お菓子ツアー・栗とカシス<シェフとお話>
大雨の中、リリエンベルグ, スリジェ, ノリエット, アテスウェイの4つの名店を一日で巡るお菓子ツアーは、異常な盛り上がりを見せました。というのは、2店目のサロン・ド・テ・スリジェで、世界一の称号を持つ和泉光一シェフが店頭にいらして、私達が次から次へとケーキの素材などを口々に尋ねるのに対し、嫌な顔一つされず、とても丁寧に優しく細かく説明して下さったからです。(きっと私達が嵐のように立ち去った後、「…何者???」と不気味に思われたのでは…)(余談ですが和泉シェフの声は、桜坂を歌う人気歌手&俳優の声によく似て、とても魅力的★) スリジェのショーケースの中和泉シェフは、今年アメリカで行われたWPTC2006チームJAPANオフィシャルサイト(日本語)に。昨年はフランスで開催されたワールドチョコレートマスター2005で日本代表として総合3位、アシェットデセール部門優勝。その他多数の受賞をされている、今、とても勢いのあるパティシエです。そこで本題ですが、前々から疑問に思っていた栗とカシスはあうのだろうか…?という疑問に対し、目の前にカシスのケーキの上に栗が絞り出してある『モンス』を発見!さっそくお聞きしてみました。「栗とカシスの組み合わせは、フランスではとてもポピュラーなもの」「『モンブラン』といえば通常栗で作るので、それにカシスを合わせることはしない」つまり、「栗とカシス」のお菓子はOKで、「モンブランとカシス」は×。日本ではあまりみかけないこの組み合わせが、フランス人に認められているもの、とわかってちょっと嬉しかったですね。シェフにお聞きできて本当によかった!それでは…私が作ったモンブラン絞り+カシス(栗とカシスのタルト)は…。あらら…。形や割合など、一つのお菓子を作り上げていくのは難しいことですね~。次にこのタルトを作る時には、モンブラン絞りにしないで、形を変えてみなくては。「栗とカシスはあうのだろうか?」については、フランスからの情報で後日談が。スリジェのお菓子は輝くばかりの美しさ。種類も豊富、形も個性的で楽しい!さんざん説明をお聞きし、いただくケーキを選びはじめた時、「ランチタイム(11:30~14:30)は1階のショップのケーキは地下のレストランで食べることができない」と聞き、大ショック!“サロン・ド・テ”・スリジェなのに、紅茶とケーキが楽しめない時間があるのは何故????結局地下でランチを頼み、その後にならOKということで、5種類のケーキをいただくことができました。その話は別の機会に…「栗とカシスの組み合わせ、食べてみたい!」と思われたら↓を押してこの記事を応援して下さいね☆ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 2006年 5月 第2回お菓子ツアー都心編(イデミスギノ, 合羽橋道具街, サダハルアオキ, ラ・メゾン・デュ・ショコラ)イギリス・フランス旅(食)日記 目次 へガレットのお菓子日記(楽天)Homeへ