笑点のお荷物らしいんですよ」（円楽）（キャリーバッグに向って）「もうすぐ着くからな」「どうしたの？」「弟子の新幹線代、浮かせるの」（好楽）「冗談じゃないよ～」「どうしたの？」「うちの弟子に無地の着物を入れてくれって言ったら、アジのヒモノが入ってるんだよ」（三平）「家中のお金を全部、これに入れてと」「どうしたの？」「あのねえ、家族が信用できないの」（木久扇）「これってね、他人の気がしないね」「どうしたの？」「よく滑るんだ、これ」（好楽）「もうしっかり用意はできてるんだけどなあ」「どうしたの？」「昔の笑点って、香港とかハワイのロケが一杯あったよね。ボクが来てから海外旅行は一切ないもんねえ」（たい平）「このバッグって、日本テレビのニュースエブリーと一緒だよね」「どうしたの？」「いいキャスターが付いてるよね」（三平）（２０２０年１２月２７日、「笑点」より）

  2022.01.26

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  替え句「美しく」

  本句「雪の降る　芝居かなしく　美しく」（初代　中村吉右衛門）「落語家の　使う日本語　美しく」（円楽）「我が一門　師弟の絆　美しく」（好楽）「五十五年　笑点の歩み　美しく」（木久扇）「湖に　映る富士山　美しく」（小遊三）「バラの花　三段腹より　美しく」（三平）「一本で　勝つ柔道は　美しく」（円楽）「もう一度　日本の政治　美しく」（木久扇）「貧しくも　生き方だけは　美しく」（好楽）「モナリザの　謎めく笑みは　美しく」（円楽）「盛付けも　器も和食は　美しく」（たい平）「くしくつう　逆さに読めば　美しく」（木久扇）「この顔は　呆れるほどに　美しく」（小遊三）「潔く　司会引き際　美しく」（円楽）「救命の　看護の姿　美しく」（たい平）「サクラサク　努力の上に　美しく」（三平）（２０２１年２月２１日、「笑点」より）

  2022.01.23

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  「いつも有難う」

  （夫が妻に向かって）「いつも有難う」「あら、ホワイトハウスを出たら、しおらしくなったわね」（円楽）「いつも有難う」「静岡はそれ？　大月はメルシー」（小遊三）「いつも有難う」「そんな言葉で戦場に送られた昔には戻りたくないわねえ」（木久扇）「いつも有難う」「そう言いながらプラットホームで背中押すの止めてよ」（好楽）「いつも有難う」「その気持ち、座布団で表してくれないかなあ」（三平）「いつも有難う」「今そんなこと言われたら、この離婚届どうするのよ？」（円楽）「いつも有難う」「よかったわね、還暦になってそういうことが言える相手ができたってこと」（たい平）「いつも有難う」「あなたは私を愛知県、私はあなたを秋田県、暫くさよならさよう奈良」（木久扇）（２０２１年１月３１日、「笑点」より）

  2022.01.20

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  「薬味がないぞ」

  「この柚子うどんに柚子がねえなあ」「なくたっていいでしょ」「そこは譲れない」（好楽）「あのねえ、牛丼に紅生姜がないじゃねえか」「なくたっていいでしょ」「もう、しょうがないなあ」（木久扇）「焼売に芥子ないじゃないか」「なくたっていいでしょ」「芥子がないのも辛いけど、来年から嵐が見られなくなるのはもっと辛いよね」（三平）「おい、キンピラに牛蒡が入ってないだろう」「なくたっていいでしょ」「お前、箱根駅伝好きだから、牛蒡抜きか。青学ガンバレ」（円楽）「おい、信玄餅にきな粉が入ってないじゃないか」「なくたっていいでしょ」「信玄餅ってのは、きな粉バラバラ、その辺に散らかすのがダイゴ味なんだよ」（小遊三）「おい、中華丼にウズラの卵が入ってねえじゃないかよう」「なくたっていいでしょ」「なくたっていいでしょって、お前の方に四つも入ってんじゃねえかよ」（たい平）「すき焼きに卵がないじゃないか」「なくたっていいでしょ」「肉もないじゃないか」（好楽）「あのねえ、ステーキの上にのってるクレソンがないよ」「なくたっていいでしょ」「つけてクレソン」（木久扇）「おいおめえ、麻婆豆腐の中にあれが入ってねえでねえかよう」「なくたっていいでしょ」「あれっておめえ、分かってんのかよう。豆板醤（トーバンジャン）だよう。おめえが入れる当番じゃん」（たい平）「おい、焼き肉のタレ、ないじゃん。あれっ、タレないじゃん」「なくたっていいでしょ」「あっ、コッチジャン」（円楽）「おいこら、焼きそばに青のりがかかってねえじゃねえか」「なくたっていいでしょ」「なかったらダメだあ、青のりは。おら、青のり県人なんだから」（たい平）（２０２０年１２月２０日、「笑点」より）

