タルト・スリジェ 店名が名前になっているお菓子 和泉シェフのアントルメ 会<9~11> @サロン・ド・テ・スリジェ
お菓子屋さんの名前がそのままお菓子の名前になっていると、そのお店を代表するお菓子かな、と思い、初訪問の時には必ず買うようにしています。華麗なケーキが並ぶ店内でも、お店の名前がついたお菓子は意外に素朴な焼き菓子だったりすることが多いんですよ☆ 例えば、 パティスリー キャロリーヌの『キャロリーヌ』中川二郎シェフは“キャロリーヌ=小さいニンジン”を、バターとアーモンドの香り高いシンプルな細長い焼き菓子として表現。(『キャロリーヌ』のレシピは『人気パティシエが教える評判の焼き菓子』に掲載) アン・プチ・パケの『アン・プチ・パケ』及川太平シェフの作るこのお菓子は、飾り気が全くない、拍子抜けするほどぶっきらぼうなメレンゲとバターの丸デコ型焼き菓子。シンプルすぎるその外見ですが、食べるとなんとなく心惹かれ、リピートしたくなる不思議な魅力が。 他に、店名がお菓子の名前になっているものをご存知でしたら、どうか教えて下さいね☆ それでは、サロン・ド・テ スリジェ(フランス菓子スリジェ)では?和泉シェフの頭文字から名付けた『 I 』に続き登場するのは…『タルトスリジェ』 Tarte cerisier φ12cm 1,050円 和泉シェフのアントルメ会の最後を飾るのは、三種類のタルト。スリジェでは、φ12cmの可愛らしいサイズで数種のタルトを展開しています。上品な丸い箱に入ったこれらのタルトは、なんと全ての生地を(同じパート・シュクレでも全て)、フィリングにあわせ微妙に配合を変えています。さすが、生地にこだわる和泉シェフ その中に、絶対にはずせない『タルトスリジェ』が。 cerise(スリーズ)=さくらんぼ cerisier(スリジェ)=桜の木 軽くて甘くないブリゼ生地、ピスタチオのクレームダマンド、さくらんぼのキルシュ漬けを組み合わせ、表面にはサクサクした食感のシュトロイゼル(ソボロ)を。小さいけれど非常~に印象深く、相性のよい完成された味わい ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~『タルト・オ・ミラベル・オ・フリュイ』 シルパンの上で焼いているので底は網目状でまっ平ら ミラベル(黄すもも)参考写真 φ3cmほどの(杏に似た)ミラベルを中心に、洋梨、さくらんぼ、グロゼイユ、カシスを焼きこんだ贅沢なタルト。やや厚めに敷きこんだ生地がしっかり。見た目の艶やかな美しさも魅力的~♪ ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~『タルト・オ・ザブリコ』 abricot(アブリコ)=アプリコット(杏) クレーム・フランジパーヌ(クレームダマンド+クレームパティシエール)の上の肉厚なアプリコットがふっくらとして豊かな印象。酸味がきいています♪ 長きにわたってご紹介してきました今回の和泉シェフのアントルメ会は、この3種のタルトを含め、全11種類。プティガトーだけでは味わえない、アントルメならではの楽しさをたっぷり堪能しました~主催者であり『アフター6のスイーツマニア』の著者・平岩理緒さんに感謝!「8人でアントルメをわけあう会」という人数設定は絶妙。 私は<1,2,3,4,5,7>の6個をその場で食べ、それ以外はお持ち帰りにしてその晩から翌朝にかけていただきましたが、この8人の半分くらいの人は全てを食べきり、さらにこの後、ノリエットとフラウラに寄ってまだ食べるという超人ぶりを発揮。スイーツマニアの世界って、どこまで深いの~私なんて、まだまだまだまだ。 2009年4月5日 和泉光一シェフ ※掲載許可をいただいています 和泉シェフ、スリジェのスタッフの皆様、本当に楽しいひとときをありがとうございました! ※和泉シェフは、2009年4月20日を最終日としてサロン・ド・テ・スリジェを卒業されました。 『主張する生地』 和泉光一・著アントルメの会 もくじ和泉シェフのお菓子・講習 スリジェ時代フランス菓子 スリジェ(サロン・ド・テ・スリジェ)東京都調布市小島町1-35-8042-487-06751F ケーキショップの営業時間10:00~20:30地下のティールーム営業時間 ティールーム復活!12:00~17:30(L.O.) 18:00閉店定休日 水曜京王線調布駅下車徒歩2分 地図※調布駅の反対側のフランス料理とサロン・ド・テ・スリジェのデザートやお菓子は、和泉シェフのものではありません店名が名前になっているお菓子は必ず食べなくては!と思われたら、 ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ↓ ↓ ガレットのお菓子日記 Home