斬新なデザインのオペラ・オペラ食べ比べ会詳細<5>
チョコレートとコーヒーのバランスが魅力のクラシックなフランス菓子『オペラ』といえば長方形が定番ですが、これもオペラと呼んでいいの?という斬新な形のものが登場しました。オペラの会<2>のページにパリ・オペラ座の写真を載せましたが、この建物をイメージして作られたお菓子という歴史を考えると、長方形であってほしい…かと。でも、「パリ・オペラ座の上の丸いドームをイメージしました」とか「オペラグラスの丸いイメージですよ」とか、何か別の意図でお作りになっていらっしゃるのかもしれません。何故「丸」なのか、シェフにお伺いしてみたいところです。 パティスリー・マリアージュの『オペラ』 真横から見るとブログ友達のカシュカシュさんにご指摘いただきました。「オーストラリアのオペラハウス」…このイメージかもしれませんね!サントノーレ口金で絞った3つのクレーム・オー・ブール・カフェが、月と星の模様をつけて丸く抜いたチョコレートのプラケットを支えている繊細なデザイン。土台は、なんとダコワーズ生地! マトファ 口金サントノーレさて、いただいてみましょう。印象的なのはコーヒーか、ガナッシュか、お酒か、ナッツか、ふわっとしているのか、ガツンと強い味なのか。今まで試食してきた様々なオペラが頭をよぎります。いざ、一口。大胆に崩して全体を口にします。ガリッ!ガリガリガリッ、ボリボリガリッ……そうきましたか。。。まずなんといっても口の中で、ローストカカオニブ(砕いたカカオ豆)のガリボリ感がはじけます。結構粒が大きく量もあるので、ひとしきりおさまるまで、ひたすらガリガリと。…ふぅ。純粋にお味の感想は、というと美味しかったです。オペラという名前がついていなければ、もっと素直に楽しめたかも…。ふりかえって自分のメモを読み返すと、「ガリガリガリッ」としか書いていないので、その時の私の思考は、そこで停止してしまったようです。これをお作りになっているのは、茗荷谷のパティスリー・マリアージュと東池袋のアトリエ・ドゥ・テテでお店とお菓子教室をされている高崎 亨シェフ。高崎シェフは、実店舗もネットお取り寄せでも時々使わせていただいている合羽橋の馬嶋屋菓子道具店と、共同で新しいお菓子の型を開発されたりもしています。 【オリジナル】トリエドール型お菓子の人気ポータルサイト「ニナのケーキワールド」によれば、2007年2月10日(土)夜11:30~0:00にTBSテレビ「チューボーですよ!」の『フォンダンショコラ』の回に“街の巨匠”として出演予定とのこと。個性的なケーキを作られる方のようですので、番組が楽しみですね。~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 個性的なオペラをもう一点。“オペラの元祖” ダロワイヨのパリ店と銀座本店の限定品の、フランボワーズを使ったオペラです。ダロワイヨの『オペラ』と『オペラ・ロック』右の『オペラ・ロック』は、なんという華やかな美しさ。甘酸っぱくて、なんとも複雑な味です。最後に口の中に残るのは、アーモンドの香り。こちらにはコーヒーは使われていないようです。左のクラシックな『オペラ』は、クレーム・オー・ブール・カフェが軽く口どけがよく、チョコレートとの組みあわせの相性のよさを感じ、最後に強く残るのはやはりアーモンドの香り。これぞ定番!という安心できるお味です。背を低く抑え、圧倒的な上質の貫録。この二つを見ると、基本のオペラがあり、そのバリエーションを楽しむというスタンスを感じます。あくまでもベースにあるのは“元祖”ダロワイヨのオペラなのだと伝わってきます。~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 幸せのケーキ共和国 平岩さん主催のオペラの会のまとめはこれで終了です☆最後まで読んで下さった皆様、ありがとうございました。この会の嬉しい点は、もう一つ。平岩さんのご好意で、バルセロナ、リヨン、パリに視察に行かれた時と、先日のパリのサロン・ド・ショコラに行かれた時のお土産にチョコレートがどっさり♪生姜のコンポートやジントニック、パッション、パイナップル、唐辛子、ベリー類などが中に入った珍しいタブレットなど@@@平岩さん、ごちそうさまで~す☆ベルナシオン、プラリュ、ジェラール・ミュロ、ラ・メゾン・デュ・ショコラ、シュクレ・カカオ他いろいろ♪「オペラ」を食べたくなりました!と思う方は↓を押してこの記事を応援して下さいね☆ いつもクリック、ありがとうございます! 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 【オペラ食べ比べ会】 目次へガレットのお菓子日記 (楽天)Homeへ《お菓子教室発~美味しいお便り ガレットのお菓子日記2》 (FC2)