  2021.12.31

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  夫婦川柳（年の瀬編）

  ・酉の市　願いを込めて　熊手買う　その時、妻は　酉の市　買った熊手が　武器になる（円楽）・１２月　寒さ段々　増えてくる　その時、妻は　１２月　財布段々　冷えてくる（木久扇）・餅搗いて　腰を痛めて　横になる　その時、妻は　餅搗いて　はじから食べて　横になる（小遊三）・年賀状　上司に手書き　胡麻をする　その時、妻は　年賀状　書いてもムダよ　定年よ（好楽）・ずるずると　年越しそばを　食べる夜　その時、妻は　ずるずると　あなたと暮らした　五十年（円楽）・なまはげは　妻に比べりゃ　恐くない　その時、妻は　なまはげは　香葉子を裏で　呼ぶあだ名（三平）・帰省せず　お袋恋し　年の暮れ　その時、妻は　帰省せず　姑の顔を　見ずに済む（たい平）・お歳暮に　貰って嬉しい　冬の味　その時、妻は　お歳暮で　要らないものは　メルカリへ（円楽）・大晦日　ダウンタウンで　大笑い　その時、妻は　大晦日　紅白を観る　別の部屋（たい平）・大掃除　廊下や窓を　福井県　その時、妻は　大掃除　天井の蜘蛛の巣　鳥取県（木久扇）・通信簿　流石息子よ　オレの子だ　その時、妻は　通信簿　この子ほんとは　あの人の（小遊三）（２０２０年１２月６日、「笑点」より）　

  2021.12.26

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  こんなチョコレートはいやだ

  「こんなチョコレートはいやだ。　チョコレートの下に選挙よろしくねと書いて、金が入っているチョコレート」（円楽）「こんなチョコレートはいやだ。　まずいチョコ」（小遊三）「こんなチョコレートはいやだ。　楽屋口で、『ファンなんです、これ昇太さんに渡して下さい』と受け取ったチョコレート」（三平）「こんなチョコレートはいやだ。　歯医者さんがこっそり作る虫歯になりやすいチョコレート」（たい平）「こんなチョコレートはいやだ。　限定販売のショコラと言いながら、ショコラ中で売っているショコラ」（円楽）「こんなチョコレートはいやだ。　スタジオで、『三平さんの答えはキットカットです』と言われて渡されたチョコレート」（三平）「こんなチョコレートはいやだ。　口の中に入れると固くて固くて、痛い痛い痛いイタイチョコ」（木久扇）「こんなチョコレートはいやだ。　一粒で一日分の野菜が摂れますと書いてある胡散臭いチョコレート」（たい平）「こんなチョコレートはいやだ。　あたしより年上の女から、『はい口移し』と言われるチョコレート」（小遊三）「こんなチョコレートはいやだ。　落語二席やったら、『はいギャラです』と貰うチョコレート」（好楽）「こんなチョコレートはいやだ。　前の亭主が三人も変死している未亡人から貰ったチョコレート」（円楽）（２０２１年２月１４日、「笑点」より）

  2021.12.12

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  「値下げになりました」

  「毎月の携帯料金が値下げになりました」「どうなりました？」「公約を守ったというので、支持率は上がりました」（円楽）「予備校の授業料が値下げになりました」「どうなりました？」「講師が高井先生から安井先生に替わりました」（木久扇）「毎月の水道料金が値下げになりました」「どうなりました？」「値段の水増しが発覚したんです」（三平）「同じく水道料金を値下げしました」「どうなりました？」「これでお腹一杯水が飲めます」（好楽）「毎月の給食費が値下げになりました」「どうなりました？」「別に関係ないです。ずうっと払ってないから」（小遊三）「スイミングスクールの月謝が値下げになりました」「どうなりました？」「お家のお風呂からリモート授業になりました」（たい平）「毎月の新聞代が値下げになりました」「どうなりました？」「夕刊（勇敢）な決定だと朝刊（長官）から褒められました」（円楽）「毎月の電気料金が大巾に値下げになりました」「どうなりました？」「国民がワット驚きました」（三平）「同じく電気料金が値下げになりました」「どうなりました？」「意味が分からねえんだ。オレら秩父にはまだ、電気なんちゅうものは来てねえだから」（小遊三）「毎月の町会費が値下げになりました」「どうなりました？」「値下げになりましたと知らされたので、チョウカイと返事しました」（木久扇）「毎月支払っている駐車場代が値下げになりました」「どうなりました？」「ここでもう一台、車を買おうかと六代目円楽です」（円楽）「毎月恒例で行われているスーパーの刺身フェア、５時以降が過ぎて値が安くなりました」「どうなりました？」「好楽師匠がダッシュで買いに行きました」（三平）「好楽独演会のチケットを値下げしました」「どうなりました？」「それでも売れません」（好楽）「好楽と三平のギャラが値下げになりました」「どうなりました？」「当り前だと思います」（円楽）「毎月の光熱費が値下げになりました」「どうなりました？」「うちの家計に光がさしました」（木久扇）（２０２０年１２月１３日、「笑点」より）

  2021.12.10

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  「また逢う日まで」

  （尾崎紀世彦の「また逢う日まで」が流れる中で）「また逢う日まで逢える時まで～」「総理、こんな時期に解散ですか？」（円楽）「また逢う日まで逢える時まで～」「なに嵐が年内で活動休止、残念だなあ、杉作、嵐寛寿郎」（木久扇）「また逢う日まで逢える時まで～」「うるさいわねえ、閉め出した亭主が窓の外でずうっと、こっちを見て歌っているのよ」（たい平）「また逢う日まで逢える時まで～」「股逢う日までって、何かいやらしいよな」（小遊三）「また逢う日まで逢える時まで～」「また逢う日までって、先生、手術中ですよ」（円楽）「また逢う日まで逢える時まで～」「出番直前にプロデューサーにそう言われ、今全然、大喜利の答えが出て来ないんです」（三平）「また逢う日まで逢える時まで～」「また逢う日までって歌いながら、昇太兄さんの家から出て来たのは奥さんですよねえ、何かあったのかあ」（たい平）「また逢う日まで逢える時まで～」「また逢うったって、小遊三さん７３だし、円楽さん７０だし、好楽さん７０だし、また逢えるのかねえ」（木久扇）「また逢う日まで逢える時まで～」「また逢う日まで、ひまで、ひまで、ひまでしょうがねえ」（好楽）「また逢う日まで逢える時まで～」「たい平、お前がいなくなったら、オレ、友達いないじゃないか」（円楽）（２０２０年１２月６日、「笑点」より）

  2021.11.06

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  「体の為に始めました」

  「体の為に森林浴を始めました」「どうなりました？」「迷子になりました」（木久扇）「体の為にボクシングを始めました」「どうなりました？」「それなりに健闘（拳闘）しています」（三平）「体の為に筋トレを始めました」「どうなりました？」「顔はアラン・ドロンのまま、体はシュワルツネッガーになりました」（小遊三）「体の為にゴルフを始めました」「どうなりました？」「ボールに円楽って書いて、思いっきり引っぱたくと、よく飛ぶんですよ」（三平）「体の為に炭水化物抜きを始めました」「どうなりました？」「妻から折角ご飯炊いたのにって怒られて、食事抜きにされました」（たい平）「体の為にロッククライミングを始めました」「どうなりました？」「やっと女湯の壁をよじ登れるようになりました」（小遊三）「体の為に腕を鍛え上げました」「どうなりました？」「そうしたら落語の腕がどんどん上がり、今じゃ落語第七世代のリーダーになりました」（好楽）「体の為に頭の体操を始めました」「どうなりました？」「医者に言われました。体は８３歳だけど、頭は３歳だって」（木久扇）「私春風亭昇太ですが、体の為に腕立て伏せを始めました」「どうなりました？」「カミさんにすぐに土下座ができるようになりました」（たい平）（２０２０年１１月８日、「笑点」より）

  2021.10.19

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  合いの手川柳

  「定年後の暮らしで一句　定年後　田舎暮らしを　考える」「その時、妻は　定年後　熟年離婚を　考える」（たい平）「給料日で一句　給料日　今日は急いで　帰ります」「その時、妻は　給料日　振り込みだから　かまわない」（円楽）「披露宴で一句　披露宴　嫁ぐ娘に　父涙「その時、妻は　披露宴　ずうっと食べてる　お母さん」（木久扇）「テレワークで一句　テレワーク　のんびり家で　仕事する」「その時、妻は　テレワーク　亭主が家にいる　地獄」（小遊三）「落語家で一句　落語家は　私にとって　天職だ」「その時、妻は　落語家が　ダメになったら　転職だ」（三平）「ハブラシで一句　ハブラシで　オレの革靴　磨くなよ」「その時、妻は　ハブラシは　そのあと元に　戻したわ」（たい平）「ベランダで一句　ベランダで　煙草喫ってる　蛍族」「その時、妻は　ベランダに　亭主閉め出し　鍵かける」（小遊三）「缶ビールで一句　缶ビール　仕事の後の　お楽しみ」「その時、妻は　缶ビール　激しく振って　そっと出し」（たい平）「高級魚で一句　高級魚　たまには食べたい　マグロフグ」「その時、妻は　高級魚　今年はサンマは　買えません」（好楽）「初雪で一句　初雪や　妻の素肌を　思い出し」「その時、妻は　初雪や　夫埋めたい　積もる雪」（円楽）（２０２０年１１月１５日、「笑点」より）

  2021.10.15

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  「へい、お待ち」

  「へい、車エビお待ち」「うまそうだねえ」「おまけにシャコ（車庫）つけましょう」（円楽）「へい、大トロお待ち」「うまそうだねえ」「笑点の司会とおんなじで脂がのってるよ」（小遊三）「へい、鯛の刺身お待ち」「うまそうだねえ」「古いけどねえ、腐っても鯛だから大丈夫」（好楽）「へい、蛸お待ち」「うまそうだねえ」「あたし、味見したんですけどねえ、この美味しさは壺にはまってます」（三平）「へい、アマエビお待ち」「うまそうだねえ」「それは本当はアマビエだからね、それでコロナ退散」（円楽）「へい、烏賊お待ち」「うまそうだねえ」「いかにも」（木久扇）「へい、キスお待ち」「うまそうだねえ」「もっとこっちへお寄んなさいよ」（小遊三）「へい、キャビアの軍艦巻きお待ち」「うまそうだねえ」「これ旅行のお供に如何ですか、キャビア道連れって言いまして」（円楽）「さあ、クエだよ」「うまそうだねえ」「早く食え」（木久扇）「へい、穴子お待ち」「うまそうだねえ」「おなごも握るよ」（小遊三）「へい、大トロ１０貫お待ち」「うまそうだねえ」「そうでしょう、うまいのは昇太師匠に残しておいて、まずいのはこいつらが全部食べたから」（三平）「へい、サンマの握りお待ち」「うまそうだねえ」「今時こんな高級な魚食べられるの、あんただけだよ」（好楽）（２０２０年１１月１日、「笑点」より）

  2021.10.08

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  「久し振りだねえ」（その２）

  「講演会に顔を出すの久し振りですねえ」「ご無沙汰してます」「うちの先生は、選挙が近くなる時だけだもんなあ」（円楽）「うちの料亭に来るのお久し振りですねえ」「ご無沙汰してます」「あなたが来ると花があるから、場がぱっと明るくなるんですよ。料亭（両手）に花」（三平）「うちのサファリパークに来るの久し振りだねえ」「ご無沙汰してます」「丁度ライオンが腹空かしてんの、会ってやって」（木久扇）「うちの定食食べるの久し振りじゃない」「ご無沙汰してます」「バイトやめて、定職についたんだ」（小遊三）「うちのタピオカ屋に来るの久し振りだねえ」「ご無沙汰してます」「もっと新鮮なタピオカを食べさせようと思ってね、オタマジャクシに変えてからお客さんが全く来なくなってしまって」（たい平）「うちの鰻屋に来るの久し振りだねえ」「ご無沙汰してます」「鰻重にする、それともいつもの通り煙だけにする？」（好楽）「うちのパチンコ屋に来るの久し振りですねえ」「ご無沙汰してます」「前回は確か給付金貰った時、今回は何貰ったんですか？」（円楽）「昇太さん、うちの笑点に来るの久し振りだねえ」「ご無沙汰してます」「今ねえ、司会を山田隆夫がやってるよ」（木久扇）「うちのめがね屋に来るの久し振りですねえ」「ご無沙汰してます」「いえいえ、こちらこそコンタクト取るのを忘れてまして、どうも済みません」（三平）「うちの寿司屋に来るの久し振りだねえ」「ご無沙汰してます」「そうかも知れないやねえ。前回来た時、何か握ってって、オレ奥さんの手握っちゃったから」（小遊三）「あら昇太さん、うちの結婚相談所に来るの久し振りですねえ」「ご無沙汰してます」「何かあった？」（たい平）（２０２０年１０月２５日、「笑点」より）

  2021.10.05

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  「Go To ○○」

  「ちゃんと仕事してるか監視に行きましょう」「何ですか？」「Go To 永田町」（円楽）「７０歳過ぎたら行きましょう」「何ですか？」「Go To 巣鴨」（好楽）「かまぼこ等の練り物屋さんが始めました」「何ですか？」「Go To ハンペーン」（三平）「子供たちにいい社会を作りましょう」「何ですか？」「Go To 未来」（木久扇）「１８歳の皆さん、宜しくお願いします」「何ですか？」「Go To 選挙」（小遊三）「台風が来たら、ためらわずに急いでお願いします」「何ですか？」「Go To 避難所」（たい平）「エスカレーターばかりじゃほんとに足腰弱りますよ」「何ですか？」「Go To 階段」（円楽）「年を取ったら温泉に行きましょう」「何ですか？」「Go To 老後温泉」（好楽）「こういう肝試しはどうでしょうか」「何ですか？」「Go To 海老名家」（三平）「病院が混んでるときは、こっちの方へ行ってるんです」「何ですか？」「Go To 動物病院」（木久扇）「こういうバカな若者がいたのを覚えていますか」「何ですか？」「Go To アイスクリーム・ケース」（円楽）「笑って長生きしましょう」「何ですか？」「Go To 笑点」（木久扇）「昇太さん、何かあったのかなあ」「何ですか？」「Go To 結婚相談所」（たい平）「次へ行きましょう」「何ですか？」「Go To 二問目」（小遊三）（２０２０年１１月１日、「笑点」より）

  2021.10.03

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  「あなた、なに怒ってんのよ？」

  「あなた、なに怒ってんのよ？」「生命保険に入った途端によう、鮭と味噌汁がやけにしょっぱいんだよ」（円楽）「あなた、なに怒ってんのよ？」「お前ねえ、点滴の管を踏んでんだよ」（木久扇）「あなた、なに怒ってんのよ？」「オレ知ってんだぞ、お前も内緒で結婚相談所に通ってるんだろう」（たい平）「あなた、なに怒ってんのよ？」「お前のイクラ丼の方がオレのイクラ丼より３粒多いんだもん」（好楽）「あなた、なに怒ってんのよ？」「ずうっと家にいるけど、お前一体誰なんだよ」（小遊三）「あなた、なに怒ってんのよ？」「オレはさあ、医者呼んでくれって言ったんだよ。お前が呼んだのは獣医じゃないか」（木久扇）「あなた、なに怒ってんのよ？」「座布団１０枚で貰った電動自転車、ネットオークションで売れねえんだよう」（円楽）「あなた、なに怒ってんのよ？」「人生で初めて座布団９枚ためたのに、何でもう１枚くれないんだよう」（三平）「あなた、なに怒ってんのよ？」「それがさあ、何で怒ってんのか思い出せねえんだよ」（木久扇）「あなた、なに怒ってんのよ？」「お前、夫婦の寝室のベッドの真ん中に何でアクリル板を立てるんだよ」（たい平）（２０２０年１０月２５日、「笑点」より）

  2021.09.27

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  本歌取り（柿くへば）

  柿くへば　鐘が鳴るなり　法隆寺（正岡子規）・そば食えば　鐘が鳴るなり　除夜の鐘（円楽）・菊食えば　私の名前が　変わります（菊食おう）（木久扇）・鯖食えば　ほんとに血圧　落ちるのかい（小遊三）・トロ食えば　金がなくなり　大赤字（好楽）・カツ食えば　すぐにもたれる　中高年（三平）・カニ食えば　みんな無言で　食事です（コロナ対策）（たい平）・鯛食えば　今サンマより　安いかも（円楽）・パン食えば　セットで付きます　カプチーノ（大月）（小遊三）・寿司食えば　レーンにそうっと　皿戻す（好楽）・毒食えば　政治家として　一人前（円楽）・エビ食えば　口角（甲殻）上がり　笑顔です（三平）・桃食えば　お肌ピチピチ　ピーチピチ（小遊三）・葱食えば　下ネタ（下仁田）だろうと　小遊三さん（たい平）・モツ食えば　一個でずうっと　味がもつ（好楽）・餅食えば　弟子と家族が　心配し（木久扇）（２０２０年１１月８日、「笑点」より）

  2021.09.25

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  「なに怒ってんの？」

  「なに怒ってんの？」「何度言ったら分かるのよう。あなたの家は隣でしょ」（木久扇）「なに怒ってんの？」「あなたがリモートワークで、毎日家にいるでしょう。何かイライラするのよ」（円楽）「なに怒ってんの？」「怒ってんじゃないのよ。笑ってんのよ」（小遊三）「なに怒ってんの？」「怒るのは当り前じゃないの。動物園へ連れてってくれるっていうから、行ったらさあ、馬しかいないじゃないの」（好楽）「なに怒ってんの？」「サンマを焼いといてって言って、サンマを焦がしたから怒ってるんじゃないの。お家を焼いたじゃないの」（たい平）「なに怒ってんの？」「なに怒ってんのって言ったってねえ、なに怒ってたのか忘れちゃったじゃないのよう」（木久扇）（２０２０年１０月１１日、「笑点」より）

  2021.09.22

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  円楽グッズ

  （司会：円楽）「円楽手帳っていうのはどうですかねえ」「いいねえ」「開けてみると、今日用がある（教養がある）」（三平）「円楽サーフボードというのはどうですか」「いいねえ」「波に乗ってますからね」（好楽）「円楽茶碗というのはどうですか」「いいねえ」「器が大きいのが自慢です」（小遊三）「円楽湯沸かし器なんていうのはどうですか」「いいねえ」「人気沸騰」（木久扇）「円楽ゴム風船というのはどうですか」「いいねえ」「みんなの期待が詰まってます」（昇太）「円楽スパイクタイヤってのはどうですか」「いいねえ」「絶対に滑らないんです」（小遊三）「円楽醤油は如何でしょうか」「いいねえ」「紫と呼ばれて、粋な寿司屋にしか置かれないんです」（たい平）「円楽鉄道会社っていうのはどうでしょうか」「いいねえ」「客を乗せるのがうまいんですよ」（三平）「円楽辞書っていうのはどうでしょうか」「いいねえ」「この辞書に不可能の文字はない」（昇太）「円楽リュックというのはどうでしょうか」「いいねえ」「落語界を背負っていく方です」（好楽）「海のパイナップルと呼ばれているホヤを円楽ホヤとして売り出したらどうでしょうか」「いいねえ」「好きな人は大好きですが、嫌いな人は大嫌いです」（たい平）「円楽新聞というのはどうでしょうか」「いいねえ」「理屈っぽくて、つまんないです」（木久扇）「円楽ハンコっていうのはどうでしょうか」「いいねえ」「印鑑じゃなくて、反感をかわれます」（好楽）「円楽ブーメランっていうのはどうでしょうか」「いいねえ」「根性と一緒で、かなり曲がっています」（三平）「円楽核ロケットというのはどうでしょうか」「いいねえ」「地上からなくなって欲しいです」（昇太）「円楽ドローンというのはどうでしょうか」「いいねえ」「浮くだけ浮いてやがらあ」（小遊三）「円楽サンドバッグっていうのは如何でしょうか」「いいねえ」「みんなに持ち上げられ、吊るされた後は、ボコボコにされます」（たい平）「円楽ソースっていうのはどうでしょうか」「いいねえ」「缶の中に入っていまして、円楽ソース缶（総好かん）」（三平）「円楽ブラウン管テレビというのはどうでしょうか」「いいねえ」「古いからもう使い物にならない」（木久扇）「もう一冊、円楽辞書というのはどうでしょうか」「いいねえ」「この辞書に友達という文字はない」（昇太）（２０１８年４月１日、「笑点」より）

  2021.09.20

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  「な～んでか、フラメンコ」

  「テニスの好きな人は、IT企業に向いているらしいね。な～んでか」「それはね、ネットを使ってサービスするからだって」「隣の家の巨人ファンの子供に観戦チケットをあげるって言ったら、要らないよボクはだって。な～んでか」「それはね、ボク今年はカンセン（感染）したくないからだって」「あるパーティーで麻生さんがスガ総理のことを２回もカン総理って言ったの。カン総理じゃなくて、スガ総理でしょって注意したら、間違いねえんだよって。な～んでか」「それはね、ただのカン違いだからだって」「庶民の味だったサンマの値段があんなに上がったら、仲々手が出ない。それで、サンマの顔をじっと見ていると、今年のサンマは目付きが悪い。な～んでか」「それはね、サンマに訊いたら、今年はフリョウ（不良）なんだって」「長良川温泉へ行くと、バスが遠回りするんだって。な～んでか」「それはね、長良川はウカイ（鵜飼い）するんだって」「司会の昇太さんの眼鏡の奥を見ると、オレは日本一の司会者だろうって自慢しているように見えるんだって。な～んでか」「それはね、あの人、眼鏡を耳にかけないで鼻にかけてるんだって」（２０２０年１１月１日、「笑点」より）

  2021.09.12

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  大喜利改革案

  （司会：円楽）「大喜利をスカイツリーでやったらどうでしょうか」「大丈夫？」「あっ、必要ないか。今日はとっくに視界（司会）がいいから」（昇太）「手を挙げた人はすぐに指すというのはどうでしょうか」「大丈夫？」「答えを忘れちゃうんですよね」（木久扇）「メンバーにアラン・ドロンを入れたらどうでしょうか」「大丈夫？」「あっ、ここに一人いるか」（小遊三）「大喜利を後楽園ホールを離れて、全国営業で回ったらどうでしょうか」「大丈夫？」「茨城県へ行ってごらんなさい。大笑い（大洗）しますよ」（好楽）「噛んだら座布団を取り上げるっていうのはどうです」「大丈夫？」「ハイ、取り上げて」（三平）「１問目と２問目の間にカーリング娘のようにモグモグタイムを作ったらどうでしょうか」「大丈夫？」「たい平カレーを食べたらいいですね」（たい平）「問題によってお爺さんのかつらをかぶる時がありますが、あれ禁止にしませんか」「大丈夫？」「ええ、かぶらなくてもお爺さんだもの」（昇太）「笑点の問題をもっと知的なレベルに上げたいと思います」「大丈夫？」「そうか、答えるのはオレしかいないか」（木久扇）「若返りを図って、座布団運びを鈴木フクくんにしたらどうでしょうか」「大丈夫？」「それを彼に話したら、もうそう思っていたんだって言ってました」（たい平）「そでにいる看護師さんだけでなく、お医者さんも呼んだらどうでしょうか」「大丈夫？」「なんなら、お坊さんも」（三平）「いい答えの時は、右手を挙げます。一寸悪いかなと思ったら、左手を挙げます。分からない時は、両手を挙げます」「大丈夫？」「ええ、お手上げ」（木久扇）「問題を出したら、一日経って答えるというのはどうでしょうか」「大丈夫？」「あたしねえ、家に帰ってからひらめくんですよ」（好楽）「毎回毎回、司会者を変えていくというのはどうでしょうか」「大丈夫？」「こっちに座って分かったんですが、誰がやっても変わらない気がして」（昇太）「一問しかやっていないんですが、何かしっくり来ないので、元の司会者に絶対戻した方がいいと思うんですよ」「大丈夫？」「大丈夫ですよ。歌丸師匠に戻すだけですから」（たい平）（２０１８年４月１日、「笑点」より）

  2021.09.07

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  「凍らせました」

  「梅干を凍らせました」「どうなりました？」「すっぱいしました」（木久扇）「投票箱を凍らせました」「どうなりました？」「薄氷（白票）になりました」（円楽）「日本製品を凍らせました」「どうなりました？」「メイド・イン・コーリヤになりました」（好楽）「大泥棒を凍らせました」「どうなりました？」「解けたら怪盗（解凍）ルパンになりました」（三平）「松岡修造さんを凍らせました」「どうなりました？」「熱すぎてすぐに融けました」（たい平）「合唱団を凍らせました」「どうなりました？」「立派なコーラスになりました」（三平）「秋田のキャバクラを凍らせました」「どうなりました？」「カマクラになりました」（小遊三）「動物園を凍らせました」「どうなりました？」「豹が一番の人気になって天下を取りました。これを氷点下（豹天下）と言います」（円楽）「世界中の兵器を凍らせました」「どうなりました？」「世界中の指導者がもう戦争はこーりごりだと言ってました」（木久扇）「お客様を凍らせました」「どうなりました？」「済みません、三平です」（円楽）（２０２０年１０月１８日、「笑点」より）

  2021.09.03

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  前句付け（長くなったり、短くなったり）

  　前句付けーー「長くなったり　短くなったり」「世の中は　景気次第で　スカートが　長くなったり　短くなったり」（小遊三）「宴会が　おごりかどうかで　飲む時間　長くなったり　短くなったり」（好楽）「お散歩は　毎日違う　帰り道　長くなったり　短くなったり」（木久扇）「ピノキオが　嘘をつく度　鼻の先　長くなったり　短くなったり」（三平）「ポスト安倍　支持率次第で　政権が　長くなったり　短くなったり」（円楽）「ゴルフ場　カップを目指し　アプローチ　長くなったり　短くなったり」（たい平）「笑点の　座布団運びは　実力で　長くなったり　短くなったり」（山田隆夫）（２０２０年９月１３日、「笑点」より）

  2021.08.15

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  「待ち侘びる」川柳

  ・待ち侘びる　山梨県に　海の家（小遊三）・待ち侘びる　落語の仕事　入る日々（好楽）・待ち侘びる　通帳を手に　入金を（木久扇）・待ち侘びる　倅と共に　一杯を（三平）・待ち侘びる　秋から司会が　替わります（円楽）・待ち侘びる　各地の祭り　できる日を（たい平）・待ち侘びる　再び紅白　ズートルビ（山田隆夫）（２０２０年８月２日、「笑点」より）・待ち侘びる　コロナの完全　終息を（偏屈老人）

  2021.08.05

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  「キッチンカーが来るんです」

  「老人ホームにキッチンカーが来るんです」「何売ってるんですか？」「お祖父さんと一緒に食べなさいと言って、ソフト（祖父と）クリーム」（木久扇）「秩父夜祭にキッチンカーが来るんです」「何売ってるんですか？」「いい出し（山車）が出る鍋料理」（たい平）「両国国技館にキッチンカーが来るんです」「何売ってるんですか？」「幕の内弁当です。でも、余り売れずに残った、残った」（三平）「国会議事堂前にキッチンカーが来るんです」「何売ってるんですか？」「牛タンダブルの二枚舌弁当」（円楽）「オークション会場にキッチンカーが来るんです」「何売ってるんですか？」「イクラ丼にハウマッチ丼」（好楽）「赤ん坊がいる託児所にキッチンカーが来るんです」「何売ってるんですか？」「夜泣きそば」（小遊三）「私の教会にキッチンカーが参ります」「何売ってるんですか？」「カニタマラーメン」（円楽）「犬が日向ぼっこしている所にキッチンカーが来るんです」「何売ってるんですか？」「ホットドッグ」（木久扇）「暴走族の集会にキッチンカーが来るんです」「何売ってるんですか？」「パエリヤ、パエリヤ、パエリヤ、パエリヤ！」（たい平）「目黒にキッチンカーが来るんです」「何売ってるんですか？」「勿論サンマなんですが、殿様商売なんです」（円楽）「宝塚歌劇団の会場にキッチンカーが来るんです」「何売ってるんですか？」「ツミレ鍋ですよ」（好楽）「赤穂浪士が眠っている泉岳寺にキッチンカーが来るんです」「何売ってるんですか？」「力（主税）うどんで、おのおの方、モチ入りでござる」（木久扇）「取り調べ中の警察にキッチンカーが来るんです」「何売ってるんですか？」「カツ丼じゃなくて、白い飯、白米（吐くまい）」（小遊三）（２０２０年４月１９日、「笑点」より）

  2021.07.29

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  女優、歌手いろいろ

  「泣き虫の女優は？」「ウェット（上戸）彩」「会うとムラムラする女優は？」「春（波瑠）」「甘～い女優は？」「あん（壇）蜜」「バアさんなのに乙女チックな名前の女優、歌手は？」「吉永小百合、石川さゆり」「鐘を鳴らしながらトイレに入り、流せないくらい大きなウンチをする歌手は？」「和田アキ子」「不定冠詞をつけると雑誌の名前になる女優は？」「an an（杏）」「死ぬまで囀っていた歌手は？」「美空ひばり」「高村光太郎が好きな女優は？」「倍賞千恵子」「冬になると綺麗になる歌手は？」「坂本冬美」「漢字が書けない女優は？」「倉科カナ」「徳川の末裔の女優は？」「宮崎あおい」「初冬を思わせる女優は？」「小雪」

  2021.07.27

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  「人は何故、眠るのか」

  「人は何故、眠るのか」「私の場合、他にやることがないから」（好楽）「人は何故、眠るのか」「国会議員になるのが目標で、日本の将来なんか気にしてないから」（円楽）「人は何故、眠るのか」「家電量販店のマッサージチェアが気持ち良過ぎるから」（たい平）「人は何故、眠るのか」「ラーメンの鳴門の渦をじっと見ている内に眠くなる」（木久扇）「人は何故、眠るのか」「オレの寝顔が好きだって言う女がいるから」（小遊三）「人は何故、眠るのか」「私の場合、今日やった失敗を忘れるため」（三平）「人は何故、眠るのか」「お会計の時、『仕方ないなあ、寝ちゃってるよ』と言って、他の人が会計を済ませるのを待つため」（好楽）「人は何故、眠るのか」「夢の中で、大好きな歌丸師匠に会えるから」（円楽）「人は何故、眠るのか」「昨日、いい枕を買ったから」（木久扇）「人は何故、眠るのか」「間違って自分の落語のテープを聴いたから」（好楽）（２０２０年４月１９日、「笑点」より）

  2021.07.24

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  キャチャーからバッターへの囁き

  「おい、お前、憲法改正をどう思う」「うるさいなあ」「野球選手だろう、球場（９条）は大切にしろよ」（円楽）「おい、お前、雨男だってな」「うるさいなあ」「球を打てん（雨天）だろう」（木久扇）「このピッチャーな、頭を洗うのが好きなんだよ」「うるさいなあ」「先発（洗髪）ピッチャーだからな」（小遊三）「次のボールはな、水戸黄門だぞ」「うるさいなあ」「インロー（印籠）で勝負よ」（木久扇）「お前の名前、何だったかなあ、忘れちゃったよ」「うるさいなあ」「一塁、二塁、三塁、四塁、五塁、六塁、七塁、八塁、ああ八村塁だ」（たい平）「オレのアイディー野球は、相手チームのデータが全部、頭に入ってるんだぞ」「うるさいなあ」「まあ、うろ覚えだけどな」（好楽）「おい、バッターよう、前のチャックがあいていて、小さなバットが飛び出しちゃってるぞ」「うるさいなあ」「締まっていこうっ！」（たい平）（２０２０年３月２９日、「笑点」より）

  2021.07.05

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  ナゾかけ（出来事）

  「いよいよ開幕のプロ野球やJリーグとかけて、ストリートダンサーと解きます」「その心は、待ちに待って（街に舞って）ました」（昇太）「賭け麻雀とかけて、ストリップ劇場のお客と解きます」「その心は、パイに触っちゃいけません」（小遊三）「笑点初の無観客収録とかけて、リニア新幹線と解きます」「その心は、完成（歓声）を望んでおります」（好楽）「鬼滅の刃とかけて、真っ白い犬と解きます」「その心は、面白い（尾も白い）」（木久扇）「マスクとかけて、三歳の倅と歌う童謡とと解きます」「その心は、『ゾーサン、ゾーサン』、増産されて手に入りやすくなりました」（三平）「藤井聡太七段が最年少で挑むタイトル戦とかけて、このお盆に故郷へ帰ろうと思っている人と解きます」「その心は、棋聖（帰省）を目指します」（円楽）「延期になった東京五輪とかけて、誰も食べない木久蔵ラーメンと解きます」「その心は、いや～のびちゃったねえ」（たい平）「リモート大喜利で自宅待機している山田隆夫とかけて、うな重にかかっている山椒と解きます」「その心は、目立たないけれど無くてはならない」（山田）（２０２０年７月５日、「笑点」より）

  2021.06.27

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  「手を洗おう」

  「さあ、手を洗ったら、顔も洗わなきゃな」「どうしたの？」「お客が顔を洗って出直して来いって言うんだ」（好楽）「手を洗うんだけど、水が出ないな」「どうしたの？」「ああ、キミん所は水いらずか」（小遊三）「あたしの名前ですか」「どうしたの？」「アライタマエ（洗い給え）です」（木久扇）「回転寿司の前に手を洗おうっと、アッチッチ」「どうしたの？」「お茶入れる所で洗っちゃった」（三平）「まだかなあ」「どうしたの？」「勘定が済むまでトイレで手を洗ってるんだ」（好楽）「私理容師なんだけど、手の汚れが落ちないなあ」「どうしたの？」「今、山田の頭をやったばっかりなんだ」（たい平）「ウィルスにうつらない為には手を洗わなくちゃね」「どうしたの？」「最近（細菌）気がついたんです」（木久扇）（２０２０年３月２９日、「笑点」より）

  2021.06.17

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  「じ・た・く」織りこみ川柳

  ・人生は　たまに楽あり　苦もあるさ（水戸黄門）・ジェラートと　タピオカまぜて　クロワッサン（小遊三）・実力は　多分名人　クラスかな（好楽）・時空越え　タイムマシンで　公卿に会い（木久扇）・呪縛霊　タンスの横に　黒い影（三平）・GDP　立ち直せるか　下り坂（円楽）・自主練で　沢山吹いた　クラリネット（たい平）・じっとして　ただ寝てたのに　くたびれた（山田）（２０２０年６月２１日、「笑点」より）

  2021.05.24

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  本歌取り（せんりゅう・その３）

  雪とけて　村いっぱいの　子どもかな（一茶）・うんざりだ　嘘いっぱいの　永田町（円楽）・懐かしい　１いっぱいの　通信簿（木久扇）・独演会　客いっぱいの　夢を見る（好楽）・山梨は　山いっぱいの　山なし県（小遊三）・ランドセル　夢いっぱいの　一年生（三平）・祭壇は　花いっぱいの　月見草（たい平）・見下ろせば　川いっぱいの　花筏（円楽）・玄関に　靴いっぱいの　大家族（好楽）・せつないぜ　胸いっぱいの　片想い（小遊三）・暖冬で　笊いっぱいの　青野菜（三平）・食べ飽きた　さしいっぱいの　神戸牛（円楽）・円楽は　友いっぱいの　夢を見る（たい平）・越後屋が　箱いっぱいの　小判出す（木久扇）・信長は　弾いっぱいの　銃で勝ち（円楽）（２０２０年３月１５日、「笑点」より）

  2021.05.09

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  「離脱するらしいよ」

  「埼玉が日本から離脱するらしいよ」「ほんと？」「映画『翔んで埼玉』を観て影響されたみたい」（たい平）「あのお好み焼で有名な大阪が日本から離脱するらしいよ」「ほんと？」「この話、引っくり返されたみたい」（好楽）「草津が日本から離脱するらしいよ」「ほんと？」「離脱したら、いい湯（EU）に入るんだ」（三平）「石川県が日本から離脱するらしいよ」「ほんと？」「県の北部の人間はノーと（能登）言えないらしい」（円楽）「将棋の町天童が日本から離脱するらしいよ」「ほんと？」「でもね、将棋連盟から待ったが掛かった」（小遊三）「桜島で有名な鹿児島が日本から離脱するらしいよ」「ほんと？」「ハイ（灰）」（木久扇）「兵庫県が日本から離脱するらしいよ」「ほんと？」「大変お世話になりましたと頭（神戸）を垂れていました」（好楽）「徳島県が日本から離脱するみたいだよ」「ほんと？」「えらいこっちゃ、えらいこっちゃと騒いでいるらしいけれど、あそこは阿波の国、慌てない慌てない」（三平）（昇太に向かって）「あんたんとこ静岡が日本から離脱するらしいよ」「ほんと？」「これで富士山は山梨のもんだ」（小遊三）「美味しい葱で有名な下仁田町が日本から離脱するらしいよ」「ほんと？」「小遊三と組んで下ネタ王国を作るんだって」（たい平）「山形県が日本から離脱するらしいよ」「ほんと？」「では（出羽）さようなら」（木久扇）「小遊三師匠の故郷大月が日本から離脱するらしいよ」「ほんと？」「離脱って言うより脱落だよね」（たい平）「あれガセネタ、大月が日本から離脱するんだ」「ほんと？」「元々フランスだからな」（小遊三）（２０２０年３月１５日、「笑点」より）

  2021.04.29

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